2009年2月26日木曜日

企業の問い合わせに対するレスポンス(質とスピード)

2/25/09(Wed) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

アメリカにMBA留学をするようになってから、企業に問い合わせをすること多くなりました。今までは関心や気になることがあっても特に問い合わせをするほどでも・・・、と思っていましたが、最近では積極的に「指摘、クレーム、提案、参考情報、質問」をするようにしています。って、「お前はクレーマーか?」と思うかもしれませんが、逆に視点で見てみると、クレームでもそうですが、企業からしてみると、クレームは有り難いものであると私は思います。その人がクレームを挙げてこない限り、企業はそれにずっと気付かないかもしれませんよね?そうなると、十中八九他にも不満に感じている人たちは沢山いるでしょう。が、わざわざクレームを挙げるまではしません。他社製品にいつの間に乗り換えていることが多いかもしれません。

クレームや顧客満足に関しては沢山書けますが(現に別の専門ブログにも書いてますURLは内緒です!)今回は企業に問い合わせをした後のレスポンスに着目してみたいと思います。私の場合、大半の問い合わせはホームページのWebフォームかEmailベース(Emailアドレスを公開していれば)で問い合わせをします。

その前に(業種限定で申し訳ありませんが)残念なことに日本の金融機関においては、殆どがWebフォーム形式の問い合わせ窓口がありません。全てが電話での問い合わせになっていました。(全金融機関をチェックしたわけではないので、全てとはいえませんが、大半の大手銀行にはありませんでした)そもそも、インターネットがここまで進んでいるにも関わらず、Webフォームでの問い合わせ窓口自体無いのは如何なものかと私は思います。Webフォームの良さは、電話対応のようにその場で即対応する必要がないことです。つまり、回答準備するのに少し時間が稼げること。また、事務員/オペレーターの人数も平準化できることです。1件ずつ問い合わせ順に対応していけばよくて、電話対応のように全てそのときに対応する必要がありません。電話対応のように、(例えば)5人のオペレーターを常時置いていた場合、暇なときの人件費は・・・?勿体ないですよね?それであれば、2,3人に減らして、Webフォームで来た場合の対応も上手く分散できるとコスト削減にもつながります。上手くWebフォームの問い合わせにお客様をまわすことができると、「ただ今オペレーターは別のお客様に対応中です・・・」と流れる音声にイライラすることが減ってきます。Webフォームを是非検討してみてください。Emailの場合、SPAMメールが気になりますが、Webフォームですと、それも大分(100%ではないですが)少なくすることができます。

さて、(やっと)本題に入りますが、企業に対してWebフォームで問い合わせをした際、どれくらいのレスポンスをあなたは期待しますか?どれくらいというのは、「質」と「スピード」を意味していますが、順番としては殆ど同等ではありますが、どちらかというと「スピード」→「質」になるかなぁと思います。電話での対応でない為、即その場でレスポンスはできません。その代わり、如何に早く対応できるかがポイントだと思います。問い合わせ直後に「受け付けました。有難うございます」という確認メールが届くのはGOODだと思います。是非それはやるべきだと思います。少しでも早く対応しようとしている姿勢は見せるべきですね。しかし、「We will reply to your question in 7-10 days. 」のような返信はNGです。これは先週ある企業に問い合わせたときにもらった自動返信メールです。回答に7-10日かかることはあってはならないと思います。電話対応と同じスピードを心がける必要があります。一方、すぐに回答すると自動返信メールにあり、なかなか返信がない企業も結構ありました。それは更に酷いですよね。私の中でのベストは、2,3営業日内に回答すると伝え、実際には、1,2営業日内に回答するようにします。念のため、少しバッファは残しておきますが、1週間などかけることはしてはならないと思います。所詮、電話でくる問い合わせがWebフォームに代わっただけではありませんか?それなのに、返信に1週間もかけること自体私には理解できません

(独り言) Webフォームベースでの問い合わせは企業のリソースのコスト削減にもつながりますし、必要に応じてマーケティングにも活かすことができると思います。また、24時間受け付けることができるので、多様化しているお客様のライフスタイルにも対応できるのは大きなメリットだと思います。一方、企業側も、受け付けた問い合わせに対する迅速な対応が求められます。情報はDB化して、チーム(オペレーター)内で共有できるような仕組みを作ることもとても重要だと思います。是非是非、Webフォーム対応されていない場合は、お問い合わせ窓口に追加の検討をされてみてください!

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現役MBA生によるグローバルMBA的ビジネス思考法
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