2010年4月3日土曜日

Global MBA的: プロが狙うべきは一企業の利益だけでなく業界全体の改善!?

4/3/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

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トヨタのリコール問題が起きた時、若干対応が遅いなと思ったものの、抜本的なそして大規模な改善対策を出したことによって私は必ず巻き返すと信じていました。米国自動車業界や一部海外メディアではトヨタバッシングを続け、販売台数などが激減していましたが、その改善活動がようやく実ろうとしているようですね。

問題として起きてしまった事実を今になって変えることはできません。それはそれで必死に対応していかなくてはなりません。但し、其の問題を引きずらないで改善活動へどれだけ反映していくことができるかが鍵だと思います。その結果が、3月の米国新車販売で前年同月比40%増の約18万6000台を達成です。私が推測するには、米国自動車業界はこの巻き返しをある程度は想定していたかもしれません。トヨタがこのような大問題を起こしたからといって、今まで改善活動や品質活動にはかなり取り組んできてトヨタが、この大規模問題に対してより一層高いレベルで取り組み、改善活動を実施すれば必ず更に良いものができるし、サービスとして提供することができます。おそらく、そのレベルは米国自動車業界では実現できないのではないでしょうか。そういった恐れは業界だけでなく、政府内にもあったのではないでしょうかね。多くが今後の脅威と感じていたことでしょう。

また、おそらく多くの方が感じられていたかもしれませんが、今回のトヨタの問題は自動車業界全体のほんの一部であって品質問題はどこの会社でも抱えているものでしょう。今回はたまたまトヨタのが発覚しましたが、全面的にを出し切る姿勢を公に出したことは正解だったと思います。おそらく、この後に続いて(リコール問題等が)でてくる自動車メーカーは苦しい思いを迫られると私はにらんでいます。その理由は、トヨタより改善活動においてレベルが高い自動車メーカーはそれほどいないと思うからです。

だからといって、皆さんには今回のトヨタの回復を「万歳」と喜んで終わり、にしないでもらいたいです。トヨタだけが復活して伸びれば良いわけではありません。やはり、トヨタだけでなく、他の自動車メーカーも率先して膿を出し切って、問題点を全面的に解決していけるよう取り組み方を改善するべきだと思います。トヨタのように「改善活動」に注力するパワーを高める必要があると思います。そうすることで、より自動車事故も減りますし、私達消費者がより安全な生活を送ることができるわけです。業界全体が今回の件でいい意味で影響を受けることを私は期待しています。

まとめ:
ビジネスをされている皆さんにも是非それを意識してもらいたいです。自社だけの利益を優先するだけでは駄目ですよ。業界全体を考え、可能であればリーダーシップをとって先導する勢いも必要だと思います。業界に刺激を与え、活性化させ、改善活動にまで取り組めるようにするには相当なパワーが必要ですが、やはりそこまで努力したいものですね。

今回のトヨタの問題の件をあなたはどこまで視点を広げて考えてみましたか?まだ遅くありません。今後の業界への影響やトヨタの改善について幅広い観点で考えてみてください。

トヨタ、3月米新車販売41%増 顧客目線の品質改善策で反撃
Yahoo News記事
4月3日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

参考図書:

2010/03/26


2010/03/19


2009/03/18


2009/03/18



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Global MBA的: 誰の、何のために仕事しているのか?誰の、何の視点/観点で仕事しているのか?

4/3/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

先日私が委員会メンバーを勤めているあるPM団体でのミーティングで話がでたのですが、在日外国人でPMに興味のある方、もしくはPMを専門的に業務でされている方がいるにも関わらず、当PM団体への参加がなかなかないそうです。それはどうしたなのかを議論したわけですが、まぁ色々と意見はありましたが、その中でも私が前々から感じていた問題で日本全体に共通して言えることですが、物事の大半が日本人を基準に、日本人の視点で考えられていることです。人口の殆どが日本人だからある程度は致し方ないものもあります。アメリカのように人種が多岐に渡って混じっているわけではありませんからね。しかし、それでも、在日外国人での視点は統計上だからなのか、殆ど考慮されていないことは「グローバル化」を目指そうとしている国としては問題ですよね。政府が、観光業強化を以前に発表しましたが、それに伴ってどれだけの整備・努力がなされてきたでしょうか?そして、それを評価するのはやっぱり日本人になってしまうのでしょうけど、それも問題ですよね?誰の為、誰の視点でやるかによって、評価する人もそれ相応に考えるべきです。

PM団体の話に戻りますが、結局、まずは皆さんの声を聞いてみようということになり、相手の目線でニーズや今感じていることを調査することになりました。もしかすると、私達と全く違う観点で考えていらっしゃることもありえますからね。

ちなみに今私が委員のメンバーを務めている団体には外国人も入っているので、より外国人視点での意見交換が活発にできているので、あらゆる「グローバル」を推し進めるにとっても大変良い勉強になります。

PM団体だとか観光業の話とかを例として出しましたが、要は、誰のためにやっているか、誰の視点/観点でそれは考えられているかを常に意識することってとっても大事だ、ということです。どんなに満足いく仕事ができてもそれが相手が求めているものであれば、自己満足に過ぎませんし、全く無駄な作業になってしまいます。個人であれば「自己満足はどうぞ」といえますが、企業の場合、リソースは有限ですから、そうそう無駄な投資はできないですよね?是非皆さんも常に「誰のためにやっているのか?」「誰の、どの視点/観点で考えていけばいいのか?」を自問自答して、明確にした上で進めていってください。更に、定期的に自問自答することもお勧めします忙しくなって仕事に夢中になると、その仕事(作業)に没頭して、作業をやることが仕事だと勘違いすることがあります。勿論、作業は仕事の一部ですが、でも、そもそも、誰のため、何のために仕事をしているのかをしっかりと意識した上で作業を進めることが基本中の基本ですよ。

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