2010年1月23日土曜日

Global MBA的: 不況を知らない場所も実はある?

1/23/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

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日本は今本当に不況なの?

ふと、そう感じるときがあります。川崎はラゾーナというショッピングセンターがあるのですが、週末になると、凄い賑わいです。ショッピングモールは他にもあると思いますが、同じような賑わいなのではないでしょうか駐車場は満車に近く、レストランも行列ですよね…。お店も混んでいて、ここにいると「不況」という言葉を一瞬忘れてしまいますよね?各店舗の売上までは分かりませんが、こんな不況の中でも伸びている所は結構あるようです。ニュースでも、前年度比がプラスになっているお店について取り上げていたりもしますよね。

どうしてなのか?どうして、不況知らずのように大混雑しているのでしょうか?
様々な要因が絡み合っていると思いますが、まず思いつく限りでは、
  • プロモーション戦略
  • マーケティング戦略
  • コスト戦略(薄利多売なども含む)
  • 購買層の選択と集中
  • 主力製品の徹底分析(選択と集中)
  • アクセスの豊富さ(駐車場等が完備されてきている)
  • 情報の豊富さ(店舗情報、割引情報、リアルタイム駐車場情報など)
  • 会員向け特別サービス(会員に宛てるDMやお得な情報)
  • 口コミサイト/情報(話題の店など)
  • サービスの向上
  • プロダクトアウト => マーケットイン
他にも色々とあるかもしれませんが、MBAで学習した多くが上記に挙げられています。全て重要な要因ですが、その企業やお店によってそれぞれ優先順位付けをして、実行していくわけですが、ポイントはしっかりと考え抜くことです。何回か前の投稿で「考えるより行動」と書きましたが、ここは、「行動より考えること」がとても重要です。お客様が何を求めているのか、お客様をどうすれば満足させることができるかなどを幅広い視点で考えます。自分の頭だけで考えるのではなく、縦(上下関係/社員とパート間も含む)にも横(職種間)にも検討する必要もあるので、色々とヒアリングをかけることがポイントです。現場(第一線)にいる人の声もとても重要ですよね。

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また、これらは単体でプラスに働く場合もありますし、幾つかが関係し合ってプラス作用する場合もあります。例えば、コストを下げるとします。そうすると、売上は減りますが、お客様の来客数が増えるかもしれません。しかし、永遠にコストで勝負をしていると限界があります。収益も厳しくなりますし、資金力の高い競合が同じようなことを更に安くしてしまうと太刀打ちできなくなりますよね?そこで、ポイントとなるのは、他店/他社よりコストを下げた時から、更なるサービスレベルの向上を図るのです。お客様に対しては昨日より今日、今日よりは明日の方が更に良いサービスが提供できるようにトレーニングするのです。勿論、お客様を満足させるには従業員を満足させることも重要ですよね。(一時的ならまだいいですが)価格でとことん勝負するのは、最終手段とすることをお勧めします。(例外として、どこよりも安く提供しているようなお店はその限りではありません)お客様の財布を満足させる(出費を抑える)ことも重要ですが、お客様の心を満足させることにより重きを置き、努力することがポイントだと思います。

その状況に応じて、上で述べた要因/戦略を使い分ける必要がありますが、これは大抵の企業やお店でもお使い頂けるものだと思います。

もし、売上・収益が下がってきて苦しい思いをしている企業/お店がございましたら、1つずつ見直してみては如何でしょうか?






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Global MBA的: 会社の組織(ローテーション制度など) 浅く広く?深く狭く?

1/23/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

会社の組織って観察していると面白いですよね。(面白いという言葉適切なのか分かりませんが…)銀行などはよく数年でローテンションがあると聞いています。それは、ある業務にずっといることは、色々な意味リスキーであるということや、組織の活性化もあるからだと聞いています。一方、メーカーなどは、ローテーション制度はそれほど多くないのではないでしょうか。専門家を養成する傾向があり、同じ組織に長い間いる場合が多いようです。(部署によって差があるとは思いますが)

但し、このローテーション制度が全くない環境がずっと続くとどんなことが起きると思いますか?環境が良ければ、強い結束力(チームワーク)信頼関係が期待できますよね?ただ、一方で環境が悪ければその逆も当然起きる可能性があります。それに加え、例え良い環境下であったとしても、同じ環境にずっといると、ダラダラとしてしまい、緊張感が無くなってきてしまいます。本当は実力がなかったり、発揮していないにも関わらず、年功序列っぽい勢いでただ長くいたからというだけで、意味のない上下関係が生まれてきてしまいます。勿論、私は上下関係を尊重しますが、、、ただ、それは、頑張っている『上』であれば、という前提が入ります。ただ、組織に長くいるからというような尊敬することができない、先輩や上司に対しては上下関係などは一切尊重したくありませんね(というのが本音ですが、実際にはそんな対応はできませんが)。

同じ組織に長くいてしまうと『馴れ合い』の文化というか、空気が生まれてしまい、生産性や効率性にも影響を及ぼしてくると思います。勿論、本当に頑張っている人は、更に専門性を高めることができますが、私はそんな人こそ、浅く広く様々な部署を経験することが重要だと思います。

過去を振り返ってみると、私は異例にも、色々な部署を経験しています。会社都合もあり、私が手を挙げて(制度を利用して)異動したこともあり、そして、MBA留学に行き、帰国後はまた違う部署へ戻ってきたりと、職種転換も含めて、色々な部門を経験させて頂きました。ある人からは、色々と転々と異動していることは経験が『浅い』ので危険だと言われたことがありますし、ある人からは、できる限り多くの部門を経験することは『財産』だとまで言われたことがあります。浅く広く行くか、深く狭く行くかは人それぞれではありますが、私はこまめに異動などを繰り返して、浅く広く進んで、ジェネラリストになることが重要だと考えます。まぁ、部署にもよるのかもしれませんが、それでも、他を経験するって重要ですよ!

例:
営業の人が短期間(期限付き)でもいいので、システム部門や生産部門に行くことで、社内でどれだけ苦労してものづくりがされているかを実感することができます。安易にお客様に対して回答していることが、どれだけ会社にとっては難しいことかが実感でき、その感じたことをお客様に伝えることができます。
一方、生産部門が営業を少しの期間でもいいので経験することで、プロダクト・アウトにならないで、お客様の声もしっかりと聞くことができます。社内の生産部門などにいると、お客様との接点があまりありませんから、生の声を聞けるいいチャンスにもなります。他にも色々と、他部門を経験すると良い理由がすぐに浮かびますが、まずは参考程度に。

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