2010年5月15日土曜日

Global MBA的: 転職/就職の相談を受けることが多くなってきました

5/15/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBA を活かせ

最近、友人や知人から転職や就職の相談を受けることが多くなりました。私は人事部に所属しているわけでもなく、斡旋、もしくは紹介できる優良企業とのコネクションがあるわけではありません。以前、人事部の要請の元、新卒採用面談を何度かやったことはありますけどね。なぜ相談を受けることが多くなったのかは分かりませんが、自己分析をした結果、私がやってあげられていることは、話を聞いて(メールベースですが)、彼らの進みたい方向や求めていること、条件などを整理してあげて、彼らの主観的な考えとは別に客観的な視点でその転職したい企業や複数の候補企業について考えを提示してあげられているからなんだな、と考えます。Global MBA (@Thunderbird)で総合的に学んだことも役立っていると思います。

私は転職経験はありませんが、社内転職、、いえ、社内異動は何度も経験しています。グループ会社全部をあわせると十何万人 という規模の会社ですから、社内異動であっても、文化ややり方の全く違う部門への異動なので、転職と少し似ているような気もします。(実際の転職とは程遠いでしょうが・・・)

今回の彼の相談は、今の会社ではやりたいことができないということから、転職活動を始め、グローバル企業2社からのオファーが貰えそうだとのこと。その2社の内、どちらがいいと思うか、という相談でした。勿論、最終判断は彼がしないといけないのと、私がA社、B社と選んであげられることはできないというのを前提に、相談にのってあげています。相談されている私が主観的に○○○○の理由でA社がいいと思うという判断をしたところで、それは、彼の視点で本当に出せた「解」かどうかは分かりませんからね。そんな確証をもてないまま、人生の一大イベントである就職・転職の判断を私の主観によって決まってしまうのはちょっと「・・・」と思います。だから、私が私の主観的意見で彼にアドバイスをすることはありません。

だから、私はあくまでも話を聞いて、それに対して客観的に整理しなおしてあげることをします。例えば、彼の今までの生い立ち、学歴(○○大学っていうことではなく、どういった勉強をしてきたかなど)、業務経験、強み・弱み、転職希望先企業の情報収集、その企業の業界の展望、職種として彼のキャリアパスはどうか、将来描くビジョンやゴールに到達できるキャリアパスか、そして、以上の考えにロジックがるか、ん~つまり、論理的に、話がつながるかどうかということです。これは、企業側もそうですが、彼にとっても重要なことです。企業側からすると、安易に、今ホットな業界だから、目先のことだけ考えて彼は応募してきたんだな、、、どういう理由があってわが社にきたのか、、、ロジックがしっかりしていないと長続きしないと思われるのは当然でしょう。例えば、今までずっと製薬会社のマーケティングの仕事をしていたとしましょう。それが、いきなり、土木屋さんの経理の仕事に応募する人がいたとします。勿論、個人の自由なので、それを止めはしませんが、普通に考えて、その転職の流れって、、ちょっと普通ではないですよね?キャリアチェンジをしたいのであれば話は別です。そのような場合でも、しっかりと説明のつくロジックが必要なわけです。そうしないと、企業側を説得することができません。採用したいと思わせるには、根拠が薄すぎるわけです。

一方、彼からしてみても、ロジックがしっかりしていないと、たとえ転職に成功したとしても、数年後、「あれ、やぱり違うなぁ」と思ってまた転職を、、、そして、その後も、、となってしまって、転職でキャリアアップできればいいのですが、そうならないことだってあります。そうならないためにも、しっかりとしたロジックがある転職活動を勧めています。そういったロジックが上手くみつかる、もしくは考えられた時は、採用される確率もグンと高くなると私は考えていますし、本人も、納得する、満足する転職活動になるのではないでしょうか。

こんなことを考えたり相談していると、「キャリア・コンサルティング/コンサルタント」って面白いなぁと思うようになってきました。色々と調べたところ、「転職を斡旋する」企業が沢山ありますが、個々の転職活動をより掘り下げてサポートしていくっていう部分のコンサルはまだなかったり(いや、きっと探せばあるんでしょうが)するかなぁ~と。(ちと、簡単に考えすぎですが)


是非、転職活動をされる際は、「ロジック」を大切にしてくださいね!

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