2008年10月19日日曜日

直筆手紙・ハガキのパワー(その2)

10/18/08(Sat) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

<前回の続き>

少しローカルな話になりますが、私が日本で勤務していた頃に会社の仲間と良く歓送迎会で使っていたしゃぶしゃぶのお店で大和路というお店があります。このお店は最寄り駅にあったので最初は使っていましたが、数回行った後、お店から定期的に店長の直筆手紙が届くようになりました。残念ながら、直筆のコピーを送ってる点はちょっと残念ですが、ビジネス上、たくさんのお得意様に送る必要があるので、致し方ないと思いますが、それでも、直筆で店長が筆を取ってお得意様に対して書いているのです。店長の想い、お勧め品、お店について、サービスについて色々と書いてありました。なんかこんなのって心温まるものだと思いませんか?また行ってみたいなぁと思うようになりませんか?銀座にある超高級しゃぶしゃぶのお店ではありませんが、このお得意様の目線で、立場で考えてしっかりと心を掴んでいると私は思います。(私もその心を掴まれた一人です)

直筆の手紙・ハガキには相手の視線を得るためにはかなり有効的なものです。Emailが会社では当たり前の連絡手段でなってきている今日、あなたは1日に何通のEmailを受信しますか?私は、メインに使っているアカウントだけでも4つあり、時折使っているアカウントも別途4つありますが、1日に受信するメールは簡単に100通を超えてしまいます。そんな中、ある人が心を込めて私にEmailを送ってきたとします。そのメールは私の中で特別扱いされるでしょうか?きっとされないでしょうね。何が特別なのかが分かりません。件名や送信元アドレス/人、重要度くらいはちゃんと見ますが、それ以外は斜め読みの場合が多くなってきます失礼なことではありますが、そうしないとメールを全て読みこなすことができません。

一方である人は、直筆の手紙・ハガキを私に郵送したとします。届くのは1,2日後(国内であれば)とEmailと比べると断然遅いですが、普段、(個人からの)手紙・ハガキを受けることが少なくなってきているので、(DMはたくさんくるんですが・・・)ちょっと目を引きますよね?!「おっ?俺に手紙・ハガキがきているじゃん!?誰からだろう」と思って見ると思います。明らかにDMらしいモノは速攻でゴミ箱行きですが、直筆だとしっかりと読んじゃいます。あなたも同じではないでしょうか?

相手に何か伝える際の手段として、昔、Email、携帯、ポケベル(死語?)がなかった時代は、手紙・ハガキが唯一の連絡手段だったと思います。今では使われる頻度は大分減ってきているかと思いますが、それでも、相手にしっかりと想いを伝えるという特質は今でも変わっていないと思います。

皆さんに今のコミュニケーション手段を全て直筆手紙・ハガキにしろ!と言っているわけではありません。しかし、周りと差別化を図りたいのであれば、上手く使い分ける必要があると思います。通常はEmailで済ませ、必要な場合は、直筆で勝負します!とは言え、自分のメリットありきでやってはいけませんよ。手書きにすると俺が得する、、、という考えは結果的に上手くいきません。相手に想いを伝えたいということが常に前面にある必要があると私は考えています。

最後に、私が手紙・ハガキだけでなく、書くこと(このブログも含まれますが)が好きなのは、私の祖父と母に似たからだと思っていますし、感謝しています。祖父も書き物が好きでした。祖父と母の2人は自費出版をするほどでした。小さい頃から日記を書かされていた(当時は嫌々書いていたような気がしましたが…、今では良き経験です)お陰で、、、今書くことが好きになったような気がします。有難う。

直筆手紙・ハガキのパワー <終>

アメリカの大学院で留学生活を送っていると手紙・ハガキをやたらと書く習慣が増えてきました。


お勧め図書:

※ 私はこの本が一番好きです。何度も何度も読み返してしまいました。












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