2009年12月28日月曜日

Global MBA的: 相手の目線でしっかりと考えて実践できているか?(政治編)

12/28/2009(Mon) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

私は鳩山政権を(まだ)批判はしていません。民主党が政権を握ってまだ間もないので、どのように私達国民を「友愛」というキーワードで引っ張っていくか静観したいと思います。とはいえ、1つだけちょっとまずいんじゃないのぉ~と思うことがあります。それは「小中2800棟耐震先送り…高校無償化余波」という記事にも載っていますが、高校の実質無料化を推し進めることで、それより重要な(少なくとも私は思います)学校の耐震工事を結果的に見送らせることになってしまったことです。将来のことを見据えて色々と考えているのでしょうが、高校を無料化することでどれだけ私達にとってメリットがあるのでしょうか?高校無料化が間接的に保護者に対する費用負担軽減という意味で少子化にプラス作用するのかもしれませんが、それであれば、首都圏や都市部で深刻化している託児所や保育園を積極的に増やすことに努力する必要があるのではないでしょうか。高校無料化が色々と考えられる方法の中で特別凄い案かとは決して思えません。一方、耐震工事はもしもの備えには必ず必要です。と、同時に、政府の責任でもあるわけですよね。

プロジェクトマネジメント的に考えると、万が一のリスクについてどれだけ考えているのか疑問に感じます。ある程度リスクはつきものだし、リスクをとることは重要ですが、公立小中学校など約5000棟もが(高校無料化による)予算不足で先送りされてしまったら、もし、今年や来年にでも大地震が起きたら一発で民主党政権は揺るぎかねないと思います。

後、この間の「仕分け作業」って皆さん覚えていますか?ある程度一般の人の声も聞き入れてくれたような感じがしましたよね?少なくとも今まで知ることのできなかった情報の「見える化」がなされたことは素晴らしいと思いますが、今回のような政府の動きも一般国民に対して意見を聞いてみることはないのでしょうかね。本当に「高校無料化が最善案だったのでしょうか?」そして、話が変わりますが、高速道路の無料化が本当に日本の為になるのでしょうか?単にマニフェストに書いてあるからではなくて、実態を良く理解した上で、日本国民に還元する政治を、日本国民のための政治を実現してもらいたいです。「結局政治家ってどこの党も同じなんじゃないか?」って思っている人は多いと思います。そんな誤解(なのか?)を解くには、しっかりと国民の目線で考えて、国民のための政治を実践することではないでしょうか?

なぁんて偉そうなことを書いてごめんなさい。決して、民主党反対ではないですからね。