2011年1月23日日曜日

Global MBA的: 日本人の英語力向上を真剣に考えているか?(学校教育もそうだが、まずは企業から・・・)

1/23/2011 (Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

2つ前の投稿で武田薬品のTOEICのニュースについて書きましたが、そもそも、日本における英語の勉強の仕方自体に問題があるのではないでしょうか?どうも、英語の全体レベル底上げは全く図られていないような気がして、、、むしろ、世界で比較するとTOEFLの点数からしても(日本の)競争力が下がってきているように見えてなりません。

と、偉そうなことをいって「日本の教育改革」だぁ!なんていって、文部科学省などに私がたてついたところで、ビクともしないと思います。それよりは、企業に向けてアピールした方がいいですよね。グローバル競争で淘汰されなくない企業はシッカリと英語上達も人材育成の中に入れているでしょうし、そうでない企業は全く考えていないですし、、、それは、その企業毎の判断でいいと思います。私は企業でも人でも同じですが、「やる気」のある方が大好きです。だから、サンダーバードへMBA留学をしたいと思っている方とも積極的に会って、私ができる(情報共有)ことはできる限りやらせて頂いています。殆どの方が野望があり、ゴール(夢)があり、積極性や行動力が伴っています。

(脱線しかけてきましたので)一歩戻って英語教育の話ですが、特にこのTOEIC。。。企業が基準点を設けるのはいいことだと思います。それに対して新卒学生の場合は、自分で頑張るしかありませんよね。それはそれとして、既に入社している若手から経験者まではどうするか?(今回はそっちに主眼を置きたいと思います)会社の中では、「英語をもっと勉強しろ」というところもあるようです。私の会社でも部署によっては、積極的にTOEICを受けるようにという指示もでます。(でも、それだけですよ。あとは、従業員に全て○投げです) それが日本企業全般におそらく共通していることだと思います。(違っていたらごめんなさい。訂正いたしますので、是非ご指摘下さい)

私が思うには、、、TOEICの点数をあげること、そして英語力をつけるには、幾つかの要素をよく理解しておく必要がありということです。まずは、「動機付け」です。どうして英語やTOEICをやらないといけないのか。それは会社のたjめであり、そして、自分のためでもある。もしかすると昇格するには英語力が必須なのかもしれませんし、次の重大プロジェクトでも英語力が必須なのかもしれません。「君には英語力が今求められているんだよ」ということを幹部社員から示す必要があると思います。日本人は欧米人と違ってあまり言葉を発しないことがありますが、やはり、「動機付け」についてはシッカリと言葉で示してあげる必要があります。次に、「自己成長を幹部社員も一緒に見守ること」。ちょっと甘やかしているように見えますが、幹部社員が「よしよし」と子供を褒めるように見守ってください、ということではありません。幹部社員は、社員が正しく(英語力強化の)道筋を進んでいるかを一緒に確認していくだけでいいのです。目標や動機付けができていれば、ある程度、社員はその方向へ進んでいきます。ただ、時折脱線したり、挫折しかかることがあるので、其のときに、ちゃんとまた正しい道へと誘導してあげてください。そうすることで、社員は、①見失いかけていた道を確認することができ、②上司に見られているという一種の緊張と、そして、(気にかけてもらえているという)安心感もあります。そして、最後は、「インセンティブ」です。英語力向上にインセンティブはやりすぎではないか、と思われるかもしれません。確かにその通りですね。ただ、グローバル化ドッグイヤー並の速さで進んでいることを考えるとインセンティブを与えてでも早急にやるしかないと思います。でも、ここで間違ってはいけないのは、すぐに「インセンティブ=金銭的報酬」と捉えてしまうことです。金銭的報酬でなくとも、精神的報酬といいますか、シッカリと労いの言葉をかけ、他の社員の前でシッカリと褒めてあげたりして、自尊心を刺激したり、学んだ英語を活かせるプロジェクトを与え、責任感や遣り甲斐を更に高めていく、ということをやることで、社員もより頑張ろうという想いになるはずです。

ただ単に世間一般でやっているようなごく普通のTOEICの勉強だけやらせたりして英語力が向上するだろうという変な古い考えはもう捨ててください。それ以前に上記3点を中心にシッカリと会社側が戦略を立て、その戦略に基づいた英語教育を早急に考える必要があるのではないでしょうか。更にいうと、ここはポイントにもなりますが、何よりも従業員本人の「意識改革」を上手く会社側が導いてあげなくては、結局本人の「真剣」な英語学習に対する貪欲さが無い限り一向に向上しないだけですからね。教育を実施しているから大丈夫だろうというのは、会社側のそして、従業員本人のある意味「自己満足」に過ぎないかもしれません。

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グローバル時代に確実に突入してきている今、グローバルビジネスに強いグローバル人材を鍛えていく必要があります。それは語学力(英語など)だけではなく、異文化対応能力やグローバル環境におけるマネジメント力などいわゆる「グローバル感覚」だと私は考えています。一朝一夕で磨ける能力ではありませんが、常にグローバルに対してアンテナを張り巡らせ、自分をグローバルの舞台に引きづり出すことからまずは始めてみましょう。是非、日本のグローバル競争力の為に、そしてあなたのグローバルキャリアをより豊かにする為に頑張りましょう!

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