2008年10月31日金曜日

Thunderbird Global MBA - 2年目秋学期後期の授業(紹介)

10/30/08(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

先週から秋学期の後期が開始しました。通期の授業は、Global Enterprise(アントレの授業)とGlobal Business Plan(事業計画書やビジネスプランを書いて提案する授業)が前期から続いていますが、後期から新たに開始した3つの授業を今日はご紹介します。どれも私の興味のあるモノばかりです。多くの日本人同級生はファイナンス系の仲間が多く、どちらかというとこういった授業はあまり好きではないようですが、私はこういった分野にひかれてしまいます!

・Global Leadership
・Global Negotiation
・Managing Projects


(以下、シラバスよりコースの目的等を参考までに抜粋したものをコピペします)

Global Leadership

Course Overview:

In our exceedingly complex world, there is an increased interest in leadership; especially at the global level. The objectives of the course are to gain insights about the nature of outstanding, as well as ordinarily effective and ineffective leadership. The overall objective of this course is to heighten your intellectual understanding in ways useful in your upcoming careers. Through the knowledge shared by our class speakers, the students will learn firsthand of the leaders’ experience across the organization.

Class Learning Objectives:

1. Critically examine the notions of organizational leadership and management, understanding their similarities and differences.
2. Identify and discuss the interrelationships among the concepts, principles, and theories taught in this leadership course.
3. Compare and contrast behavior of leaders from a variety of cultures; examine how leadership behavior consistent with cultural norms is more accepted than behavior inconsistent with cultural norms.
4. Analyze various leadership styles, discerning their strengths and limitations, and their particular application in the daily operation of a company or agency.
5. Examine how leaders discern the accuracy of their vision, utilize power, embrace risk and develop strategic action plans.
6. Articulate the core characteristics and skills associated with visionary, dynamic, innovative leaders, and develop their own perspective on the traits of an effective leader.
7. Develop the ability to assess what types of leadership approaches are effective in particular workplace situations, and explain why.
8. Discuss the relevance and application of the concepts and principles examined in this leadership course to contemporary events
9. Explore your personal growth in regards to the competencies, goals, or skills you identified during the semester
10. Generate reasonable methods for implementing leadership activities needed to solve organizational problems.
11. Evaluate the quality of their proposed leadership activities against appropriate criteria used in leadership studies, including organizational constraints.

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Global Negotiation

Course Objectives:

The course will provide students with knowledge, skills, insights, and experience necessary to be a communicatively competent international manager and negotiator. Upon completion of this course, students should be able to:

* Understand theories of cross-cultural negotiation and how these impact business interactions

* Gain insight into personal and cultural "baggage" that influences your cognitive, affective, and negotiation behavioral processes

* Expand skills in achieving communication and negotiating competence through the understanding and practice of increased appropriateness, flexibility, and adaptability

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Managing Projects

Course Objectives:

At the end of this course, you should be able to:
- Recognize universal project success factors and appreciate the adaptations appropriate to various business sectors, geopolitical environments, and cultural contexts.
- Understand the roles a project manager must balance in order to effectively deliver project results, offer vision and direction to a team, manage the expectations of multiple stakeholders, motivate participants, and lead without formal authority.
- Create a business case for a project, including a clear project purpose, underlying problem or opportunity statements, goals, strategic options, and financial analysis.
- Develop a project plan, including elements such as the charter, WBS, stakeholder analysis, time estimates, budgeting, uncertainty assessment, schedule, and control systems.
- Understand the role of resource constraints within and among projects, and adjust schedules to accommodate resource conflicts.
- Evaluate project performance based on a balanced set of key performance indicators.
- Apply critical thinking to assess project situations and devise an appropriate tactical and strategic responses.
- Reinforce the project management knowledge and vocabulary you have gained from your own experience and previous training.
- Present yourself to a potential employer as someone who understands project management concepts and has a mastery of universally-recognized project management tools and terms.

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2008年10月30日木曜日

ボストンキャリアフォーラム[Boston Career Forum] (日本人留学生向け最大の就職活動フォーラム)

10/30/08(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

明日(10/31)からBoston Career Forumがあります。「世界最大の日英バイリンガルジョブフェアがまた10月にやってきます。約170社のグローバル企業に約1200のポジション。」(Boston Career Forumのウェブサイトから抜粋)このイベントには約1万人の留学生(日本語を話す日本人並びに外国人が主な対象)が集まって就職活動をします。

Thunderbird Global MBAからも同級生がこのイベントに参加するそうで、その準備を昨日は一緒に手伝っていました。私は(幸いにも)社費留学生のため、就職活動をすることはありませんが、昨晩は同級生と一緒に面接対策をやることに。現在企業より声がかかっている職種がどのような職種でどういった人材を求めているかを把握した上で、どのような対応を面接でしたら良いのか、どのような質問が想定されるのか、どのように答えるのが良いのかを一緒に考えてあげます。私が答えてしまったら、Unethicalですし、同級生のためにもならないので、私はあくまでも同級生の練習相手をしながら、フィードバックを返すことを中心にします。

業種・職種こそ違いますが、私も以前に新卒採用の一時面接の対応をしたことはあるので、何がポイントかということはわかっているつもりです。表面的に話していて、会社について理解していない人、自分が何をやりたいかがまとまっていない人、モロ緊張はしているけれど頭の中にやりたいことがしっかりと描けている人、顔の表情から嘘をついていそうな人の見分けはある程度はできると思います。少しでも同級生のためになればいいのですが…。

サブプライムローン問題、リーマン・ブラザーズ経営破たんの影響は、金融関連の就職だけでなく、就職市場全体に大きな悪影響をもたらしているようです。再び就職難がやってきたわけですが、そんな中でも頑張ればきっと思いは通じるはずです。私の教授曰く、この今の状況は見方次第で危機にも捉えることができるし、チャンスとして捉えることもできるそうで、就職活動をしている人たちも、出来る限りチャンスとして捉えるようにしてもらいたいといつも言っています。

独り言:
Positive Thinking!!(できる、私はできると自己暗示をかけていくといいと思いますよ!私はセルフイメージや自己暗示術に結構凝っています)人間の心は不思議なものですよね。普通に思っていても、どうってことないのですが、常に自己暗示を続けていると、いつしか、その思っていることが実現したり、実現する方向、流れに上手く乗ることができてきます。

頑張ってくださいネ!

頑張れニッポン!!

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休暇を利用して今年最後の国立公園巡り(5日目)Bryce Canyon NPとラスベガス

10/23/08(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)
(遡って投稿しています)

5日目:Bryce Canyon National Parkとラスベガス(5度目)

大学のキャリアウィークを利用して1週間弱の旅に出てましたが、いよいよ、本日で今年の国立公園巡りも終わりになります。日の出を見ることも考えていましたが、部屋についているバルコニーから見えるかもしれないと思って、この日は特に急いで支度をすることもせず、朝もゆっくりでした。あいにく、日の出はバルコニーから見ることはできなかったのですが、日の出の陽が岩山に当たっているのはとても綺麗でした。

疲れからか分かりませんが、朝間違えて国立公園の方角に戻ってしまい(Bryce Canyon NPに行く道がそっちにあると思い込んでいて…)、慌てて引き返すことに。途中の駐車場でUターンしようと入ったら、ここにも1つ写真ポイント(写真左)がありました。名前の由来はちょっと分かりませんが、刺々しい岩ですよね…。Capitol Reef NPを過ぎるとこのような刺々しい山は少しずつなくなり、Dixie National Forestの山々を越えて行く頃には丸まった山にかわっていました。ブライスキャニオン国立公園までは1,2軒の町しかなく、黄色く染まった紅葉が綺麗な道(写真右上)のドライブがずっと続きました。永遠と同じ景色の道を運転するのがどれだけ退屈かはドライバーの皆さんもご存知かと思います。ブライスキャニオンに到着する30分程前頃にドライバーを妻に交代しました。(寝ることは到底できませんが、ちょっとでも疲れを和らげることはできると思います)慣れない州道(山道)で60mのスピードを出しての運転は少しキツかったのかもしれません。助手席から妻の運転姿を見ていると、「ガチガチ」でした(笑)。

ブライスキャニオンは2ヶ月程前にサンフランシスコでのインターンシップから戻ってきた後、大学の友人らと訪れたので記憶には新しい場所でした。ラスベガスに行く際の通過点でもあったので立ち寄ることを考えていたのですが、もう1つの理由は、例の「記念スプーン」を以前買い忘れたから今度はしっかりと買って帰るのも訪れた理由の1つでした(これが実は本当の理由かもしれませんね)。しかし、ショッキングなことに、Visitor Centerでは、「We don't have it here... Try to Bryce Canyon Lodge」と言われ、Arches NP/Canyon Lands NPと同じでなかったらどうしようと、、、少し焦り気味に。すぐにロッジに向かったのですが、売店のおばちゃんは、「I'm sorry, we are out right now!」と。折角ここまできたのに売り切れるなよ~!!って感じです。もう1軒Ruby's Innという所にあるかもしれないと教えてもらいましたが、朝食もお昼も食べていなかったので(時刻は13時頃)、ここで昼食を食べることに。やっと当たりの味にめぐり合うことができました。今回の国立公園の旅の中で最も美味しかった料理に出会うことができました。凝った料理ではありませんでしたが、本当に美味しかったと思います。私はTacos Bar(メキシカンのタコスの食べ放題)を注文し、妻は、Navajo ○○○(←名前を忘れてしまいました)を注文しました。パニーニのような感じでしょうか。中にお肉が入っていて美味い美味いと2人して食べていました。タコスを3,4回お替りしたのを店員は目を丸くしてみていました。(終いにはもう気持ちが悪くて食べることができないレベルまでになり…、ご馳走様でした)
美味しいお昼ご飯を戴いた後、2ヶ月前にも見ましたが、折角来たので、サンセットポイントからの景色を見に行くことに。もうそろそろオフシーズンになるというのに、やはりブライスキャニオンは人気があるのか、大勢の人で駐車場も展望台も混みあっていました。

さて、展望台の次はスプーンです。Bryce Canyon国立公園を出たすぐの所にある大きな宿、レストラン、売店を営むRuby's Innへ立ち寄ります。売店の規模は、Bryce Canyon NP付近では最大です。(Visitor Centerより大きいですし、色々と揃っています)そして、スプーンは、、、ようやくここでゲットすることができました。今回の旅行で2本目です…。スプーンをゲットできたことも嬉しかったのですが、トイレの近くにあったあるモノに私は魅了されて、、、妻がトイレに行っている間ずっと見ていました。それは、木の幹の結晶です(これが正しい言い方かは分かりませんが)。どうやって出来たかは、「化石の森国立公園」などに行って勉強してこないと今ここでは説明できませんが、20万円位のモノを始め、中には博物館で展示できるレベルの最高級品が2点(各1,000万円)置いてありました。ホント素晴らしいですよ。私が億万長者だったら必ず日本に買って帰りたい宝物の1つです。この木の幹の結晶を使って、テーブルでも作りたいなぁと思っています。(←夢です。あくまでも夢…)

ブライスキャニオン国立公園からは車で4,5時間位でしょうか…。
ようやく都会に戻ってきました。(まぁラスベガスは砂漠の中に作られた都会ですが)
今回で5回目のラスベガスです!いい加減飽きてくるんじゃ?と思うでしょうが、あのネオンと賑やかな町はギャンブルをしなくても行くだけでワクワクしてきます。(勿論、ギャンブルもしますが)他にもショーもあるし、ホテルのプールもあるし、テニスもできるし、ゴルフもできるし、大きなショッピングセンターもアウトレットもあります。

今回MGM Grandホテルに泊まりましたが、メール会員になっていると、様々な特典や割引があるのでそれを是非使うことを皆さんにもお勧めします。旅の最終日ということもあり、予約するときからジャグジー付きの大きめの部屋で旅の疲れをとる、という理由でここの部屋を抑えました。一見、MGMは高いというイメージがありますが、こんな部屋でもかなり安く泊まれちゃいます。(スイートではないですが、隣にスイートの部屋はありました…笑)普段、普通に予約していたのが馬鹿馬鹿しくなってきます。チェックイン後、ジャグジーにつかり、夜9時頃から行動開始です。遅い夕食を済ませ、カジノへと・・・・・。結果は、0勝5敗。惨敗です。

カジノでの勝負は負けてしまいましたが、それ以上に国立公園で得たモノ、感じたモノの方が大きいので今回の5泊6日の旅を総合的に見ると十分に良い旅だったと心から思います。これでアリゾナ内にある2,3の国立公園を除いたグランドサークル内にある国立公園は制覇できたのではないでしょうか。これで当分旅行はお預けで、学校の授業に専念したいと思います。

休暇を利用した今年最後の国立公園巡り(終わり)

明日からThunderbird Global MBA留学の内容に戻ります。

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2008年10月29日水曜日

休暇を利用して今年最後の国立公園巡り(4日目)Canyon Lands NPとCapitol Reef NP

10/22/08(Wed) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)
(遡って投稿しています)

4日目:Canyon Lands National ParkCapitol Reef National Park
先週のキャリアウィーク中の休みを使ってアメリカの大自然を楽しむ今年最後の国立公園の旅に出かけた4日目についてです。


4日目は頑張って早起きです。と、いうのもArches NPは夕陽が岩肌に当たるのが綺麗なんですが、Canyon Lands NPは日の出の素晴らしいポイントがあると聞いています。(勿論、夕陽が素晴らしいポイントもありますけれどね)

昨晩はArches NPの登山で足腰の疲れと筋肉痛のため、モーテルの部屋に戻った後は、バタンキュウで寝入ってしまいました。そのため、この日は朝6時前に目が覚めてからイッキにチェックアウトの準備です。散乱していた荷物を纏め、6時半には1Fに降りて6時半から開始の朝食に合わせてチェックアウトです。と、いうのも7時半頃が日の出の時刻で、Moab市からキャニオンランズ国立公園までは45分位かかるので、朝一番に食事しないと当分朝食は食べられそうにありません。朝の苦手な妻は(やはり)余り食べていませんでしたが、朝型の私は寝起きでも平気で沢山食べます!朝からしっかり食べないと身体が温まらないし、活動しないですしね~。

La Quinta Innをチェックアウトし、まだ暗い中、北に向かって車を走らせていると、Moab市のちょうど最北端の左側に火事が…。デニーズやモーテルがある裏の山のふもと辺りで火事があり、消防自動車が何台も集まっていました。(だから、昨日の夜サイレンがずっと鳴っていてうるさいなぁ~と思っていたことにその時気付きました)後で、キャニオンランズ国立公園のVisitor Centerで他の観光客の話し声が聞こえたのですが、その山火事の近くのモーテルにいた客は全員避難させられたとか。「We were kicked out yesterday because of the Fire!」と興奮気味にレンジャーと話していました。

さて、キャニオンランズ国立公園について簡単に説明しますと、コロラド川の水が大地/岩を削って深~い谷ができたそうですが、主に3つのエリア(それぞれVisitor Centerがあります)に分けることができます。北のIsland in the Sky(アイランド・イン・ザ・スカイ)、南東のNeedles(ニードルズ)、そして南西のMaze(メイズ)です。初めて訪れる人たちはIsland In the Skyにきっと行くのが一番良いと思います。Mazeは未舗装路を走らなくてはならないのでオフロード対応車(4WD)があることが望ましいです。Mesa Verde NPから来る場合、Needlesの入り口がUS-191にあるのですが、あいにく天候が悪かったのと時間がなかったので私たちは通過することに。キャニオンランズは(おそらく)妻が今回最も行きたかった国立公園だと思います。と、いうのもIsland in the Skyのエリアは、「天空の島」という「天空の城 ラピュタ」を思わせるような別の名前を持っている所です。ラピュタやマチュピチュも「天空の城」といわれていますが、それに近いものがキャニオンランズにはあると考えていたようです。宮崎駿の映画(特にラピュタ)が大好きな妻は、ここに来ることを以前から楽しみにしていたようです。

訂正:妻からの指摘で、「天空の城ラピュタ」ではなく、「風の谷のナウシカ」のことを指していた・意識していたようです。まぁあの映画は2つとも最高に良かったので、私からしてみるとどっちでもいいんですけどね。(一応指摘があったので、コメントまで)


ところが、、、妻にはちょっと申し訳ないことをしちゃったなぁと後で思いました。(ゴメン)
と、いうのも、朝御飯をお互いゆっくり食べていたことが原因で、日の出が綺麗と言われている>Dead Horse Point State Park(Island in the Skyに行く途中、左折した先にある州立公園)もMesa Arch(日の出が綺麗と言われているポイント)にも間に合うことができず、日の出は、入園ゲートの前(一直線の道)で拝むことに…。(写真左)これ自体は綺麗だったので良かったのですが、メインのGrand View Pointは展望台が東側を向いていて、日の出の後は、お昼までずっと逆光なので、写真が上手く撮れません。岩肌にも日光が上手く当たらず、、、岩肌の写真を撮るのであれば、午後の方が良いことをあらためて知りました。(写真右:逆光で良く撮れていません。左下の妻の飛んでいる?写真はVisitior Centerから戻ってきた後で、太陽がちょっと昇った後の写真なので空が綺麗に撮れています)それに加えて、標高が高かったこともあり、極寒の中、展望台に向かったので、、、最初の内はずっと身体を震わしていました。(気温は、1,2℃です)日の出直後のGrand View Pointにも訪れましたが、結局写真が上手く撮れないこともあって、一度、9時からオープンするVisitor Centerに戻ることに。ここで買物をし(例のスプーンは無い!!![泣])、いつものスタンプを押して、途中の展望ポイントでも止まり、再びGrand View Pointに戻ってきました。今度は大分太陽も上がっていて、風もやんでいたので、写真が最初に訪れた時よりは大分良く撮れるようになりました。「空を飛んでいるように写真を撮ってもらいたい」という無茶難題に付き合って、何十枚写真を撮ったことでしょうか…。結局、完全にOkが出た写真は1枚あったか無いかで、、、写真にうるさい妻の希望に応えるいい写真を撮ることはできなかったようです。(残念)(でも、高所恐怖症の妻がよくこんな目の前は崖なのにこんな写真に挑むことができたなぁと不思議に思います。写真左。恐るべし、天空の城ラピュタの力!!)

太陽が昇ってきたといってもまだ気温は5度前後でした。寒い中ずっと外にいるのも過酷なので、妻も諦めたのか、キャニオンランズ国立公園は意外と早く済みました。でも、ここが相当気に入ったようで、また来たいとしきりに言っていたので、日本に帰国する前に、予定を調整して、後1回訪れてみようかと考えています。(その時間があるかどうかですが…)次回来る時は、午後から来て、夕陽を見て、翌朝日の出を見て帰るコースにしたいと考えています。

キャニオンランズ国立公園から、3~4時間くらいのところに位置する国立公園ですが、公共の交通機関などは一切ないちょっと辺ぴな所にあって、Canyonlands/Arches NPとBryce NPの途中に立ち寄るのにちょうど良い国立公園といった感じでしょうか。ついでに立ち寄るというイメージがありますが、私たちは意外と好きでしたね。今まで行った国立公園とはまた違った岩肌で、今から6500万年前の地殻変動によって誕生したそうで、長さ160kmにも渡るとか。4WD車がないと見れる場所はかなり限られてしまいますが、その限られた中だけでも意外と楽しむことができました。キャピタルリーフ国立公園に到着する1時間半前頃だったでしょうか。確かHanksvilleの町で給油した際、ガソリンスタンドのお店が大きな岩の中に作られているのを見てびっくり!巨大岩山の中にお店を作っちゃってるんです(写真を撮っておけば良かったぁ~)それから30分程進んだ、小さな町では、目の前を犬?キツネ?が横切っていきました。寝ていた妻を起こし、「あれはキツネじゃないか?」と言いながら堂々と私の車の前を横切って行く動物をずっと眺めていました。(夜泊まったモーテルでお土産屋で買ったグランドサークルの2009年版カレンダーを見ていると、先ほどの犬なのか、キツネなのか分からなかった動物と同じ形をした動物がカレンダーの写真に…。よく読んでみると、「Coyote(コヨーテ)」と書いてあります。「えっ?あれがコヨーテだったの?」とお互いびっくり!まさかコヨーテを目にするとは思いもしませんでした。(写真を撮っておけば良かったぁ~。かなり後悔です)それからまた暫くすると、再び動物が…。東側から入るキャピタルリーフ国立公園のちょっと手前にいたのは、牛の群れでした。道路の両脇にいたり、中には道路に出てきたりする牛さんもいました。牛自体はこれまでも牧場で沢山見てきましたが、今回のはちょっと違いました。2匹の犬がしっかりと大きな牛の群れを誘導していて、なんと、カウボーイとカウガールがいるじゃありませんか?!自分の目を最初疑ってしまいました。カウボーイは映画やツーソン、ウェスタン村(日本[笑])などでしか見ることができないし、本物はもう存在しないと思っていたのですが、格好も全てホンモノのカウボーイ/ガールがまだいるんだ~と、ちょっと感動しながら見ていました。

さて、長くなりましたが、ここからが実際にキャピタルリーフ国立公園に入ってからになります。いつものように、入り口ゲートで記念写真を撮り(今回はここだけで6回も写真を…)、中に入っていきます。場所によって入園料を入るゲートがちゃんと設けられている所と、Visitor Centerで自主的に支払う所にわかれています。着いた時刻は3時頃だったでしょうか。それほど多く見る場所はないことは予めガイドブックを見てわかっていましたが、先を急ぎました。Visitor Centerに着く迄に幾つかポイントはありましたが、まずはVisitor Centerで地図や国立公園の資料を貰いたくて最初に立ち寄ることに…。パスポートにスタンプを押してレジで買物を済ませようとすると、横に美味しそうなアップルパイのサンプルが置いてありました。ここで食べられるのかと聞いたところ、2,3分行った所の民家を売店にした所で売っていることを聞き、昼食も食べていなかったので次は早速パイを目指しました。売店の中は、当時の住まいの生活観/面影がよくわかるように売店兼ミュージアムになっていました。売店では、自家製パイを始め自家製パン、自家製アイスクリームを始め美味しそうなものばかり…。私たちは自家製アップルパイと自家製バニラアイスクリームを戴くことに。牧場の中に位置するこの一帯は日本ののどかな田舎にある農村を思わせるような雰囲気でした。(1つここでハプニングが…。「気をつけてね、、、」と何度も言っていたのですが、聞こえていたはずなのに、まるで踏みに行ったかのように動物の糞を妻は踏んでしまいました。超間抜け…。有り得ない。注意したばかりだったのに…。車汚すなよ~[泣]

アップルパイを買ってVisitor Centerの駐車場で食べた後、Visitor Center裏で絵葉書にもある大きな山の写真(写真左上)を撮りました。名前はよく分からないけど何かいいなぁ~というポイントが幾つもありました。Capitol Reef国立公園は、とげとげしい形をした岩が連なっていて、アーチーズのような柔らかくて丸まった感じの岩はあまり見当たりません。ゴツゴツして、男らしい岩山ばかりです。そんな中、1つだけ丸みを帯びた面白い形をした岩山がありました。まるでキスチョコを想像させるような形の岩山(写真右上)です。真っ白の岩山にも関わらず、その周りには真っ黒の岩がゴロゴロと落ちています。昔火山でもあったのかなぁと話しながらトレイルも歩きました。ここで1つ訂正を。アーチーズのような、、、と上述しましたが、アーチーズのようなアーチは1つありました。(失礼)トレイルで立派なアーチを1つ見に行きました。(写真左)トレイルはVisitor Centerに行くとトレイルマップとその難易度と距離が書いてある紙を貰うことができます。私達が行ったのは中級レベルで往復で1時間半位だったでしょうか。アーチーズと比べると危険な岩山がなかったのは良かったです。他、興味深かったのは、先住民の岩絵があり、当時いた動物や生活などが絵を通じて伝わってきました。あまり歴史って好きではなかったのですが、こういう内容を見ていると歴史が楽しくもなりますよね。先住民の岩絵ポイントは駐車場の中央(行けば分かります)に1つポイントがあり、もう1つは、木でできた歩道をずっと歩いていく(写真右は歩道の一番先から振り返って撮っています)と歩道の一番最後より少し手前(10m位でしょうか)の左側(岩山)にあります。多くの人たちは奥まで行ってすぐに引き返していたのでおかしぃなぁと思って私も行ってみたら一番奥からは岩絵は見ることができず、其の少し手前の岩山には岩絵がありました。注意深く見てみてくださいネ。この時期、紅葉(黄色ですが)が素晴らしいくらい綺麗でした。アリゾナには紅葉らしきものがないので、久しぶりに見た紅葉に感激です!

夕方、夕陽の時刻に合わせてサンセットポイントがある駐車場へ。もう疲れていたのでポイントまで歩きはしませんでしたが、駐車場から岩肌の写真を(写真左)。ホテルに向かう手前にあったチムニー(煙突)岩(写真右:セドナみたい?)も赤く染まり始めていました。見所はそれほど多くはありませんが、十分に楽しめたと私は思います。


宿泊場所はそれほど多くありませんし、食べる所も少ないです。Torreyという町がキャピタルリーフ国立公園のすぐ西にあって、一番最初にあるBest Westernで私たちは泊まりました。感想は、まぁ普通レベルでしょうかね。料金はAAA価格だったので、安く泊まることができたのは良かったかなぁと思います。食事は…、、、、「ん~」という所です(^-^;)まぁあまり期待はしない方がいいと思います。食欲の秋ではありますが、無難なモノを注文するのがベストです。

ようやく4日目が終了しました。

いよいよ、旅も明日で終了です。
5日目は午前中にBryce Canyonに立ち寄り、夕方には5度目のラスベガスへ…。(今度こそ勝たなくては…)

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2008年10月27日月曜日

休暇を利用して今年最後の国立公園巡り(3日目)Arches NP

10/21/08(Tues) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)
(遡って投稿しています)

3日目:Arches National Park
この国立公園は世界の中でも最も多くのアーチ(穴あき岩)が集まる土地で、約1500のアーチ型をした岩が東京23区の半分にあたる狭い地域に点在していることが確認されています。

3日目は天気もあまり良くなかったので、少しだけゆっくりめ(午前8時)に起きました。朝一番に車に用事があったので行って気温見てみると、、、5℃という表示が…。超寒い!!にも関わらず、本日は登山の格好なので、お互い短パンという薄着だったので、、、いつも以上に寒く感じましたね。よく泊まるモーテルにはコンチネンタル・ブレックファースト(軽朝食)がついていますが、ここのLa Quinta Innはいつもの内容+自分で作れるワッフルがあり、私は朝から食べまくり!

満腹になってから、いざ出発です。モーテルから車で10分位北に行った右側にArches国立公園へ入る道があります。いつものように、国立公園のゲートの所で記念撮影をし(写真)、曇っていたので、まず先にVisitor Centerに立ち寄り、お土産屋で買物を済ませました。(こことキャニオンランズには私達が集めているスプーンが置いていないのがショックでした)妻はおなじみのパスポートにArches国立公園のスタンプを満足げに押していました。買物も終わり、いよいよ公園の中に入っていくわけですが、天気がいまいちすぐれません。曇っていて、写真栄えしない天気でした。それゆえ、当初考えていた予定(まわり順番)を変更して、最初からハードな登山から開始です。以前、アーチーズ国立公園に来た大学の友人夫婦が教えてくれたポイント(実際に彼らが行ったポイント)は、夕方に「デリケートアーチ」に行き、それまでに
・(公園入ってすぐの)Park Avenue
・Balanced Rock
・Window Selection/Double Arch
・Devils Garden
に行くことでしたが、時間的制約もあり、我々はPark Avenueは車の中から眺め、途中のLa Sal Mtns ViewPointやPetrified Dunes Viewpointでも停車しましたが、曇っていていい写真が撮れなかったので、すぐに出発し、Balanced RockとWindow Selection/Double Arch(インディー・ジョーンズでも登場する場所)は後で晴れることを期待して、最初は通過して、イッキに一番奥のDevils Gardenまで向かいました。

妻は朝が早かったこともあり、車中ではスイスイ寝ていましたが、到着次第叩き起こし、登山準備です。特に険しい所に行くとは想定していませんでしたが、実際のところは…。登山前、入り口付近でアメリカ人の老夫婦の集団が話している声が聞こえて、「昨日寝ているときに外で銃声が4,5発聞こえたよなぁ~!!?」とかなんとか。怖ぇ~、何があったんだ??!。平和そうな町に見えていたのですが、やはり銃社会のアメリカにいることをあらためて感じましたね。さて、気を取り直して出発です。水と軽食を抱えていざ出発!と、進もうとしたら、車の目の前に可愛いウサギちゃんが現れ、私達に「頑張ってぇ~」と言っているようでした。(写真)

少し歩いているとPine Tree/Tunnelアーチがあるという案内があって、向かったのですが途中で工事の兄ちゃん達がセクセク仕事をしていたので、その邪魔をして横を通過していくのはやめようということになり、少し引き返して本命のアーチの方向へ。と、いうより、Pine Tree/Tunnelアーチは遠くから見ても見当たらなかったのでパスすることに…。しばらくすると、Landscape Archというのがありました。結構な規模のアーチで、88.4mと世界最長らしいです。近年、幾度も大きな崩落があり、真下まで行くトレイルは禁止になったとか。私が生きている間はまだ大丈夫かもしれませんが、この先何年持つかどうかは自然に左右されることなのでしょう。ここまでは初級者レベル(往復1時間程度)ですが、それから先は中級(往復2,3時間)/上級(3時間~6時間)レベルになります。と、いっても私はこの先にあった岩を登っていくのが最もキツイと思いましたけどね…。それから先は単に坂道なのでキツクはないのですが、この急な岩を登っていくところはハードだと思います。我々が帰ってくるとき、ちょうどここを登ろうとしていた夫婦がいたのですが、奥さんが「I can't make it!/私は登れそうにないわ」と旦那さんに言っている声が聞こえてきました。ここの岩山はちょっと覚悟しておいたほうがいいかもしれません。

この岩山を登りきると、緩やかな坂道が続きます。最初に向かったアーチはパーティションアーチ(「地球の歩き方」には載っていませんが、私はNavajo Archよりいいと思います)です。私はこのDevils Gardenエリアではこのアーチが一番良かったと思います。何が良いかというと、そこから見れる素晴らしい景色です。先ほどランドスぺープアーチを下から見ましたが、その右上にこのパーティションアーチがチラッと見えていました。今度はそのパーティションアーチから下と遠くの景色が一望できるのです。ここは素晴らしいです!大きなアーチの横に小さな可愛いアーチもあるのが魅力的です。「地球の歩き方」に載っていなかったのが残念ですが、是非訪れてみてください。行くだけの価値はありますよ。価値といえば、戻る途中、向かう人たちから、「Is it wort going there?」と頻繁に聞かれました。そのアーチに行く価値はあると思うか?ということなのですが、ここまで必死にきたのに、価値がなければ、これより先、行かないとでも判断するんでしょうね。私は全て「Ofcourse, it's worth it!」と答えていましたが、其の中でも、このパーティションアーチはお気に入りですね。

その次に向かったのは、Navajo Archでした。ここの素晴らしいところは、かなりアーチの状態が良いところです。名前の由来はかなり前にNavajo Indianが見つけたことから付いたそうです。(ちょっと単純なような気もしますが…)ここでちょっと腹が減り、もってきていたグラノーラバーを食べることに。他のカップルも同じようにここで休憩をして軽食を食べていました。すると、リスが多かったみたいで、集まるは集まる。軽食を食べていたカップルは必死に追い払っていました。自然のリスのはずなのに、人間の食べ物の味をいつしか知ってしまったようですね…。逃げもせず、狙ってくる姿はちょっと悲しかったです。

さて、ここから更に歩いてダブル・オー・アーチまで向かいました。途中、両側が切り立った岩の背を通る場所があり、えていうと、高層マンションとマンションの間に幅2m弱の岩できた橋を渡るような感じです。手で押さえる所もなく、強風が吹いたら簡単に飛ばされてしまいそうな場所です。しかし、景色は最高です!途中、帰ってくるおじさんが快く写真を撮ってくれたのですが、崖っぷちの所に座って写真を撮ってもらうのはかなり度胸が要りますよ(怖)。そこから更に30分歩いた所にダブル・オー・アーチはありました。正直言うと、私はやはりパーティション・アーチの方が良かったかなぁと思いますが、それでもここまで来た甲斐はあったと思います。そこから更に先に上級者コース経由でランドスケープ・アーチまで戻ることができるのですが、時間がなかったので、来た道を戻ることに。この頃には私の計算通り天候が回復し、青空が戻ってきて、写真を撮るには絶好の状態になっていました。長い時間かけて歩いている内にきっと晴れるだろうと確信していましたが、正に其の通りになりました。帰りは下り坂が中心だったので、意外と早く戻ることができましたが、やはりあの登るときにキツイ岩山は下る時も結構怖かったと記憶しています。かなりの角度の岩山を登るので、慣れていないと、後は高所恐怖症でない人じゃないとちょっと無理かなぁと思いました。

車にたどりついたのは、1時半頃だったでしょうか。それから、急いで妻の目薬を取りにモーテルに戻り(結局一度も使わなかったそうですが…「クソッ」)、Wendy’sで急いで昼食を買って、Visitor Center前の駐車場で食べて、また、国立公園の奥へと向かいます。

園内に再び入ってからは晴天が続いていたので写真も綺麗に撮れました(カメラマンは私ではなく、妻ですが…)。まず最初に見たのは、スリー・ゴシップスという岩です。(写真)まるで3人が寄り添って、何か内緒話をしているかのように見える岩です。私たちはきっとこの3人は3姉妹だろう、とかなんとか言いながら撮っていました。その次、遠くからでもその存在を確認することができたのですが、Balanced Rockに向かいました。ここは、車で行けば本道の横に駐車場があり、アクセス的にはとても便利です。アーチではないのですが、今にも崩れ落ちそうなバランスを保った不思議な岩です。1976年までは隣に別の岩があったようですが、嵐の影響で崩れてしまったとか。ご覧になればわかるかと思いますが、このBalanced Rockも後どれくらい持つだろうか、と考えてしまいます。きっとこの形状からすると、そう長くはない(縁起でもない言い方をしてゴメンナサイ)ような気がするのは私だけでしょうか。

Window Selectionは北の窓しか見ませんでした。Delicate Archに行く時間だけはしっかりと確保しておきたかなったので、北の窓が綺麗に見えるポイントまで歩き、そこから記念撮影を。ちょうどレインジャーツアーが横でやっていて、どのようにしてこのアーチができたかを説明していましたが、最後まで聞かないで駐車場へ。駐車場の逆側にあるダブル・アーチは駐車場からしか見ませんでしたが、結構いい状態のアーチではないでしょうかね。

時計の時刻は3時半頃でした。日没は6時半頃。デリケート・アーチには遅くとも日没の1時間前には到着しておきたかったので、残りのポイントは我慢して、本日本命のデリケートアーチに向かうトレイルがある駐車場(Wolf Ranch)へ。シーズン中は早く駐車場に行かないと、駐車できなくなると聞いていましたが、まだ3/4位しか埋まっていませんでした。往復4.8kmの距離とそう遠くは感じないのですが、昇り降りが激しく、往復に2,3時間ほどかかってしまうデリケートアーチ。結構キツイ坂だったと思います。(写真左:途中のポイントから駐車場を撮った写真)しかも、午前中に登った岩山からの疲れがでてきていて、思うように足が進みません。頂上らしき場所が見えたら「もうすぐだ!」と思ってそこを目指して歩いていたら、更に頂上が見えて、それを目指して歩いていると、更に先が見えて、、、というのを繰り返していると、ドッと疲れがでてきて…。これでもか、、、と思いながら最後は体力というよりは精神力で登りきったような感じがします。それでも、登りきって、いざデリケート・アーチを見た瞬間、今までの疲れはドッと消え去ってしまいました。一瞬にして疲れや辛かったことが消え失せてしまうくらいでした。ここは相当NICEです。が、登るのは結構ハードですョ。足腰の弱い方は、ちょっと大変かもしれません!

悲しいお知らせ:デリケート・アーチで綺麗な景色を楽しんでいたのですが、標高が高いのとすぐ周りは崖なので、強風が凄いこと凄いこと。その時です!!妻が手で押さえていた帽子を一瞬緩めた瞬間、谷底に飛ばされて行ってしまいました。かなりお気に入りの帽子で、アメリカに来る前に、以前の勤務先の同僚から戴いたキャップ帽で、相当ショックだったようです。冗談かと最初は思っていたのですが、真面目に、「谷底に取りに行く」と言い始めたときはちょっと驚きましたね。確かに谷底まで歩いていこうと思えば行けなくはないのですが、戻ってくる頃には、日は暮れていて真っ暗でかなり危険になります。「諦めてくれ!」と言って、取りに行くことを何とか断念させました。それから暫く景色を楽しんでから、6時10分頃に下山し始めました。デリケート・アーチを見ている人は、総勢20人位はいたでしょうが、この時下山し始めたのは私達だけでした。駐車場に戻るのにも1時間弱はかかるので、日が暮れる前には下山し始めた方が良いと思っての判断です。下山していると、、、日没時刻の5分前(もうかなり暗くなっているにも関わらず)あと30分位登らないとたどりつけない場所でまだ登ってくる人たちをすれ違います。絶対に間に合わないのに、、、頑張るのか・・・、とちょっと理解できない私達でしたが、無理に止めはしませんでした。車に戻った頃は、案の定、暗くなっていて、下山するにはちょっと危ないかなぁという感じでしたが、我々はちょうど良いタイミングで下山することができたと思います。この日の登山は、夕陽に当たる私達の影を撮って終了です!(写真)

夕食はホテルのフロンで教えてもらったお勧めのイタリアンに行きました。(Moab市内にある観光案内所の向かい側にあります)よほど疲れていたのか、2人共頼んだビールをゴクゴクと飲んでいました。翌朝のキャニオンランズの日の出の為に早く寝ようといっていましたが、そんなことを言わなくても、今日はかなり歩いたので、モーテルに戻ってから速攻で熟睡でした。ZZZZzzzz.........

4日目へ続く>

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休暇を利用して今年最後の国立公園巡り(2日目)Mesa Verde NP

10/20/08(Mon) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)
(遡って投稿しています)

2日目:Mesa Verde National Park

今週1週間大学はキャリア・ウィークというイベントがあり、いわゆる学内で行われる就職フェアーですね。社費である私には一切関係ないので、1週間のお休みを戴いたのと同じになります。このチャンスを逃しはしません。かねてより計画していたのですが、今年最後のGrand Circleでまわりきれなかった残りの国立公園を訪れる、というのが私たちの計画でした。

この時期、ホテルの向かい側にあるVisitor Centerは既に閉鎖されているため、一人$3で参加できるMesa Verde国立公園(世界遺産)のツアーは博物館での申し込みとなっていました。ツアーは場所にもよるのですが、クリフパレス(Cliff Palace)という遺跡は一人$3支払ってでないと、入ることができない場所となっています。鍵も閉められており、時間になるとレンジャー引率のガイド・ツアーが開始します。他、スプルース・ツリー・ハウスは、夏期(私たちが行った時期もOkでした)は無料で自由に入れますが、冬期は1日3回行われるレンジャー・ツアーに参加しない限り入ることができないそうです。私たちはこの2箇所しか行きませんでしたが、十分に楽しめたと思います。他にも半日間かけてレンジャーがガイドしてくれる有料ツアーなどもあるようですが、おそらく一般的なのは、一人$3で気軽に入れるツアーなどではないでしょうか。詳細は、Visitor Center(今の時期のように閉鎖されている場合は、博物館)で確認してみてください。

さて、この$3のツアー(1時間程度)ですが、先着順ということをガイドブックで読んでいたので、朝一番に行こうと決めていました。博物館の開館が8時、ツアーの開始が9時からでした。そのため、極寒の中、早朝に起き出発したわけですが、やはり「早起きは三文の徳」というだけあって、いいことがありますよね~。出発前には面白い「クラゲ雲?」が私たちの目的地の方向から歓迎してくれているようでした(写真)。きっと何かいいことがあるのかもと二人して話しながら進んでいくと其の通りでした。雲の次に私たちを歓迎してくれたのは、動物たちでした。まずは車を走っていると、立派な角があるミュール鹿(写真)が草を食べていました。車を止めて妻が写真を撮ろうとすると、こちらを向いてカメラ目線!(実際には、妻曰く耳を真っ直ぐに上げている場合は、警戒している証拠だそうです。ちょっと悪いことしたなぁと思いつつ、いい写真が撮れたと思います)

それからまた少し走っていると、今度は違う種類の鹿(写真)の家族の姿が…。(ミュール鹿の雌なのでしょうか?ちょっとわかりません)車道のすぐ脇にいたので、私たちの車が近くを通るとかなり警戒して、妻が窓ガラスを開けると逃げる体勢をとっていました。美味しそうな緑の草が無くなってきているこの時期、彼らは一体何を食べているのでしょうかね?と、言いながら車を進めていると、今度は、野生の馬がいるではないですか?えええええ??という感じでした。野生の馬がいること自体信じられませんでした。後でレンジャーに聞いてみると、地元のインディアンが所有する馬ではあるそうですが、牧場にいるような、柵に囲まれている場所で飼われている馬ではなく、国立公園に放し飼いしている馬だそうで、ほぼ野生と言っても過言ではないでしょう。

博物館には開館直後に到着したせいか、まだお客さんは0人。入館した際、受付のお姉さんもレインジャー達とおしゃべりを楽しんでいて、私達が入ってきたことを少し驚いていました。そんなに朝早いんでしょうかね・・・?(後から色々と考えると、この時期にして、この早朝に行動をする人はそれほど多くないのかもしれません)博物館で少しゆっくりしていると、いつの間にか8時半になっていたので、$3のツアー券を買って、すぐに車で15分位かかるCliff Palaceの方向へ向かいました。Cliff Palaceに行くには、途中の道を左に入るのですが、左折して1マイルくらい行った所でしょうか。またしても動物に遭遇しました。と、いうより動物に取り囲まれていたような感もしたくらいです。最初に発見したのは、七面鳥(Turkey)です。道のすぐ脇で必死に「コッコ~ォ!」言いながら何かを食べていました。5,6羽くらいが朝から(鶏のような)うるさい音をたてながら空腹感を満たしているようでした。(同時にこちらの空腹間が余計に大きくなる一方でしたが[笑])写真を撮って車を少し進ませると、目の前、両脇に鹿も朝御飯を美味しそうに食べていました。少し遠くから撮ったのですが(写真)、逃げそうにないので、ちょうど車が真横に来た頃、今度は私の方の窓を開けて近くで写真を撮ろうと試みようと、、、、。でも、、「アッ!」と気付いたら、先ほどまでは車一台いなかったのに、運悪く、レインジャーの車が…。レインジャーについて詳しくは分かりませんが、私が思うには、単なる案内をしたり、土地に詳しいレインジャーと逮捕権のあるレインジャーと大きくわけると2タイプにわけることができると思います。車の車両からして、このレインジャーは後者であると判断し、ここは道の真ん中で駐車して鹿の写真を撮るのは諦め、そのままCliff Palaceへ向かうことに。妻は、あのシャッターチャンスを逃した~!!と残念がっていましたが、私はレインジャーに止められて違反キップを切られることも想定していたので、それから逃れられて良かったと一安心していました。いずれにせよ、動物がこんなにも近くにいたのは、早朝に出発したからだと思います。ここは朝型人間にとっては嬉しいことです。

動物の次の「得」は$3のツアーでした。$3位なので、実はそれほど期待していませんでしたが、9時前になっても誰も集まってきません。(キャンセル???)嫌な予感がするなぁと思っていましたが、、、9時ちょうどにレンジャーが一人来ました。彼も私達も「え?これだけ?」という顔をしていましたが、5分待ってみても他に誰も来ませんでした。そうなんです。寒い時期の朝一番のツアーだったからなのか、他にツアーを申し込んでいる旅行客がいなかったので、私達のプライベートツアーとなりました。「You guys are really lucky!! Usually, we have up to 60 people in 1 tour」と言われ、最大60人位集まるツアーなのに、今回は私達2人だけと聞いて、「早起きして良かったぁ」とあらためて思いました。

ツアーに行く入り口のゲートの鍵を開けて、ガイド(レインジャー)のおじさんが私達を引き連れて遺跡へと案内してくれました。写真でどれだけ臨場感が伝わるかは分かりませんが、ここCliff PalaceはMesa Verdeの中でも最大級の遺跡箇所で、多くの家族が集まって暮らしていたところです。説明を聞いていると、この遺跡は短期間で作られ、また、(確か)100年前後くらいしか使われなかったようです。食糧難、水不足などから、他の地へ移住していったという話になっています。かなり正確な時期を言っていたので、どうしてそこまで分かるのかと訊ねたところ、使われていた木の幹などから年代がわかるそうです。木の幹を見て、其の頃、水不足だったことなどもわかるそうで、現在でも考古学者などの研究者の研究は続いているとか。

レインジャーが特に説明していたのは、Kivaという丸い部屋ですが、これは宗教的儀式をやるために作られたものだそうで、1家族に1つ必ずありました。寒い季節などは、ここを家族の憩い/寝室にもしていたそうで、暖房システム(暖炉)も完備されていました。2人だけたったからなのか、立ち入り禁止という区域の中にも少し入れてもらい、奥の方を見ることができました。途中、キツネの糞が落ちていて、ここは俺の縄張りだと主張するかのように定期的にこの位置で糞をしていくそうです。他にも、ついこの間まではなかったとうもろこしの食べた後(化石化)が地面の上にあり、これは、おそらくリスが土の中から掘り起こしたモノだろうと言っていました。

一部考古学者たちによって修復された部分もありましたが、多くは手付かずの良い状態のままでした。

45分位経ってから、次のツアーにくる観光客が集まり始めていました。次のツアーは私達2人だけというわけではなく、10人くらいはいたでしょうか。(距離がそれほど離れているわけではないので、よく見えます。ツアー開始場所は崖の上で、遺跡は崖の真下に位置しています)

ツアーの最後はレインジャーの生い立ちを聞いたり、日本について質問をされたり、これからの予定について相談したりしながら、出口(崖の上)に到着しました。朝早く起きるのはちょっと辛いかもしれませんが、早起きすると(きっと)いいことがあると思います。皆さんも是非早起きを!

ツアーが10時過ぎに終わり、朝食を済ませていなかった私達は博物館へ戻りました。博物館の斜め前にお土産屋さんとカフェテリアがあり、ここで朝食を。ここで食べたNavajo Tacosが意外と美味しかったことを今でも覚えています。ちょっと残念だったのが、晴れ男・女である私達ですが、この時は外が急に暗くなり雨が…。今まで2人で旅行して雨に降られることは滅多にない(ホテル/車中は除く)のですが、ちょうど降ってきてしまいました。それゆえ、少しお土産屋さんでも時間をつぶしていると、雨もひいてきたので、博物館に戻って、中を回って、次の遺跡(スプルース・ツリー・ハウス)へ。ここは、博物館の真後ろにあって、気軽に訪れることができる遺跡です。そのため、観光客が沢山いましたねぇ~。Cliff Palaceとは大違いでした。

世界遺産メサベルデ国立公園の旅の次はアーチーズ国立公園です。お昼過ぎにメサベルデ国立公園の観光を終え、次なる目的地Utah州のMoab市に向かって移動します。

Moab市では2泊するので、安いホテルでもいい評価の所にしようと考え、Expedia.comにある口コミ評価をチェックしたところ、La Quinta Innが最も評価が高かったです。コメント通り部屋も広く、モーテルにしては、トイレと手洗い場所がセパレートになっていたりして良かったですね。夕食は、近くのBest Western横にある中華を…。味はまぁまぁという感じでしょうか。

番外編:
下の写真は、博物館にあった当時の姿を模型にしたものです。5つの時代にわけて模型がありましたので、順番に写真を載せます。

①                 









































<3日目へ続く>

独り言:
前にも富士山の有料化についてのニュースがあったときにコメントしましたが、アメリカの国立公園は全て有料です。州立公園は国定公園も有料です。こうすることで、運営・維持費に充てることができ、公園自体も綺麗に保てていると思います。国立公園に来るとゴミが少ないことに気付きます。日本も富士山などは有料にしていいと思います。 と、いうことをここでは中心に書きたいのではなく、1つ面白いことを発見しました。町の中で車を走っていると、信じられないことに、当たり前のように車の窓からゴミを捨てる人をよく見かけます。人間として恥ずかしいですよね。アメリカにいる全員がやっているわけではないですが、それでも、そういう行為をしている場面をよく見かけます。でも、こういう人って、国立公園にはあまり来ないんですよね。心が汚い人たち(と、決め付けた言い方は良くないですが)は国立公園(自然)の良さを理解していないのか、滅多に見ることがありません。 町ではゴミを投げ捨てる人が普通にいるのに、国立公園ではそんな人がいないのは何故なのでしょうかね。有料だから?国立公園だから?どうすれば、この町でゴミを投げ捨てている人たちのマインドセットを変えることができるのでしょうか?色々と考えてしまいます。

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