2008年4月13日日曜日

MBA Project in Operations Management course

4/12/08(Fri) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

先日の「アメリカの企業?人?の対応(全てがそうではないけれど・・・)」と題して投稿したものは、Operations Managementというプロジェクトの話でした。残念なことに2週間経って断られてしまいましたが、冷静に考えてみると、まぁそういうことも起きることを事前に予測していなかったのもいけなかったなと今は思うようになりました。その翌日(木曜)に早速チームで集まり、作戦会議を開始!検討した結果、更に3,4社(今回は製造業ではなく、サービス業を狙う)あたってみることになり、4社目でOkを貰ってきました。(チームは5人いるのですが、同時にマーケティングのプロジェクトも進んでおり、私とタイ人の女の子は3人が会社にアプローチしている間、マーケティングプロジェクトを進めることに)

今日はOperations Managementでやっているプロジェクトについてご紹介します。
まず、授業の概要は以下の通りになります(シラバスより):

The study of operations management involves examining processes that deliver value to customers in the form of products and services. These processes exist in every part of every organization, and include activities related to customer service, finance, administrative functions, manufacturing, new product development, retail sales, transportation, warehousing, human resources, and advertising, just to name a few examples. Operations present special challenges and opportunities for global managers because of complexities associated with distributed facilities, time differences, customer preferences, transportation, government regulations, and cultural factors. The global manager must have a fundamental understanding of universal operating principles, and be able to adapt them to fit circumstances across a constellation of locations. Through cases, class discussions, group exercises, and assignments, this class will engage you in critical thinking about global operations issues. Specifics about what I hope you will learn are highlighted below in the list of course objectives.


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プロジェクトでは、5人までのチームを自分達で作り(最低3つの国籍からなるチームを編成することが前提)、地元の企業(工場があるところが望ましいが、ない場合は、サービス業でも可)に行き、その企業で行われている製造工程やサービス業の中で見られる一連の作業の工程を査定、目検するというのが目的です。授業では如何に一連の流れが簡潔であるか、無駄がないか、リードタイムの確認、各工程でかかる時間、お客様へ届くまでの時間などを実際に自分達の目で確認し、計り、レポートに纏めます。この授業では、「JIT, lean, Kaizen, TPS, TQM」などをやっているので、このキーワードで大体どういった授業かが分かる人はわかりますよね。主に製造業等の製造工程を如何に効率的に進めるかをlean manufacturingという考え方を中心に考えていく授業です。

私達のチームは先のことを見据えて3月中旬頃から既にプロジェクトについて考えていて、どこの企業にアプローチするか話し合っていました。最初に同級生が有名なアイスクリーム業者に依頼しましたが、返信がなく…。アイス工場に行くって何か楽しそうですよね!!それから私が依頼した製造業の工場からは意外にもOkが貰えたのですが、前回、前々回の投稿にあるようにその2週間後にまさかの「やっぱりごめんなさい」メールが届き、急遽アプローチ先を再度探すことに。テディーベア工場にも問い合わせたのですが、工場ツアーのようなものはやっているけれど、内容はごく一般的な歴史とどのように作られているかが簡単に説明される内容で私達のプロジェクトにはちょっと相応しくありませんでした。(ここで私が持っていたネタは全て尽きました)

他の同級生が色々と回ってOKを頂いてきたところは、私達が普段あまり聞いたことのない地元(と、最初は思っていました)のスーパーでした。ところが、OKを貰った後にインターネットで確認したところ、140店舗近くアメリカ西部に既にあるとか…。さて、ここからが私達のチームの強みを発揮するところです。何といってもフットワークが軽いんです!!木曜の午後3時頃にそのお店(アプローチ先の最後のお店。他は、法務部に確認する必要有りだとか、お店の倉庫や裏側を外部に公開することはできない等…まぁごもっともかもしれませんが)にチームメートが向かいOkを貰った後、7時頃(夕飯後)にチーム全員で再度訪れることに。訪れた際に店主(オーナー)は既に帰宅されていましたが、マネージャーがいたので、再度プロジェクトの説明をし、早速翌日(金)に伺うことに。(しかも、荷物の入荷が朝7時頃ということで頑張って朝7時に皆で集まりました!!)マネージャーと会話した後、8時からのマーケティングのプロジェクトが上手く進まず、結局11時頃までかかってしまい、11時からOperations Managementのプロジェクト会議を開始。さすがに通しの打ち合わせで深夜まで続けてやるのはきついですが、、、私達のチームはDecision Making後はかなりのスピードで進んでいきます。お店側と交渉してOkを貰った後、(1)その夜には再度訪れ、話をし、まずは翌日(金曜)の入荷を見にくることを伝え、(2)夜中までの打ち合わせを行い、(3)翌朝7時に集合して、お店へ。来週火曜にも再び行く予定です。

金曜は入荷が限られていて少ないとは聞いていましたが、チームの全員が入荷の流れ全体が理解できるように行くべきだと思い、朝早かったですが、行った方が良いと思っていました。教授からの指示では、最低6つのプロセスを確認することと言われていましたが、私の中ではもう少しやって理解を深めようと思っています。私のイメージでは(私が作成したイメージ図)商品が在庫切れで無くなり注文(PO)するところから、グルッと一周周って再度棚に陳列されるところまでの一連のサイクル全てを上手く纏めることで、その工程だけでなく、全体がよく理解できるし、且つ、ロジカルにレポートで説明できると考えています。チームの皆もそれに同意してくれ、金曜はこの資料を元にまずはオーナーとマネージャーにこちらの考えを説明しました。これを元に実際のプロセスの順番はこうだよ、というアドバイス等を戴きました。

金曜は「軽く」見る程度だと考えていましたが、かなり濃い内容となってしまいました。と、いうのもここのオーナーがかなり熱心に色々と教えてくれ、POSデータからマーケティング(陳列の仕方)、そして従業員とのコミュニケーションからバイヤーがどうやって安く仕入れてくるのか、まで色々と教えてくれました。Operations Managementのプロジェクトで行ったにも関わらず、マーケティングや会計の授業についても同時に学ぶことができたんじゃないかなぁと思います。やはり机上の勉強だけでなく、実際に現場に行くことが大事ですね。分かってはいましたが、再度よく理解できました。更に言うとお店の魅力って、オーナーの魅力ともある程度比例しているんじゃないかなぁと思います。オーナーにひきつける力があるからこそ、従業員の勤務態度も良く、お客様も楽しくお買物ができ、皆が楽しそうです。来週火曜が本番の見学の予定なのですが、殆どの説明をオーナーが金曜にして下さいました。後は実際の商品、従業員の流れ(時間)を火曜に計るくらいですねぇ~。

火曜が楽しみです!今までのMBAの授業ではインプットが中心で理論を学ぶことが中心でしたが、ようやくアウトプットを考える授業になってきたので楽しくなってきました。私はMBAで学ぶことって、このアウトプットが如何に沢山できるかで、更に理解が深まると考えています。

(独り言)
人間の魅力(ここでは外見を指すのではなく、内側にある魅力です)ってどうやって向上することができるんでしょうかね。今回見学しに行ったお店のオーナー、そして奥様のお二人ともとても魅力的でした。勿論皆千差万別なので、何をもって魅力的かと判断する基準は違うと思いますが、何かしら共通する部分ってあるのではないでしょうか。
  • 優しい人=魅力的(×):ではないですよね。優しければ全てOkということにはならないし、表面のみが魅力的に見えてきます
  • 自信のある人=魅力的:これだけでそうかは分かりませんが、きっと少しは影響するでしょうね。自信のある人ってやることが様になっているって感じることありますよね。そこから魅力を感じることもあるかもしれません。
  • 配慮できる人(目配り、気配り、心配り)=魅力的:これはちょっと影響度が高いかもしれません。人間は誰でも他の人に気にかけてもらいたいと思うのが自然です。常に周りに目が届き、周りのことを気にかけてあげられているか、そうでないかとでは大きく違ってきます。もし自分の上司や先輩が全く気にかけてくれない人だったらどうですか?私だったら絶対に魅力を感じませんね。一方、些細なことでも一言声をかけてもらうだけで、その人の魅力度はイッキに向上すると思います。
  • 頭の良い人=魅力的:そうかもしれません。但し、これは難しい判断ですが、これも一部分しか指さないと思っています。幾ら頭が良くても自信が無ければ、魅力的ではないと思います。相手のことを配慮できない人も魅力的でないと思います。
  • 熱意/情熱のある人:かなり影響すると思います。今回話をしたオーナーは年齢で言うと50前後でしょうかね。決して若いわけではありません。しかーし、、、、我々学生に負けないくらいの熱意/情熱がありました。お店のことを話しているときはイキイキしていましたし、私達の質問にもハキハキと回答してくれました。何より元気がありましたね!そんな人に人間は熱くなったり、魅了されていくのではないでしょうか。
他にまだあると思いますが、ごく一般的な観点で皆さんも考えてみてください。そして、そのごく一般的な部分から改善していく努力ができれば、あなたの魅力度もアップすること間違いありません!私の中では、「配慮/熱意」に力を入れていくことを考えています。(頭が良くなることはあまり期待していません【笑】)

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誤字脱字が色々とあると思いますが、大目に見て下さいね。Proofreadingはしていません。