2008年11月25日火曜日

視覚的に理解する簡単なリスク分析方法(Risk Analysis)

11/25/08(Tues) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

ここ最近夜型人間になりつつあります…。朝もしっかり起きるのですが、学校のレポート等の負荷が急激に高まってきています。上手く負荷分散ができずにいる自分が悔しいです。何とかしなくては…。

今とっている授業でManaging Projectというプロマネの授業がありますが、先日面白いリスク分析法を教えて頂きましたので、ご紹介します。私の教授は絵を描いたり、紙、シール、色ペンなど色々な道具を使ってわかりやすくプロマネについて教えてくれるので、私は好きなのですが、他の人からしてみると、あんなやり方は会社では絶対やらないから無駄、という人もいるようです。まぁ色々な意見があるでしょうが、私は教授は即使える内容も教えていると思いますが、それ以上に大事なコンセプトをしっかり教えようとしているのだと思います。そこさえしっかりと理解できていれば、どんなプロジェクトにもプロマネを適用していこうと思えばできるはずです。見た目の部分だけを教えるような授業だと、ちょっと形態の違うプロジェクトをやってみたら、すぐにわからなくなってしまいます。

先日の授業は、リスク分析についてでした。定量的な分析方法もありますが、ここでは、Gut Feeling Analysisという定性的なリスク分析方法についてご紹介します。決して難しくありません。(準備するものは、B4サイズ以上の紙。色別の付箋紙。赤、黄色、緑の○印をしたシール)

1.まず、リスク分析をしたい項目を挙げます。
2.次に、その項目に関して、(-)のリスクと(+)のリスク(機会)を思いつくだけ付箋紙に1枚につき1つ書きます。(ここでいうリスクとは、通常では起こらないリスクでその業務に影響を与えるリスクを指します】
3.その後、重複するものは、重ねていきます。
4.重ねた後、このリスクを2つの視点にわけます。一方は、発生する確率、頻度の視点。もう一方は、そのリスクが発生した際の影響/インパクトの視点です。
5.この時点で、(+)(-)(頻度)(インパクト)とのマトリックス表が作れるはずです。(写真)
6.最後は、プロジェクトチームの中で、重要度に沿ってシールを貼っていきます。最も赤い○シールが貼られているところがチームとして最もリスクに感じている部分です。頻度の視点に貼られている○シールと、インパクトのところに貼られているシールとでは捉え方もかわってきますので、ご注意下さい。

簡単なリスク分析方法ですが、特に難しい技術や理論も必要としない、視覚的に瞬時に理解できる分析方法です。

皆さんはどのようにリスク分析はされていますか?また、その効果はちゃんと測定されていますか?




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(嬉しい悲鳴)ガソリン価格が下がる一方($1.97/g)

11/24/08(Mon) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

嬉しい悲鳴ですが、ガソリンの価格が下がる一方です。一時$4を超えていた価格が今朝は(州によっても違うでしょうが、私が住むアリゾナでは)$1,97でした。安いところでは、$1.80台もあったくらいです。ガソリン価格が安くなることで、少しでも景気回復につながるといいのですが…。車社会のアメリカでも、一時はガソリンが高すぎて、あまり車を利用しない人やバスを利用する人などがでて、少なからず買物など「消費」に打撃があったと思います。ここまで下がるとちょっと怖いですが、、、あと1ヶ月後のクリスマスを前に少しでも消費があがって景気回復につながることを期待しています。個人的には、環境破壊につながるガソリンを安くするより環境にも優しく、景気回復につなげられるものを安くすることができれば良いと思うのですが、そう上手くはいかないですよね…。

ちなみに、ガソリンの価格を6ヶ月単位で見てみると、「おぉ~下がった!!!」と思うかもしれません(写真)が、6年単位で見てみると、よくこれまでここまで上がったなぁと感じることでしょう。データは見方によって全く違った印象を与えます。

<Phoenixの過去6ヶ月のガソリン価格推移>
図:http://www.phoenixgasprices.com/より










<Phoenixの過去6年のガソリン価格推移>

図:http://www.phoenixgasprices.com/より










学校のグループプロジェクト/レポートの最中の気分転換に1つ書いてみました。
では、またレポート作業に戻ります。


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