2008年10月15日水曜日

Global MBA的4時間睡眠法

10/14/08(Tues) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

あなたは毎日何時間睡眠をとっていますか?私が小さかった頃は、ちゃんとした根拠があったかどうかはともかく8時間は寝るよう言われていた記憶があります。ところが、2000年のNHKの調査によると、日本国民の平均は7時間23分だったそうです。(最新ではありませんが、2001年は、7時間26分だったそうです)これを長いと捉えるか短いと捉えるかは皆さんの判断に任せますが、30代・40代が最も短く7時間を下回っています。この日本人平均や年齢別平均と比較した場合、あなたの睡眠時間はどれくらいでしょうか?私の場合、社会人になる前は、9時間か10時間位は寝ていたかもしれません。週末はゆっくり寝ていたいものですし、冬の朝はあの「あと3分だけ、あと1分だけ・・・」と自分に色々と言い訳をしていたものです。

社会人になってからは、極力規則正しい生活リズムに変え、約6,7時間の睡眠時間に変わったでしょうか。11時、12時に寝て、朝6時、7時に起きる生活に変わりました。9、10時間から6、7時間睡眠に変えるのは相当きつかったですが、大学と違って(ぃぇぃぇ、大学も遅刻してはいけませんョ)会社は遅刻するわけにもいかないので必死に睡眠時間を削ってみました。6、7時間の睡眠法をしている方はたくさんいるので、わざわざその説明をする必要はありませんよね?

では、睡眠時間をイッキに4時間にしてみる場合は如何でしょうか?MBAに行くことを決意して以来、試行錯誤の結果、4時間睡眠ができるようになりました。(正直申し上げて)毎日は続きませんが(笑)、比較的問題なく継続することができるようになりました。本日は、ちょっと長くなりますが(え?いつもそうだって??スイマセン)簡単にこの4時間睡眠法についてご紹介したいと思います。

まず最初にGlobal MBA留学を目指し始めた頃に読んでいた短時間睡眠法の図書をご紹介します。両方とも古い本ですが、参考になると思います。

私が読んだ参考図書:
1.誰にでもできる短く深く眠る法―頭と体を100%活性化する最高の眠り方 (知的生きかた文庫)
2.頭のよくなる四時間睡眠法 (ムックセレクト)

私が勧めるその他の図書:(新しい本)
1.頭と体が強くなる四時間短眠法(2001年)
2.3時間熟睡法(2003年)


■どうして4時間睡眠法をやろうとしたのか?

厚生労働省が発表している日本人の平均寿命は男の平均寿命は79.00年、女の平均寿命は85.81年だそうです。私は今31歳ですが、男性の平均寿命79歳で亡くなることを想定すると、あと48年生けられることになります。長いようで短くも感じますよね?私にとっては、これはとても短すぎます。あと48年というと、17,520日、420,480時間です。(と、書くとちょっと分かりづらいですが…)
私にとって残り48年は短いです。しかし、寿命を変えることはそう簡単にはできません。勿論、例外もあります。禁煙する、定期的に運動をする、体に悪い食べ物を食べないなどを続けていると、平均寿命より下回る確率は下がるかもしれませんが、伸ばすことは難しいかもしれません。

1日24時間を変えることはできませんが、それでも時間が足りないと感じるのであれば、この24時間をどう効率よく生きていくかがポイントになってきます。無駄な時間がないかまずは考えてみてください。食事をする時間、お風呂に入る時間、仕事をする時間、遊ぶ時間、家族や恋人との時間、歯を磨く時間、眠る時間など24時間を自分の中でブレークダウンしていきます。私の場合、食事する時間は絶対に変えたくなかったこと、シャワーは比較的に短いので変えられない、仕事をする時間はもう少し効率良くしていかないといけないけれどまだ実現できていない、、、など色々とありますが、一番変えられそうだったのが、「睡眠時間」でした。しかも、睡眠は24時間の中でも8時間睡眠だった場合、1/3を占めています。これを4時間睡眠に変えた場合、1/3が1/6に短縮することができます。

常に「時間が勿体無い」という考え方に切り替えたからなのか、時間を効率よくまわすにはどうすればいいかといつも考えていた結果、「短時間睡眠法」にいたったわけです。これが主な理由ではありますが、他にも色々とありますので、簡単にご紹介します:(殆どが朝型に関してですが…)
  • 朝の方が誘惑が少ない(テレビや飲み会など)
  • 朝の方がヒラメキ力が高くなる(アイデアがよく浮かぶ)
  • 朝の方が周りが静か(家族だけでなく、外の環境も含む)
  • Global MBAに行ったら嫌でも時間が足りなくなることがわかっていた為
  • Globalにビジネスを展開していく場合、様々な時差に対応していける必要がある為
  • 勉強する時間が確保したかった為
  • (日本での場合)通勤の負荷を軽減したかった為
夜12時から1時頃に寝て、4時から5時の間に目覚めるようになってからは、今までできなかったことができるようになったり、1日のキャパシティ(容量)が大分増えてきたと思います。専ら今の課題は、その増えた時間を会社の為に活かすのではなく、自分の将来に投資する時間として「確保したい」と考えているのですが、なかなか、そうもいかないものです。


■どうやって4時間睡眠法ができるようになったのか?

私の場合、胸を張って毎日4時間睡眠ができているとは言えません。実際にはまだそこまで到達できていません。8割方、4時間睡眠ができている、という感じでしょうか。

さて、実際にどうやってこの4時間睡眠法が実現(8割方ですが)できたのかと言いますと、まずは本に書かれてあることを挑戦してみます。徹夜をして、翌日は通常通り寝て、、徹夜をして、、という訓練法も試してみました。でも、人によってやはり合う合わないはあるのかもしれません。実現できそうだった頃に挫折してしまいました。それでも、短眠法の図書からは勉強できることがたくさんあるので、参考までに読んでみるといいと思います。

私の場合、イッキに自分の生活を3・4時間睡眠法に変えることはせず、まずは、必要なときだけ4時間睡眠法を実行していました。今でいうと、期末試験やレポート提出の前日は4時間睡眠をします。翌朝は当然眠いですよね?!その場合、日中に隙間時間を活用して目を閉じたり、1,2分の睡眠を小刻みにしていました。日本にいた時は、通勤電車では、座ることができれば、その時間を睡眠時間にあてていましたし、立っていても、なんとなく頭だけ眠っている状態を作ることができるようになりました。(たまに膝がガクってきて恥ずかしい思いもしますが…)

本当は睡眠のリズムを作ってあげて毎日定刻に起きることが理想ですが、私の場合、飴と鞭のような関係を作って、4時間睡眠の場合は、「鞭」で頑張った暁には「飴」として5,6時間睡眠するようにして、この交互に使い分けるのが成功の秘訣でしょうかね。勿論、最終的には毎日4時間睡眠ができるリズムを作ることが大事ですが、最初から完全に4時間睡眠ができなくても、少しずつ身体を変化させていけばいいのではないでしょうか?

私の場合、最初は週1で4時間睡眠をしていましたが、その後、週2、週3、、、となり、今では週4、5回は4時間睡眠が実行できています。でも、既に気付いているかもしれませんが、実際には4時間睡眠法ではなく、夜から朝にかけて寝る時間が4時間であって、細切れ時間を上手く活用して寝る時間を含めると5時間くらいの睡眠になるかもしれません。私の場合、朝の時間を上手く活用したかったら、4時間睡眠+細切れ時間睡眠をやったわけです。もう少し努力すると、3時間睡眠+細切れ時間睡眠=4時間睡眠も実現可能だと思います。

まずは無理をせず、できる日から4時間睡眠法を実行してみて身体を慣らしていってみてはどうでしょうか?イッキにやっと身体を壊してしまってはもともこうもありません。あとは、強い目的意識があることが重要です。どうしても短時間睡眠をしないといけないという理由、動機付けが必要です。そうでないと、続きません。


■単純に、、、、眠くならないのか?

勿論、なりますよ(笑)授業中でも眠くなることは多々あります。そうしないようにするためにも、授業が開始する1,2分前は目を閉じて軽く睡眠することが多いです。隙間時間睡眠法は意外と効果的なものです。うたた寝も起きたら結構スッキリしていることがありませんか?

最初の内、朝起きた直後は最悪でしょう。これは否定できません。しかし、そこは辛抱するしかありません。目覚めをよくするには、朝起きてからすぐに顔を洗って、簡単に身体をストレッチをします。起きた直後は激しい運動はしないほうがいいかもしれません。教えて!gooにもありましたが、以下の点に注意しましょう:
  • 起き掛けは血流が少なく、それに合わせて血管も収縮している
  • その状態でいきなり激しい運動をすれば、「先を細くしたホースに、大量の水を一気に流す」ような感じになり、血管が破裂する恐れがある
朝の目覚めに日光がいいといいますが、残念ながら、4時間睡眠法で起きる場合、起きる時間にもよりますが、私の場合は、日の出の時間より起床時刻が早いので効果ありません。朝起きたらコップに水1杯飲むのもお勧めです。頭だけでなく、内臓にも起きてもらう必要がありません。コップ1杯の水で内臓が目覚めるのと血流が少しずつ良くなり、頭への血流も良くなり目覚めが良くなると思います。

目覚めに良いと聞くことは何でもやってみて自分に合ったものを選んでいけばいいだけです。無理して、あれじゃないといけない、これじゃないといけない、というのは一切×です。


■やった結果は?

「人生が変わりました!!」という綺麗ごとは書きませんが、単純に時間に余裕ができるようなりましたし、可能性が増えてきたと感じるようになりました。同じ24時間を周りと一緒に生きているのに、一般の30代の人たちと比べて3時間も早く起きていると、週に21時間、月84時間(21時間x4週)、月に3.5日も空き時間に差がでてきます。「「お金を稼ぐ!」勉強法」(著:藤井孝一)で著者が書いていましたが、中業企業診断士の資格を取得するのに約1,000時間の勉強時間を費やしたそうです。毎日一般の30代より3時間も早く起きていると、単純計算で年間1,008時間(84hx12ヶ月)の空き時間が生まれてきます。資格取得を目指している方にとっても、時間を割くことはとても重要なポイントになってくると思いますが、短時間睡眠を実行すると1年間で中小企業診断士の資格を取った著者と同じ時間は確保できてきます。(受かるかどうかは勉強の密度・質によりますが…)

短時間睡眠法は、アメリカ)アリゾナ州にあるThunderbird Global MBA(経営大学院)に来てから更にしっかりと実行できるようになってきたのですが、できるようになった結果、今まで以上にやりたいことやアイデアが日々山のように思い浮かんでくるようになりました。今では、A4の紙を4等分にして束ねたAIメモ帳/ネタ帳は必ず持参するようにしています。日々浮かんでくるアイデアをどのように実行するかが今後の課題になってきそうです。

私の4時間睡眠法については、以上です。
細かく1つ1つ書くことはかな~り長くなってしまうので、いつか「本を出版してほしい」という依頼がかかれば(笑)、しっかりとした内容で、MBAで学んでいる要素なども含めて書いてみたいと思います。

注)睡眠については今でも研究が続けられていますが、文献によって短眠が身体に悪いと書いてあるものもあれば、むしろ、身体(特に頭)に良いと書かれているものがあります。私はどちらが正しいかは分かりません。健康に関しましては皆さんご自身で文献を確認した上でご判断頂ければと思います。私の場合、風邪など体調が悪い場合は、しっかりと睡眠をとるようにしています。なんとなく身体の免疫力が高まるような気がするからと、何もやる気にならないからです。普段の生活では、短眠は全く影響ないと思っています。

短時間睡眠をサポートする周辺グッズもポイントです:





爽やかな目覚めと自然な眠りを。睡眠ケア目覚しランプ&時計。グッドスリープライト【税込・代...



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PMPの資格更新!(単位を取り続けるのが意外と大変)

10/14/08(Tues) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

昨今、プロマネ力が重視されてきている中、会社からの勧めでPMPという資格を一昨年取得しましたが(以前のブログにも書きましたが)この資格の大変なのは、維持していくために、定期的にPDUという単位をとっていかないといけないことです。この単位を取るには教育を受講したり、PMP関連のイベントに参加する他、論文や本などの執筆がありますが、維持するのには、意外と時間もお金もかかります。私の場合、取得後の2年間は会社で受講したプロマネの教育がPDUの単位取得に使えたので無事に資格更新ができたので良かったですが、会社の教育だけに頼るのも良くないかなぁと思っています。

今年は、PMI会員にもなり、フェニックス支部会員にもなりましたので、コミュニティにもう少し参加しながらプロマネ力も磨きつつ、PDUも取得していこうと考えています。他にも、プロマネの授業がThunderbird Global MBAにもあるので、その授業をとったり、論文を書くことにも挑戦してみようと考えています。

独り言:
資格は取得したからと言ってそれがすぐに使えるものではありません。一部の資格はすぐに活かせるものもあると思いますが、大抵は取得=即使える、ものではないと思います。PMPの場合、公共系の仕事では、PMPを持っていることが受注する条件、という場合もあるので、そういった場合は、取得していることに意味がありますが、それでも、やはり、取得後、それをどのように活かすかによって、アウトプットは大きくかわってくると思います。MBAも同じです。ただMBAという経営修士号を取得したところで、何の役にもたたにでしょう。しかも、この不景気で経済が下がる中、資格ではなく、実力や実績がポイントとなります。取得することが目的ではなく、取得後の行動に影響を与える資格だということを認識した上で、資格取得を考えることが大事だと思います。私も昔は「MBAを取ることがステータス」という認識をしていたことがあります。勿論、今は全くそうじゃない、といったら嘘になりますが、少なくとも前とは考え方が変わりました。Global MBAの授業で議論したこと、ケースから考えさせられること、提案大会で異文化のチームと一緒に苦労しながら結果を出していくことを通じて、思考回路も論理的に、そして、幅広い視野で考えるようになってきました。横の幅が広がったと思いますし、一方で、経営層での立場で考えたり、マネージャークラスの立場、一般社員の立場などの上下の幅も広がったと思います。こうして日々改善・パワーアップされていく思考回路がMBA取得後の自分のキャリアや仕事上で大きく影響するだろうと考えています。
どのような資格にせよ、取得することが「目的」にならないように注意してください。取得中に得ること、取得後に得れることは沢山あります。「目的」を見失わないよに気をつけて資格取得に向けて頑張って下さい!

追伸:注)PMPの資格証は偽造されないよう上の画像には修正を入れてあります。
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