2009年2月6日金曜日

起業家(アントレ)/CEOの冬期特別講座を受講して(まとめ)

2/5/09(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

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1月にアントレ/CEOに関するWinterim(冬期特別講座)を受講しましたが、その際、全体のプレゼンを通して共通することを以下の通りに纏めてありましたので、ご紹介します。(基本英語ですが…、日本語で簡単に補足してあります)

2週間のWinterimでしたが、熱い熱い起業家のプレゼンに圧倒されまくりです。起業家やCEOが重要だと思うポイントのエッセンスが以下に纏められています:
  • Integrity: This does not affect directly to the financial numbers, but keeping the company and all employees clean and with integrity will make the company look good from outside. Keeping integrity throughout the company is difficult but is really important. Integrity is crucial and important in your business. Be transparent. Do not hide. It follows you all the way until you finish you life. You will regret if you go against integrity. Non-credible and inconsistencies in leadership could kill the business.(基本的なことではありますが、誠実でること、正直であることはビジネス上では重要であることを誰もが言っていました。決して綺麗ごとで言っているのではなく、失敗してきた人も大勢見てきているそうです)
  • Passionate: Some speakers did not mention about it all but I could feel the passion from all of the speakers. Unless they are really passionate about what they are doing, they would not invest their time, money and effort to start their business or take the role of CEO. But be careful not to become too much devoted and losing customer focus.(仕事に対して情熱的になること。直接言葉には表現していない方もいらっしゃいましたが、皆さんに共通するのは熱いオーラが感じられることです。この情熱/熱さが魅力の1つだと思います。そういった人たちに人間はひかれていくのだと思います)
  • Tough: I think more than half of guest speakers have experienced some kinds of hardship or tough time. But that really made them bounce back and even to higher level these days. Many of them commonly commented that they do not want people who have never ever failed before in their life. It is too risky for them to work with such person.(大成功を収めた人の大半が苦難の道を乗り越えてきています。失敗を乗り越えるには、相当タフでないといけない、と誰もが言っていました。また、「失敗」を経験した人の方が良いともいっていました。今まで失敗を経験したことが無い人は逆に危険だ、、、と。つまり、万一、今後失敗した時に、どのように対処してよいのかわからないだろうから、ということを言いたかったわけです)
  • Creative and strong execution skills: I see that many of guest speakers’ businesses are creative. If not, its strong execution ability pushed all the way to success. Stay away from a magnetic pool/field of being a NORMAL (Keep, keep, and keep staying away from the comfort level)(独創的であることとそれを実行する力があるかどうか。競合と同じ考え方で進んでもキツイ競争の中に入ってしまうだけです。競合に勝つには頭を使う必要があります。我々の最大の財産は「金」ではなく、「人的資産/脳」であると多くの方がおっしゃっていました。上手く戦略的に且つ独創的に考えて競合に勝てるように進んでいくことが重要とのこと)
  • You have got to be a good sales person: If you don’ have sales in the business, what do you have? “Sales” is the basic of every customer and communication related matter. Professor Strasler also advised that sales skill will help almost everyone. Sales is the contact window of the customer. The closest to the customer. (起業家になるということは、営業のプロになることでもあるとおっしゃっていました。人脈も無い、ツテも無い、信用力も無い、資金も無い状態で、如何に自分の会社の製品/サービスをお客様に買って頂くかは「営業力」が重要とのこと)
  • Differentiation: There are variety of ways to differentiate yourself; branding, marketing, creativity, building a system that cannot be replicated, etc. It is important to know yourself and know the market. Go against the market is sometimes good to differentiate.(差別化は特に説明しなくても大体分かるかと思いますので、割愛します)
  • Identify the “pain” or “ugly part” in the market: With economy further slowing down, customer will not purchase unless there is a real “pain”. Ugly part of the business usually has business opportunities. Go for business that not many people are willing to do. Less competition. Find a pain not only in the market, but company-level or even in systems. (市場/マーケットをよく見てみて下さい。きっと、その中には「痛み、悩ましいこと」があると思います。もしくは、誰もがやりたくないような面倒なこと、キツイことがあるかもしれません。それは逆に考えるとチャンスでもあると、多くの起業家はおっしゃっていました。それらがビジネスチャンスを見つけるポイントでもあるとのこと)
  • Focus: Do not be multi-focus. Set a single-focus and go deep within that focus. Be an expert in that focus, field or expertise. Many entrepreneurs think that they are good enough to do simultaneous businesses but this is a big mistake. “Someone else out there as good as you will be spending 110% of their time on the same idea – and they will win” Try to prioritize until it hurts. Even just focusing on one business opportunity is not enough. Focus deeper than that.  (集中する。これは何度も何度もおっしゃってましたが、手広くする戦略もあるが、まずは、目の前に本業をしっかりと集中していくことを誰もが挙げていました。特に起業の場合は、リソースがそれほどないので、1つのことに集中する戦略からでないとなかなか成功することが厳しいようです。大企業の場合は、もう少し多角的にビジネスを展開することはまだ可能だとは思いますが…)

独り言:
ビジネススクールで学んでいる内容の多くは実ビジネスですぐに活かせるものばかりです。今までの私だったら学んだことを皆さんとも共有するということまで考えられるほど余裕がありませんでした。しかし、今は出来る限り皆さんと共有し、皆さんにも活かして、役立ててもらいたいという想いです。皆さんにもこのような情報を使って頂いて「役立った」と感じたら、今度は是非皆さんの周りの方にも役立ってもらえるよう共有していってください。MBAに来て色々と勉強している内に気付いたのは、このような貴重な経験や学びは出来る限り多くの人達と共有すべきだということです。少しでも皆さんの生活・ビジネスで役立ってもらうことで、皆さんがハッピーになれれば、何か私も社会にちょこっとですが、貢献できているかなぁと感じます。これで、ほんのちょっとでも、不況から脱出するのにも貢献できていればいいのですが…。この不況の中、会社も色々な取り組みをしていると思います。と、同時に私達社員の一人一人も改善できるよう切磋琢磨していく必要があると私は思います。そうすることで、少しずつ不況から脱出していけるのではないでしょうか。また、不況の中でも負けない人材になりますよ!!!(^-^)




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授業でやったプロジェクトが模範例として学校の図書館に!!

2/5/09(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

ちょっと嬉しいニュースがあります。
1年目の頃にOperations Managementのプロジェクトでチームでスーパーマーケットに行って店舗内の調査をして、どうすればよりムダを省いて効率化につなぐかということをしました。最終的にこのお店に最終フィードバックが(授業終了後皆の都合が合わず)できなかったことだけは後悔していますが、調査後の分析レポートは良くできていたと思います。先日、同級生から我々のチームの分析レポートが大学の図書館に模範例として置いてあることを耳にしました!

振り返って考えてみるとチームが良かったと思います。デザインに超凝る同級生もいて、かなり見栄えの良いレポートを作ることができました。設計関連の仕事をしている女性は、手先が器用で、店舗内のレイアウト図やスパゲティダイアグラムも綺麗にプロのように書いてくれました。もう一人は前向きでコミュニケーション能力に長けていて、前線に立つべき人間!という感じでした。もう一人は冷静に全体をしっかり見ながら、的確なコメント/アドバイスをチームにしていました。私はプロジェクトが軌道からずれないようにしっかりと管理していました。って、そう考えてみると、素晴らしいチーム構成だったと思います。ドラマ「医龍」の中での言葉を引用しますが、「まるでジャズバンドを皆でやっているようだ」と言うのは正にこのことだと思います。一人一人がそれぞれのパートをしっかりと全うし、波長が合い、形(結果)を出していく。勿論、人間関係を含め色々な課題にも直面しましたが、チーム構成が良かったからか、プロジェクトは成功しました。

仕事でも何でもそうですが、理想は、自分の強みを活かせることを担当するこだと思います。勿論、必ずしも毎回自分の強みが活かせる業務がそのプロジェクトにあるとは限りません。それでも、その人がやってみたいこと、好きなことなどを積極的にやってもらうよう調整することは重要だと思います。当時を振り返って考えてみると、あんなに上手くいったのは、誰も強要せず、役割を割り振った後は、皆が自発的に「こうやろう、あぁやろう」と思って、積極的に、前向きになったことが大きなポイントだと思います。

独り言:
プロジェクトの成功の秘訣の1つとして、相手が自らやろう!頑張る!と思うことが重要です。モチベーションを高めてあげて、彼らが自分の意志で行動するようにこちらはその環境を準備してあげることがポイントです。勿論、強要・指示・命令しても、作業はいつかは終わることができますが、時間は予定よりかかってしまったり、その人の満足度は低かったりします。また、強要・指示・命令されてできた仕事は、100%の完成度(レベル・質)かもしれませんが、自発的に動いて完成させた仕事は、150%の完成度(レベル・質)になることもあります。自発的にやることによって、他の良い方法はないのか、改善点はないのか、他の部門との調整はどうなっているか、コストはどうなっているのかなど色々と考えるようになります。思い出してみて下さい。誰でも過去に強要・指示・命令を受けて作業したことがあるかと思います。あの時の感情を。あのような時、私はいやいや仕事をしていたこともありました。言われたことしかやらないということもありました。どれだけ非効率的、非生産的だったでしょうか…。自分の当時のことを思い返しながら、自分がチームのリーダーやプロジェクトを管理する立場になった場合、そうはしないようにしようと心に誓いました。

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