2009年10月15日木曜日

Global MBA的 お薦めの本:「お金持ちの習慣が身につく「超」心理術 【その7】

10/15/2009(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

以前、どこかで触れたかもしれませんが、私は心理学に大変興味を持っています。仲間と一緒に心理学系のボランティアもやっているくらいです。そちらでは定期的にコラムなどを書いたりしています。そんな私が第七回目に選んだ図書は、「お金持ちの習慣が身につく『超』心理術」です。お金持ちになる図書は不況が続いているからなのか、書店では沢山並んでいますよね?!どれがいいのかが迷うくらいです。私はロバートキヨサキさんのシリーズ(例:金持ち父さん貧乏父さん)の本が個人的には好きですが…。それはさておき、これらの多くは具体的にどのような行動を起こすかがポイントとなっていますよね。勿論、それは大変重要です。具体的な施策がないと、金持ちに近づくことができないわけですから。でも、それらにたどりつく前に、自分の心構えというか、心理状況について注目したのがこの本になると思います。答えは1つではありませんが、「望ましい姿勢」を教えてくれます。ちょっと精神論が多いかなぁとも思いましたが、1つずつ大学教授や博士の客観的なデータで裏づけされているのが興味深いところです。精神論ばかりの本だとこのような裏づけあまりありませんが、この本は、しっかりと裏づけされているので、精神論について書いてあるんだけれど、客観的なデータが裏にあるので、受け入れやすいんですよね。

詳細は読んで戴くとして、幾つか面白かった内容をご紹介します。
  • 『「オレはもう十分努力した」というところから、さらに一歩踏み込め』: 100%目標を達成しても、更に頑張ることが重要だということ。当たり前すぎることなんですが、我々はとかく設定した目標を達成することに意識がいってしまい、達成できたら、「やったぁ~」でそれより先は現状維持になってしまったりしていないでしょうか。そうではなく、目標を達成したところから、更に頑張れるかがポイントということ。
  • 「成功したときこそ、その理由を探れ」: 今世間では「失敗学」や「失敗から学ぶ」ということが注目されていますが、この本ではむしろ成功要因を分析して、どうすれば成功するかを理解せよ、ということです。失敗を分析すると失敗を防げるかもしれませんが、それ=成功かというとそうではないのかもしれません。一方、成功を分析することで、成功の横展開ができるようになるかもしれません。
  • 倒れたら、すぐに起き上がれ: 失敗してもすぐに起き上がることが重要であるという説明です。逆にすぐに起き上がらないと、其のうち本当に起き上がれなくなるほど重症になってしまいます。倒れたままにしておくと、その内身動きがとれなくなってしまいます。これに関連して成功の要因はどれだけ失敗をするか、ということも挙げられています。エジソンの話なんかは有名ですよね?!
これらはほんの一例ですが、分かりやすく解説され、データを元に書かれているので、説得力も意外とあるんですよね。心理学なんか信じないと思う人もいるかもしれませんが、潜在意識や心というものは、目に見えないものではありますが、とてつもない力を持っていると私は信じています。また、ビジネスや普段の生活もそうですが、「人と接する」ことが全ての基本となっている中、「心」を上手く使う・理解することがどれだけ重要なファクターかということはきっと皆さんも薄々気づいているのではないでしょうか。

お勧めの一冊でした。

タイトルお金持ちの習慣が身につく「超」心理術
著者:内藤諠人
ISBN:978-4-492-04307-3




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