2008年5月10日土曜日

動物園で学んだこと(顧客志向マインドはどこでも忘れるな!!)

5/9/08(Fri) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

先週末、試験が終わったのでちょっとゆっくりしに、近くの動物園にいってきました。Wildlife World Zooという動物園なのですが、「Wildlife World Zoo has Arizona's largest collection of exotic animals with over 2400 individual animals representing more than 400 exotic and endangered species.」だそうです。(州/市が運営する動物園ではなく、企業(か個人?)が運営しているそうな)

まず最初に我々を出迎えてくれたのは、孔雀でした。普通、孔雀でもこんなに開放しているものでしたっけ?孔雀はありとあらゆる場所に放し飼いされていて、人間も恐れていませんでした。この孔雀は車の反射している自分の姿を敵(?)だと思っているのか、ずっと威嚇して、攻撃していました(笑)私は鳥が大好きですが、ちょっとお馬鹿さんでもありますよね。大学でも、似たような光景を見たことがありますし、窓に向かって直撃する鳥も数多く見ました。Wildlife World Zooにはあらゆる鳥がいて、面白かったです。おしゃべりをするオウムもいて、皆の笑いをとっていました。皆が「わっはっは」と笑うとオウムもそれを真似て笑います。

次のお勧めは、このお猿さんです。って、このサル何をしていると思います??写真を見る限り、猿が写真撮影していますよね!!(笑)ちゃんとアングルもしっかりしていて、後はシャッターを押すだけです!
実際にはお客がカメラを近づけたら、興味津々に近づいてきて、いじりはじめたのです。このまま写真をとっていれば、もっと面白かったんですけどね。相当人間慣れしちゃっているお猿さんです。しまいには舐めたりし始めていましたが…。

次に私達が向かったのは、キリンの餌やり場です。
今まで日本でも色々と動物園に行ったことがありましたが、キリンに直接餌を与えることができたところはここが初めてでした。大勢お客さんがこの餌やり場にはきていて、子供から大人まで楽しそうに餌をやっていました。(今回動物園に行きたいと言っていたのは妻ですが…)

餌やり場に登って行くに連れ、キリンがまるで「早く餌くれよぉ~、餌、餌、エーサ」と言ってさかしているようで、それがちょっと恐く見えていたのでしょうか。(妻が)ちょっと足ずさんでいたようにも見えました。でも、こんな機会って滅多にないので、私は無理矢理行かせました(笑)。ビジネスマインドで考えると、お客様のことを考えて、お客様が喜ぶことをしようという考えがでていますよね。他の動物園ではあまりやらないことをやって、お客さんをリピーターにする。「顧客志向」がここではハッキリと表れていました。

最初(少し)恐がっているようにも見えましたが、実際やってみると面白そうです。キリンが長~い舌を出してきますので、そこにめがけて、餌を「エイッ」って投げて乗せてあげます。この餌やりはずっとできるのですが、、、、そんなキリンは食ってばっかりで運動しなくていいのかなぁ…、と自分の(肥満の)心配をしないといけないのに、キリンのことばかり考えてしまいました。

これは、餌やり場全体ときりんをバックから写した写真です。こういった発想って誰が思いつくんですかね?従業員?それとも、ご意見箱などでコメントを参考にしたのでしょうかね。ちょっとしたこうした発想がお客様を喜ばせるんですよね。キリン以外にも、別の広場で(子供向けって感じでしたが)ヤギの親子、コジカ、鶏などがいて、餌を挙げたり触れる所がありました。楽しそうに遊んでいる子供もいれば、恐くて泣き叫んでいる赤ちゃんもいましたね(笑)でも、こういった体験が子供の創造性を豊かにしたり、思いやりって何かを学ばせるんでしょうね。動物園の良いところはこういった体験場がどこかに必ずあるところです。私も(両親に感謝していますが)小さい頃に色々と連れていってもらった記憶があります。色々と連れていって貰い、経験/体験したからこそ、今もありとあらゆる物事に関心があったり、おもいやり等には人一倍気を遣ったりします。(お勧め:私はまだ子供がいないので、偉そうなことは言えませんが、お子様がる方へのお勧め:決して大金をかける必要はありませんが、色々と子供に体験させることが大事だと私は思います。色々と見て触って、感じてもらって、臭いも嗅いで、音も聞いて、(さすがに味わうことはできませんが、それでも牧場にいったら美味しいソフトクリームや牛乳を、山や川にいったら美味しい川魚を)感受性を豊かにし、全ての5感を豊かにさせてあげると良いと思います。幼少期にそういった体験が多ければ多いほど、大人になってからも、それがプラスに作用すると私は確信しています)

キリンの餌やり場の後ろには、広い土地にダチョウが走り回っていました。こんな鮮やかな緑を見ていると、一時、アリゾナにいることを忘れてしまいます。私の中では、アリゾナ=茶色かサボテン色(ちょっと薄れた緑)のイメージがあって、こんな鮮やかな緑を一面に見ることはそれほどありません。後ろに小さな園内を走る汽車も走っていて、なんか、温かい感がするのは私だけでしょうか。

次にこの動物園でいいなぁと思ったのは、動物との近い距離です。口コミにも同じようなことが書いてありましたが、この写真を見てもわかるようにかなり動物との距離は近かったです。

最後に私達が発見したのは、可愛い可愛いアヒルの子供x2です。檻にいたわけでもなく、どこか遠いところにいたわけでもなく、目と鼻の先の茂みの中に潜んでいました。可愛いですよね。この時点で私は空腹で限界でしたが、アヒルの子供を見ていると(食べたくなったとかじゃないですよ…)なんか和みますよね~。妻と一緒にこのアヒルを見ること15分。癒されて今回の動物園の半日は終了しました。ゆっくり歩くと1日かかるでしょうが、暑さもあり、空腹感もありで、少し足早に進み、半日で見終わりました。癒しの半日@動物園。

(独り言)
Operations Managementの授業では如何にLean Management(無駄や斑を徹底的になくす生産方式)ができるかポイントかを学びましたが、今回の動物園で学んだことは(最近、どこにいっても経営の視点で考えられるようになってきました)まずは「顧客志向」が第一であること。お客様が何を求めているかを企業/運営側が理解していることが大事です。(経営理念に相当するものになってもいいくらいです)その次が、効率性をとことん追求することではないでしょうか。Walmartがここまで伸びたのは、企業のオペレーションをとことん効率化したことが挙げられますが、これもお客様満足を考えた上のことだと思います。効率化が1番の目的ではないはずです。お客様に満足して頂く為に究極の効率化に取り組んだんだと私は思います。

こんなことを考えていると、私にとっての顧客志向の原点であるジローでのアルバイトのことをいつも思い出します。私にとっての師匠である田代さん(当時店長/マネージャー)には「目配り・気配り・心配り」を教えて頂き、社員であり同僚であった大畑さんとは常にお客様にどうやって満足を提供するかで議論したりしたものです。あの頃があったからこそ、今でもこうして顧客志向マインドが続いているんだと思います。

MBAで理論やケースから学ぶことは沢山あるかとは思いますが、現場やお客様から学ぶことも(前述)と同等に大事であることを忘れないようにしたいです。