2010年8月15日日曜日

Global MBA的: ゆとり教育について

8/15/2010 (Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

英語が自由に話せるようになり、
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ゆとり教育ってよく耳にしますが、具体的にどういうことか分かりますか?wikipediaには、「ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは、日本において、知識重視型の教育方針を詰め込み教育であるとして廃し、経験重視型の教育方針をもって、ゆとりある学校をめざした教育のことである。」と書かれていますね。

この是非については賛否両論のようですが、私の中では昔の方が良かったのかなぁと思います。一概に「これが原因だから」とは言い切れませんが、学力の低下は低迷する一方ですし、国際的競争力でも一部を除いて日本の子供のレベルは大分悪くなってきているようですね。これは子供に責任があるのではなく、システムに問題があるのではないでしょうか。

心にゆとりがあるのは大切なことですが、ゆとりを軸に教えてしまうと、逆に「厳しさ」に対する経験が薄くなり、いざ厳しいことに直面してしまうと、身体(心)が対応できなくなるのではないでしょうか。分かり易い説明をすると、よくテレビドラマでもでてくる、(極端な例ですが)子供を溺愛して一切叱らない、甘えさせる、躾は一切なし、、、という裕福家庭の子供を見るじゃないですか?彼らは幸せな生活を送っているでしょうか。大抵は、わがままに育ち、自分の思ったことは何でもできる、、、と思ったり、おねだりすれば何でもやってくれると思われているのではないでしょうか。ゆとり教育をすることで同じことが起きるといっているのではなく、ゆとり教育をすることで、似たような「心の甘え」が基礎に築かれてしまうという心配があります。それが一度築かれると、なかなか崩すことはできないと思います。ゆとり教育で育った子供に社会の厳しさを教えようとしても、なかなかそれに対応できるのは難しいのではないでしょうか。もしも、教師や両親が厳しい時代に育った人であれば、まず、「ゆとり教育」の下、育つ子供の心はきっと読めなくなってしまうと思います。自分の世代の頃とレベル間が違うわけですからね。一方、両親などが「ゆとり教育」世代であった場合、親子共々社会の厳しさに対する免疫や経験があまり無い為、いざ大きな(厳しい)波が訪れた時は大変ですよね・・・?

8割厳格で、、、2割はゆとりを・・・。(従来のイメージ)
2割ゆとりで、、8割は厳格で・・・・。(現在のイメージ)

4割厳格で、、、6割はゆとりを・・・。(私のイメージ)

私は従来と比較してもう少しゆとりのある教育にしてもいいとは思いますが、それでも、やはり、厳格教育を基準にすべきだと思っています。社会人になってからのことを子供の頃から意識するのは早いかもしれませんが、教師や両親など大人は常に子供の将来を考えているわけですよね?その場合、社会人になって会社に勤めると甘っちょろいことなって言ってられないことは分かりますよね?でも、ゆとり教育で育つ子供はそういったことが感覚的に分からなくなっています。(そのように育っていないわけですからね)

私はビジネススクールで猛烈に勉強していた頃にこの社会人になってからの厳格さを更に感じました。周りが強制する「厳格さ」ではありません。自分自身が自分に対して、「厳格」にならざるを得ないと感じるのです。そうでないと、ビジネススクールではやっていけないですし、卒業後、競争の激しいビジネス(職)に就いた時にきっと追いついて(もしくは、引っ張って)いくことができなくなります。そういったことを考えてもやっぱり子供の頃から「厳格に」育てることが重要だと思います。

皆さんはどのようにお考えですか?

ちなみに、アメリカは、、、「ゆとり教育」ではありますが、その前に、「ゆとり社会」だと私は思います。そもそも、家庭環境に「ゆとり」があると思います。日本はそういった家庭環境ではないと思います。そんな中、家庭環境は「ゆとり」ではなく教育だけ「ゆとり」教育にしてしまうと、ちょっとバランスが崩れますよね?アメリカの教育システムをそのまま適用したりはしていないでしょうが、、、そういった全体のバランスも考えた上で、教育システムを企画・計画する必要があると考えます。




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