2009年8月17日月曜日

Global MBA的 お薦めの本:「戦う組織」の作り方【その1】

8/17/09(Mon) Global MBA@ThunderbirdグローバルMBAを活かせ

今後私が読んだ図書の中でお薦めのものがあればこのブログを通してご紹介して参りたいと思います。なお、紹介する本は皆さんにも読んで頂きたいので、ポイントだけ伝えたいと思います。ちなみに私の本の選び方は様々ですが、簡単に説明しますと、以下の通りになります。(ご参考まで)
  • 新聞等で話題の本
  • 知人からお薦めされる本
  • 図書館の新着本(ビジネス書)
  • 図書館の人気本(ビジネス書)
  • Amazon.co.jpが薦める本(ビジネス書)
  • 上記図書の中で著者のお薦めの本
  • メルマガやネットを通じて知る本
  • その他
タイトル:「戦う組織」の作り方 (PHPビジネス新書)

リーダーの覚悟が人と会社をここまで強くする!
渡邉 美樹
ISBN: 978-4-569-77036-9

渡邉氏ワタミフードサービス(株)の創業者だということは多くの方がご存知かと思います。彼のワタミでの「戦う組織」の作り方が詳細に説明されています。

ポイント:
  • 企業の永続的存続を目指すには、ワンマン経営を続けるのではなく、権限委譲をしながら、次の世代が上手く経営できるような環境を整え、下地を作ってあげること
  • 120%の課題・ノルマを与えることで、より高いレベルへと成長する
  • 年功序列は従業員のやる気を喪失させる
  • 状況把握力や判断力は早い時期から経験を積んで身体で覚えていくほかない
  • 難しかったり、大きな抵抗がある場合は、自分が率先してやってみること
  • PDCAや仮説/検証を徹底する
他にも重要なポイントはたくさんあったかと思いますが、特に印象に残ったのは上記の点だと思います。本を読む際の私の中でのポイントは、まずは、書いてあることを吸収するのですが、自分の価値観と比較しながら吸収していくことが重要だと思います。自分の価値観が全くない所は100%吸収し、視点を広げるために使えます。自分の価値観があるところについては、著者の考えとどう違うか、なぜ違うのかを考えます。正しい、正しくないという評価はしなくてもいいと思います。人それぞれ経験や視点は違うので、また、状況に応じても結果は変わってくるので、渡邉氏が言っていることが全てのケースにおいて正解になる、というわけではないと思います。(彼を否定しているわけではありませんからね)どんなに優れている人の意見であっても、それが、100%の場合において適用されるかというとその限りではない、ということを言いたいのです。それを自分の価値観と比較しながら本を読んでみると、自分の視点もハッキリしてきますし、周りの視点や新しい発見もついてきます。

今回の本は、自分の会社と照らし合わせながら考えてみました。規模の違いから同じような組織体制を築くことは難しくはありますが、現場重視、そして、お客様重視がどこまで徹底できているのか、リーダーの部下に対する教育の方法についてはどうなのかなど色々と考えさせられます。自分の中ではある答えがでているのですが、それが一社員の分際で会社に対して提案できるかはちょっと「・・・」なので、もうちょっとの間、胸の奥の方で温めておきますが、先ほどは価値観とを比較と書きましたが、このように自分の今の立場や組織などリアルなものとを比較すると更にいいかもしれませんね。具体的にイメージしながら、本を読むことができます。本を読んで「学ぶこと」は当然重要ですが、それ以上に「考えて」「自分なりの意見や結論に達する」ことも同じくらい重要だと私は考えます。




メルマガも始めました!↓ここから登録できます!
Global MBAでビジネスに革新を!(MBA活用法)
--------------
TAG index
人気ブログランキングに参加しています。面白い記事だったなぁと思った方は是非是非クリックしてください!!