2008年12月15日月曜日

2008年賄賂指数(BPI)(賄賂=腐敗を撲滅せよ!)

12/14/08(Sun) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

これまでも色々な「指数」をご紹介してきましたが、今回のはまた強烈な「指数」です。其の名も、「わいろ(賄賂)指数」です。英語では、賄賂のことをbriberyといいますが、別の言い方では、corruption(腐敗)という言い方もします。この「賄賂指数」はBPIと言って、Bribe Payers Indexの略のようなのですが、ドイツの民間活動団体(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル」(本部・ベルリン)が各国の汚職体質を示す「贈賄指数」調査で使っている指数です。調査の結果、(ある程度予測はついていましたが)、中国、インド、ロシアのような新興経済諸国に本社を置く企業は海外でビジネスを展開する際に日常的に賄賂を使っていることがわかったそうです。日本はドイツと並び5位となっています。(左上ランキング表は、トランスペアレンシー・インターナショナルサイトの和訳版PDFより抜粋したものです

英文記事:
http://www.transparency.org/news_room/in_focus/2008/bpi_2008
和訳記事:
http://www.ti-j.org/TI/BPI/BPI2008pressreleasefinal.pdf
和訳概略:
http://www.ti-j.org/TI/BPI/2008BPIsummary.pdf

MBA/ビジネススクールであればおそらくどこでもEthics(倫理)についても勉強すると思いますが、Thunderbird MBAでは、以下のようなOath of Honorがあり、Thunderbirdの学生(卒業生も含む)である以上、これらは常に守っていく誓いをします。ビジネスを率先していく立場にあるMBAホルダーが、腐敗(賄賂)をしていては話になりませんよね?!我々が逆に腐敗(賄賂)を撲滅していかなくてはなりません。健全なビジネス社会を築いていくことが私たちの使命でもあると思っています。会社員(ビジネスマン)である前に私たちは、人間(社会人)であり、倫理的に人間としてやっていいことといけないことの判別はしっかりとできるはずです。

Thunderbird Professional Oath of Honor

As a Thunderbird and a global citizen, I promise:
I will strive to act with honesty and integrity,
I will respect the rights and dignity of all people,
I will strive to create sustainable prosperity worldwide,
I will oppose all forms of corruption and exploitation, and
I will take responsibility for my actions.
As I hold true to these principles, it is my hope that I may enjoy an honorable reputation and peace of conscience.
This pledge I make freely and upon my honor.

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2008・2009年度経済見通し(2008年12月改訂)【富士通総研】

12/14/08(Sun) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

2008・2009年度経済見通し(2008年12月改訂)
http://jp.fujitsu.com/group/fri/topics/2008/081209info.html

富士通総研は、7~9月期のGDP統計(2次速報)の発表を受け、経済の見通しの改訂したそうですが、「日本経済は減産が本格化する一方、企業、消費者ともマインドが大幅に悪化し、輸出もさらに減速と、牽引役を失った状態にあり、08、09年度とも弱い動き が続いていくと見込まれるとの、前回予測の基本シナリオには変更はありません。世界同時不況の深まりに伴い、実質GDPの年度予測値は下方修正しました。(引用)」とのこと。予測値等の表もこのホームページに載っていますが、当面の日本経済にはあまり期待できない、という予測になっています。

かといって、この予測通りに必ずしも進むわけではありません。私たちはこの予測の事実を知った上で、どう改善していくかを考えなくてはなりません。政府の政策だけを批判せず、企業も継続的努力は必要です。特に不況が続くと、社員のモチベーションがイッキに下がってしまいます。このモチベーションは形に見えない分、掴みどころのない難しいモノですが、できる限りのことをしてモチベーションは維持するようにしなくてはなりません。勿論、数字達成やコスト削減は重要ですが、それを実現するのは社員です。その社員の動機付けがシッカリとできない限り、100%のやる気を引き出すことができないため、期待する結果はでてきません。こんなときこそ、従業員満足(ES)を満たすことを意識しませんか?多少経費がかかってでも、従業員満足(ES)を満たすことが、成功につながるかもしれません。

では、どうすれば、従業員満足(ES)を満たすことができるのでしょうか?よく「コミュニケーション」を活発にする、というのが挙げられます。これはとても重要ですよ!でも、一方的なコミュニケーションではなく、双方向的なコミュニケーションをとることがポイントです。一方的に仕事を依頼、指示、命令されると仕事はこなしますが、それはあくまでも受身の姿勢ですよね。社員を能動的に、積極的に色々な場面で参画してもらうことがモチベーション維持には重要です。社員も参画して、意見が少しでも反映されている場面が多くなればなるほど、社員の「やる気」はあがってきます。最終的にはトップが決めるのは通常通りで良いのですが、その過程で如何に社員が加わっているか、参画しているかがキーポイントとなります。

他にもコーチングや褒めること、よく話を聞いてあげることなど色々とモチベーションを挙げる方法はありますが、今日は「双方向コミュニケーション」「社員参画型」「従業員満足度を満たす」点について書いてみました。

独り言:
数字、ノルマ、売上、年末の追い込みで、従業員にお尻を叩いても効果がないと感じる方は、是非、180度戦術を変えて、「双方向コミュニケーション」「社員参画型」「従業員満足度を満たす」を意識してみませんか?

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