2009年10月12日月曜日

Global MBA的:仕事に対する働き甲斐とは何か?を考える

10/12/2009(Mon) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

三連休最後の日は皆さんどのように過ごされましたか?有意義な一日になりましたでしょうか?朝夕と大分肌寒くなってきましたので、新型だけでなく、季節風のインフルエンザを始め風邪などには是非ご注意下さいね。また、新型インフルエンザの影響もあってか、季節風のインフルエンザの予防接種ワクチンが今年は例年よりは早くなくなってしまうという予測もでていますので、是非、お早めに病院に行って予防接種を受けてくださいね。私も申し込もうとしたのですが、既に予約が一杯で…。あらためて、明日にでも予約しなおしてみます。

さて、今日はYahoo Newsにも載っていましたが、「働き甲斐」について書いてみたいと思います。人によって、定義や解釈が違うので、1つの「解」は有り得ないのですが、私なりに思うことを書いてみます。この定義や解釈は昔と今でも大分違ってきているのではないでしょうか。おそらく、私の両親の時代は、(一般論ですが)終身雇用安定した会社に勤めることがより良いとされてきたように感じられます。経済が不安定だった当時、安定した企業で働くことが多くの人が望んでいたことなのではないでしょうか。そういった企業で働くことが「働き甲斐」の1つだったのかもしれません。実際の所、私は当時を経験していないので、その当時の苦労や働き甲斐については、新聞、テレビ、雑誌、書籍、そして諸先輩方からの話から想定したものです。

現在はどうでしょうか?多くの企業で「働き甲斐」については課題になっているようです。もしかすると、企業側は変わっておらず、雇用される側の考え方が変わってきているのかもしれません。時代の変化に企業がついていけていないとすると、そこには大きなギャップが生まれてしまいます。結果が求められる企業では、「精神論的」な話はあまり歓迎されず、しっかりとしたシステムや仕組み(制度)を作ることに走ってしまっていると思いませんか?他社に勤めている友人からも似たようなことを聞くことがあります。「新しく人事制度で○○ができたんだけどねぇ~。でも、それって従業員が求めていることなのかなぁ」と彼は言いますが、私個人はそういった仕組みなどを作る前に「精神論」の部分をどうにか改善する必要があると思っています。働き甲斐というのは、「精神論的」な部分が大きく占めているとおもいます。一方、「働きやすさ」はシステム(仕組み)の話だと思います。制度が整っているからこそ、働きやすいのであって、制度が整っているからといって、「働き甲斐」があるかというと必ずしもそうとは限らないと思います。むしろ、雰囲気や環境、そして、企業文化などの方が「働き甲斐」に大きく影響してくると私は思います。

以前、エフサス・クリエという会社で大変お世話になった方がいらっしゃいました。今は定年退職されておられますが、彼と一緒に仕事をすると元気がでました。やる気がでました。明るく仕事ができました。全体の雰囲気が良くなりました。こんな仕事環境をあなたも経験されたことはありませんか?また、別の機会では、、、ビジネススクールではたくさんのプロジェクトを経験しますが、その都度プロジェクトメンバーは意図的に違うよう教授が組みます。そんな中、あるプロジェクトチームはかなりやりやすいと感じるときがありました。一緒にやっていて楽しい、燃える、熱くなる、ワクワクするという強い思いになったのは久しぶりでした。こんな経験、あなたにもございませんか?

それは仕組みでもシステムでもないと思います。目では見えない、仕組みやツールではなかなか説明ができない「精神論」的なものであり、「雰囲気作り」や「企業文化」的なものに近いと私は考えています。こうした(遣り甲斐のある)仕事に対する考え方がある会社(組織)とそうでないのでは、雲泥の差があると思います。

どうして遣り甲斐や働き甲斐を今の人はあまり感じなくなってきたのでしょうかね?私が思うに「精神論」はビジネスではあまり受け入れられなくなり、論理的思考能力、「1か0」、「白か黒」というように、「デジタル思考」が強くなってきたからなのでは?と思っています。勿論、アナログがより良いとかデジタルがより良いというわけではありません。どちらも良いものを持っていると思います。しかし、極端に「デジタル」の方に傾いていってしまい、私達はロボットのようになってしまって、いつしか働き甲斐についてもよく分からなくなってきているようにも見えます。自分にとっての働き甲斐って何かをしっかりと理解できているのでしょうかね??

経営者の皆さん、部課長の皆さん、そして担当者レベルの皆さんもよく考えてみてください。あなたの今の組織はどうでしょうか。ご自分だけではなく、周りにも聞いてみてください。「働き甲斐のある組織でしょうか?」皆さんにとって働き甲斐、遣り甲斐とは何なのでしょうか?

日本経済を盛り上げていくには、まずはあなたの組織からですよ!

参考記事:
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091012-00000001-president-bus_all
プレジデント10月12日(月) 10時 0分配信 / 経済 - 経済総合



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