2009年7月20日月曜日

(あるニュース番組より)定額給付金じゃなくて、同額を保育園設置に費やしていたら?

7/20/09(Mon) Global MBA@ThunderbirdグローバルMBAを活かせ

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先週だったと思いますが、あるニュース番組で女性の専門家が非常に素晴らしいことを言っていました。定額給付金の話題をやっていた時だと思いますが、今回政府が準備した定額給付金の合計を「保育園」の設置に投資していた場合、確か1万の保育園が全国に増やすことができるとか。とても短いコメントではありましたが、私の中では大きなインパクトがありました。定額給付金を全国民(対象者)に配ることで一時的な消費増加にはつながるかもしれません。しかし、投資対効果で見た場合は如何なものでしょうか?きっと元をとることははるか遠い話だと思います。また、そんな給付金が実際には必要のない人たち(勿論、戴けるなら皆大歓迎でしょうが、切羽詰まっていない人たちという意味)にまで行き届いてしまうのは、平等性という観点ではいいのですが、ピンポイントで社会の改善にはつながらないと思います。贅沢な一時的な施策の1つではないでしょうか。

そんな中、1万もの保育園を新たに増やすことができたらどれだけの女性が更に仕事にありつけるでしょうか?勿論、この不況の中、それだけの「職」があるのかというともしかすると「正社員」ではないかもしれません。しかし、探せば、派遣社員やパートの仕事だって沢山あると思います。むしろ、主婦の場合は、扶養限度内での収入を考えている方も多いのではないでしょうか。そういった「職」に空きがあっても、「保育園」に空きがないと、結局はお子さんを預けることができず、仕事をすることができません。

また、副次効果として、保育園が1万施設追加された場合、保育園施設の人たちも必要となってきますよね?10,000x(よく分からないので暫定)10人(各施設)=100,000人の雇用が新たに生まれます。また、そこに提供するサービス、建築等のサービスにも恩恵が…。プラスの連鎖反応効果が期待できるのではないでしょうか?

私は頑張ろうとしている人たちにはできる限りの政府からの支援を提供するべきだと思います。ニートやフリーターという政府や一般国民(税金を負担している人たち)にとって不利益な部類の方達にとっても大きなモチベーションを高める起爆剤になるのえはないでしょうか。頑張ろうとする人を最大限応援し、少しでもニートやフリーターを減らしていくことを計画的に考えなくては、日本の将来も先が見えてしまいます。これは、政府だけが考えればいいことではなく、私達一般国民も真剣に考えないといけないことだと思います。ニートやフリーターを増やしてきてしまったことは(当然)政府だけの責任ではなく、私達にもあるかもしれない、だから、どうやって皆で改善していけるかと考えていく必要があります。

個人的に思うのは、ニートやフリーターからすると、将来の日本に対する関心がなかったり、少子化時代が進む中、自分達が貧乏くじを引くんじゃないかと思い、だったら、その貧乏くじを引く「パイ(標本)」に最初から入らなければいいんじゃ、と思っている人も多いのではないでしょうか。それを少しでも防ぐには長期的な少子化対策が必要で、保育園施設/環境整備を整え、少しでも子育て環境が改善されることがポイントだと思います。環境が整えば、少子化も少しずつ改善されていくのではないでしょうか。それを体系的に理解すると、ニートやフリーターも減少していくような気がします。(実際に仮説を立ててシミュレーションしたり検証したりできていないので、正確性には欠けますが、私の思いを語らせて頂きました)

長文にて失礼しました。



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