2009年12月6日日曜日

Global MBA的:情報共有の重要性

12/6/2009(Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

今会社の教育で「情報共有(KM)」について学習していますが、分かっているようで、皆さん実践できていないのが実際のところですよね。何となくやらないといけないのは当然だとわかっていても、優先度がどうしても低くなってしまうのは私もよく分かります。あ、、これは、特に仕事において重要というわけではなく、学生であっても、家族であっても、とても重要なことだと思います。

そもそも、あなたはどうしてある仕事・業務・作業に対して「情報共有(KM)」が重要だかをしっかりと考えたことがありますか?情報共有(KM)をすることで、何を期待しているのか?何をしたいのか目的は明確ですか?そして、一歩戻って考えてみて、どういった問題や課題があるから、情報共有(KM)をしたほうがいいと感じたのでしょうか。勿論、問題・課題がないところから、情報共有(KM)というのもありえますが、問題・課題が大きければ大きいほど情報共有(KM)に対する度合いも強まります。

一般的に、情報共有(KM)をすることで、①皆の相互理解を高め、②効率を高め、③生産性を高め、④誤解や間違いを減らすことができます。①は皆さんもよくイメージできていることかもしれませんが、②③④はどこまで具体的にイメージされた上で取り組まれているでしょうか?これをしっかりと理解して、②③④のどこまでを目標とするかを明確にすることで、一段と結果が出方が違ってくると思います。特に私は今③に注目しています。情報共有(KM)をすることで、それぞれが違って視点で会話し、理解することができますよね?今まで気づかなかったことなども新たに理解することができ、より生産性を高めたり、コストを削減したり、そして、ビジネス機会の向上へとつないでいくことができます。

ポイント1:
この情報共有(KM)ですが、こまめなコミュニケーションがとても重要だと思います。相手と分かり合えている人であればあるほど、この情報共有は効果的です。知らない人同士でいきなり情報共有(KM)をしなくてはならない場面も多々あるかと思いますが、よく仕事をし慣れている仲間と比較した場合、情報共有(KM)の効果、頻度、率は歴然とした差があると思いませんか?よって、まずは、コミュニケーションを頻繁にすることから始まると私は思います。そうすることで、相手との信頼関係を築いていくことができ、「あの人とは更に情報共有したい」と思うようになります。業務上、仕方なく情報共有(KM)をする人もいますが、そんな場合と、相手のことをよく理解して信頼した上で情報共有をするのとでは、また効果が違ってくると思いませんか?少しでも効果が高いと感じられることは積極的にやるべきだと私は思います。

ポイント2:
もう1つ加えると、情報共有(KM)のポイントは、「相手が必要とする情報をまずはこちらから提供する」ことです。Give & Takeと言うのはよく耳にしますよね?Take & Giveではありませんよね?まずは相手に提供することです。但し、Takeを計算したり、期待しすぎては、相手にその魂胆を読まれてしまい、悪印象を与えてしまいますので、心からGiveすることに努めます。できれば、Give, Give, Give & Take位でもいいかもしれません。
皆さんにとって情報共有(KM)とはどんな意味でしょうか? 業務・作業を少しでも円滑にそして効果的に進めるにはこれは欠かせませんよ! 今の業務・作業に問題がないことを感じていても、情報共有(KM)をやることで、業績が120%になるのであれば、それは今の業務・作業に問題があるという解釈もできますよね。是非、情報共有(KM)に対する理解を高め、皆でも心から考えようと努めてみてください。