2010年5月30日日曜日

Global MBA的: コミュニケーション力こそがMBAで磨かれるもの

5/30/2010 (Sun) Global MBA@Thunderbird MBAを活かせ

日本電産の社長の息子さんである永守知博さんの体験記が以下URLに書いてあります。2ページ目以降は、会員でないと見れませんが、是非ご覧になってみてください。いい記事なのでこれから海外MBA留学に行かれる方たちにとってはきっと参考になると思います。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100514/214401/

永守さんが記事中でおっしゃっている「MBAで磨かれたのはコミュニケーション力だった」というのはあながち間違っていないと私も思います。勿論、授業では、ファイナンス、マーケティング、戦略、組織、会計、など様々な経営分野について叩き込まれますが、それらを卒業後の専門職として利用しない限り、知識というものは次第に薄れていってしまいます。そこで重要なのは、それらを忘れたとしても、必要に応じて、脳みその中のどこの引き出しにしまっているかが思い出せて必要に応じて調べればすぐに思い出すことはできるということです。

一方コミュニケーション力についてですが、まず私達の母国語ではない英語を中心に授業は進められるので、ヒアリング力と理解力は相当学生期間中は磨かれるはずです。そして、授業の中、またはグループワークでは、色々なディスカッションがあります。このディスカッションでは、自分の経験や主張を述べなくてはなりません。だまっていたら、置いていかれます。相手にされなくなってしまいます。だから、皆必死で自分の考えなどを述べていきます。勿論、私達は学生の身なので「リスク」はありませんが、本当のビジネス環境であれば、ディスカッションに入っていけないようであれば完全に置いていかれるし、(外資系企業であれば)下手したら、「クビ」にだってなりかねません。(私は日本の企業でも同じ位シビアにしてほしいところですが・・・。どれだけ、日本企業のビジネス環境が甘ったるいものか、知らしめてほしいくらいです)

話を元に戻しますが、MBA留学では、上記理由などにより、「コミュニケーション力」は相当つくと思います。まぁ但し、自分の働く環境にも左右されるかもしれません。自分の納得のいく仕事ができているか、自分のキャリアプランに沿った仕事ができているか、自分の上司や同僚とは上手くいっているか、、、ということにも影響されることはあると思います。コミュニケーション力を使ってそれらを解決していく、という手もありますが、全てがそのように解決されるわけでもないと思います。それらは、自分のキャリアの立て方であったり、ネゴシエーション力であったり、また違った部分を活かす必要があります。最後にちょっと消極的な表現をしましたが、「コミュニケーション力」は何でも治す魔法薬ではないということをお伝えしたかっただけです。

そうはいっても、この「コミュニケーション力」には私も大分助けられています!!

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