2008年10月17日金曜日

M&Aシミュレーション(模擬)プロジェクト(模擬であっても難しい・・・)

10/16/08(Thurs) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

M&Aは想像するだけでも大変ですし、聞く限り、新聞・雑誌で見ていてもとても大変そうですよね。実際に模擬M&Aを授業でやっても大変でした。2時間ほど前に終わって帰ってきたのですが、(当然ですが)交渉ごとというのは難しいものですね。お金や人事がからむことはどんなことであっても、難しいし、簡単に済むことはないでしょう。よく実感しました。

今回の模擬M&Aの設定の概要は前回説明しましたが、実際には豪州にあるお酒の会社がアメリカにあるワインメーカーの買収を試みるという設定で、夜6時から3時間の時間での交渉でした。それより早く交渉が成立した場合は、それで終わりです。M&Aを実際にする際、会社の規模や形態によっても、取り組む体制は違うんでしょうが、私たちのチームは、「双方のシナジーについて説明する担当」「数字に関する担当(一番大変?!)」「吸収・合併後の課題取り組みについての担当」「コスト削減戦略の担当」「吸収・合併後の組織や経営層の関わり方について」とわけて取り組んでいました。私は勤務していた会社でもコスト削減戦略については色々と関わっていたこともあったので、「コスト削減戦略担当」をやりましたが、自分達のチームで議論していても、なかなか収拾がつかなかったと反省しています。幾らで買収するかという金額での合意も最後の最後まで議論していましたし、買収後の相手の経営層(家族経営会社だった)についてどうするかについても、最後の1分まで議論していました。100%チーム内で合意には至らなかったのですが、やるしかないので、そのまま、交渉をする現場へ。16チームが買収する、される側にわかれて8部屋で交渉をします。

なかなか面白いものですね。M&Aの交渉も面白かったですが、それぞれの個性がハッキリと出る場所でもあると思います。自分のチームのドイツ人(前回フランス人と間違えていました)は、ジョークを言ったり、少しキツイことも平気で言ったり、アメリカ人(土曜に結婚するそうな)のマットは、ファイナンス志望の同級生でクールに全て数字を見て判断し、上手く論理的に相手に対して交渉術を…。私もコスト削減の部分のところは譲れなかったので、人員削減についてはしっかりとコメントしました。

M&Aの実際はもうちょっと深刻なんでしょうが、そのエッセンスのほんの一部分だけでも体験できることができたかなぁと思いました。教授曰く、昨年は熱くなりすぎて、一人興奮してキレテ、去っていったそうな…。そんなことも実際の場面ではあるかもしれませんね。本当のお金と自分達の人員などがかかっているわけですからね・・・。


(私が購入してお勧めするM&Aに関する本)

M&Aについての基礎が分かります。
知識ゼロベースの方に丁度良いです!


まだ読みかけですが、かなり細かく書いてあって実践的です。
ある程度M&Aについてわかってから挑戦した方が良い本かもしれません。



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ブログを立ち上げてからもう1年以上経過しますが、今更ながらカウンターをつけてみました。まずは目標は1000人訪問ですね。

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