2010年2月13日土曜日

Global MBA的: あなたの強みは?(What's your strength area?)

2/13/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

(PR)コミュニケーション専門特化スクール・コム学院

「あなたの強みって何ですか?」「あなたのご専門は?」と聞かれた際、あなたはキチッと答えられるだろうか?私は以前即答できないことがありました。MBAを持っているからといって、「MBAです」なんていうとんちんかんな回答は当然できません。ましてや質問者は博士号を持つ大手企業の元重役であり、そして今では大学で講義もされている方からの質問でしたので、適当には答えられません。ある会での自己紹介の席でのことでした。

正直申し上げると、それなりに色々な経験をしてきたと思います。同じ会社の中でも幾つもの現場や職種を経験させて戴きました。畑の全く違うところへの異動もありました。マーケティング、販売推進、海外営業、国内営業、KMポータル立ち上げ、SE(に近い業務)、内部統制(監査)業務、他にも面白い業務やプロジェクトを経験させて戴いてきましたが、少々浅く広かったせいか、いつしかスペシャリストからジェネラリストになっていたような気がします。そして、実は私はそれを好んでいました。1つの職種や業務を徹底的に掘り下げていくと、その道でのエキスパートにはなれます。そして、昇進/昇格も早いかもしれません。これは業種によって違うかもしれませんね。定期的なローテーションを組んでいるような会社の場合は違った上への進み方があるかもしれません。(あくまでも一例として捉えて下さい)そんな中でも、私はジェネラリストとしての道を選びます。それは、1つの職種での専門家になりたいと考えていないからです。それよりは、会社の中ではハブ役になり、そういった専門職の方を上手く繋ぎ合わせるような役を希望しています。ま、海外ではトップにならないか起業しない限りはこういった曖昧なことはいえないんですけどね。アメリカの場合、Job Description自分の業務範囲がしっかりと定義されていますから、それ以上も以下もありません。ジェネラリストになるのなら、トップ起業をする他ありません。

そんな中でも私はジェネラリストを希望します。だから、MBAにもいったわけです。MBAって、ビジネス専門家と言う考え方も当然正しいですが、私はそれ以上にビジネスジェネラリストだと思っています。MBAや中小企業診断士もそうですが、幅広くビジネス(経営)を理解しているわけですから、業務や状況に応じて色々な知識体系を臨機応変に当てはめることができます。1つの業務、職種、ポジションに特化されているわけではありませんよね。

と、書いたものの、「あなたの強みって何ですか?」 「あなたのご専門は?」と尋ねられた時、色々と頭には浮かんだものの、即答ができなかった自分に対して、「あれっ、どうしてだろう?」と自分を問いただしていたような気がします。PMPも取得してプロマネとしてやってきたので、プロマネという言い方もできたし、入社以来グローバルビジネスを一環して担当してきたので、その辺の話をしようと思えばできましたし、、、でも、即答はできませんでした。ま、後々考えてみたら、他に同席した方々が皆技術系畑の方が多くて、彼らは技術的な専門について話していた為、同レベルのものを言えるものがなかった、というのが最終的に行き着いた結論だったんですけどね。

それでも、やはり、「あなたの強みって何ですか?」 「あなたのご専門は?」という質問は逃げ道も与えてくれないような直球でした。

皆さんも年に1度でいいので、自分のたな卸しをしてみてください。他の人に話す必要はありませんが、上の質問を自問自答してみてください。更にやってみたい方には、毎年自分のやってきたことを思い出しながら、履歴書を書いてみることです。これは転職を勧めているわけではなく、自分のやってきたことを振り返る為にとても重要です。プロマネでは、とかく先々のスケジュールのことを意識しがちですが、終わったことに対してもしっかりとレビューすることが重要です。自分のことも同じことが言えるのではないでしょうか。色々と将来のことを考える人がいますがそれと同時に今年はどうだったかという振り返りはとても重要ですね。この自分の履歴書を書くというのは、○崎さんという私の大先輩から教えられたノウハウの1つです。

最後に「あなたの強みって何ですか?」 「あなたのご専門は?」いう質問に戻りますが、これって、どこかで聞いたことありませんか?「ご専門は?」という質問はないかもしれませんが、会社に入るための就職活動でもありませんでしたか?このブログを今ご覧になっている方が、現在就職活動をされている方であれば、この「あなたの強みって何ですか?」 「あなたのご専門は?」よーーーーく考えた上で就職活動をしてくださいね。それによって、内定率がかわるわけではありませんが、学生の頃に悩んで考えた人であればあるほど、入社してからもこの同じ質問に直面したときに、学生の頃を思い出して、それほどの苦労がなくても回答できるかもしれません。しかし、そういった考えを真剣にしてこなかった人にとっては、そういったこと自体あまり意識してきていなかったケースが多いので、いざ考えてみると回答にかなり苦しむケースが多いです。(えっ?私のケースは???ん~)







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