留学前。留学中。留学後。振り返って考えてみるとその全てにおいて心境が違っていることがよく感じます。留学前の大きな目標。留学中に学んで新たに感じること。そして、卒業後の新しい気持ちと、そして日本の会社組織に戻ってきたときに感じる挫折感、、、ではなく、日本風の商習慣というんでしょうかね。分かってはいるものの、MBAでの商習慣とは相反するものとの闘いがあります。MBAを取得したところで人生バラ色という人はそれほどこのご時世の中多くはないと思います。勿論、私の場合、社費での留学のため、「それでもまだいい方だろう、幸せだよ」と私費留学生からは思われるかもしれません。それは確かに帰るところがあるだけまだいい方だろうと私も思いますが、社費であれ、私費であれ企業に戻るとみなそれぞれ壁にぶつかることは確かです。
って、かなりブルーな話から始まりましたが、私はかなり前から取得後に立ち向かうハードルに対する心の準備はできていたので、会社に戻ってからはそれほど大きなショックはありませんでした。１００％の能力（って、どれだけ能力が身についたのかわかりませんが・・・）を活かせるかというとそれはきっとあり得ないかもしれませんが、そこで諦めて転職をするのではなく、（１）与えられた業務の中で最大限の能力を発揮できるようにし、更に効率よく、そして期待される以上の結果を出せるように努力すること、そして（２）与えられていない業務であっても、その会社や部署で直面している課題、もしくは、身の回りで見られる課題を見つけて取り組んでみることも重要だと思います。そういったところには、MBAで学んだことが直接活かせることも多いにあると思います。主業務ではないので、直接的な評価を期待するわけにはいきませんが、そこで出す結果は「信頼」につながり、次の業務へとつないでいくことができます。
考え方次第でMBAで得た能力を活かす方法もたくさんあると思います。勿論、これはMBAに限ったことではなく、他の資格や能力においても同様に言えることだと思います。
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