2009年12月30日水曜日

Global MBA的: Business School in China(中国ビジネスの成長を視野に…)

12/30/2009(Wed) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

もう2009年も残り1日となってしまいましたね。皆さんにとって、2009年はどのような1年でしたか?しっかりと目標を立てた方は、ちゃんと達成されましたか?もし達成できなくても、それは来年また挑戦すればいいことですから、投げ出したりしないようにしてくださいね。私は念願のMBA留学(@Thunderbird Global MBA)から5月に無事帰国し、職場復帰しました。(但し、想定外の部署であった為、最初はためらいがありましたが、今は素晴らしいチームのお陰で頑張れるようになってきています)

さて、不景気の時はMBA留学生が増えるとよく耳にしますよね?その傾向は実際にあるそうです。そして、海外のMBA留学といえば、今までは欧米のスクールが殆どだったと思いませんか?少なくとも私はそう思っていました。近年、豪州やシンガポール、そして他の国でも少しずつですがビジネススクールが目立ってきていますが、それでも、米国を中心にイギリスなどが有名ですよね。しかし、これは少しずつ時代の変化と共に変わってくるのでしょうか。今世界で最もビジネスの伸びが確認されているのは、中国とインドですよね?その中国において、日本人のMBA留学生が近年上昇中とか…。来年には日本のGDPを越すと言われている中国。現在、日本の最大のビジネスパートナーでもあるとか。(私はてっきりアメリカだと思っていました)そんな、中国ビジネスの伸びに注目してか、学生たちが中国でのMBA留学を視野に入れ始めているのだとか。確かに、今後ビジネスとして確実に伸びる地域で体系だったビジネス(経営)を学ぶことで、最新のビジネスに当てはめて考えたりすることはできますよね。そういった意味では、中国やおそらくインドのビジネススクールも(今後表舞台にでてくるでしょう)更に人気が高まってくるのではないでしょうか。

今までいわゆる先進国のビジネススクールに通うというのが主流でしたが、これからは、発展途上国から先進国の仲間入りする国でのビジネススクールMBA)留学というのも増えてくるようですね。そうなると、日本のビジネススクールの評価は更に厳しくなりますね。ただでさえ、少子化で学生が減少していっているのに、ますます厳しくなってくるような気もしますが、その心配は今回の議題とはまた別になりますんで、深くは入らないようにします。

ポイント: 私が注目するのは、中国インドビジネス成長はめまぐるしいものがありケーススタディとしては素晴らしいと思います。その現場で体系だったビジネスを学ぶのは非常に恵まれた環境だと思います。一方、懸念事項としては、中国やインドでどれだけ優秀な教授陣が集められるかだと思います。いわゆる一流トップビジネススクールの教授陣が引き受けるか…。勿論、中国インドで成功した人たちからの体験談を聞くような講義はそれでいいかもしれませんが、経営の領域でそれなりの権威を持った方や著名な方、そして、評価の高い方がどれだけ引っ張ってこれるかもポイントだと思います。そういった方がいないと、外部環境は揃っていても、内部環境が揃っていないので、中身がスカスカになってしまいます。日本のビジネススクールについてはよくわかりませんが、グローバルに対して発信しているビジネススクールの教授が英語ができず、グローバルについての教養がないとなれば、話になりませんよね?そういった問題を少し気にしています。直感で書きますが、そういった方たちを教授として集めるのにはまだ少し時間がかかるのかなぁとは思います。

記事:
中国でMBAを取得する日本人、中国で人的ネットワークも
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1225&f=national_1225_018.shtml