2008年10月29日水曜日

休暇を利用して今年最後の国立公園巡り(4日目)Canyon Lands NPとCapitol Reef NP

10/22/08(Wed) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)
(遡って投稿しています)

4日目:Canyon Lands National ParkCapitol Reef National Park
先週のキャリアウィーク中の休みを使ってアメリカの大自然を楽しむ今年最後の国立公園の旅に出かけた4日目についてです。


4日目は頑張って早起きです。と、いうのもArches NPは夕陽が岩肌に当たるのが綺麗なんですが、Canyon Lands NPは日の出の素晴らしいポイントがあると聞いています。(勿論、夕陽が素晴らしいポイントもありますけれどね)

昨晩はArches NPの登山で足腰の疲れと筋肉痛のため、モーテルの部屋に戻った後は、バタンキュウで寝入ってしまいました。そのため、この日は朝6時前に目が覚めてからイッキにチェックアウトの準備です。散乱していた荷物を纏め、6時半には1Fに降りて6時半から開始の朝食に合わせてチェックアウトです。と、いうのも7時半頃が日の出の時刻で、Moab市からキャニオンランズ国立公園までは45分位かかるので、朝一番に食事しないと当分朝食は食べられそうにありません。朝の苦手な妻は(やはり)余り食べていませんでしたが、朝型の私は寝起きでも平気で沢山食べます!朝からしっかり食べないと身体が温まらないし、活動しないですしね~。

La Quinta Innをチェックアウトし、まだ暗い中、北に向かって車を走らせていると、Moab市のちょうど最北端の左側に火事が…。デニーズやモーテルがある裏の山のふもと辺りで火事があり、消防自動車が何台も集まっていました。(だから、昨日の夜サイレンがずっと鳴っていてうるさいなぁ~と思っていたことにその時気付きました)後で、キャニオンランズ国立公園のVisitor Centerで他の観光客の話し声が聞こえたのですが、その山火事の近くのモーテルにいた客は全員避難させられたとか。「We were kicked out yesterday because of the Fire!」と興奮気味にレンジャーと話していました。

さて、キャニオンランズ国立公園について簡単に説明しますと、コロラド川の水が大地/岩を削って深~い谷ができたそうですが、主に3つのエリア(それぞれVisitor Centerがあります)に分けることができます。北のIsland in the Sky(アイランド・イン・ザ・スカイ)、南東のNeedles(ニードルズ)、そして南西のMaze(メイズ)です。初めて訪れる人たちはIsland In the Skyにきっと行くのが一番良いと思います。Mazeは未舗装路を走らなくてはならないのでオフロード対応車(4WD)があることが望ましいです。Mesa Verde NPから来る場合、Needlesの入り口がUS-191にあるのですが、あいにく天候が悪かったのと時間がなかったので私たちは通過することに。キャニオンランズは(おそらく)妻が今回最も行きたかった国立公園だと思います。と、いうのもIsland in the Skyのエリアは、「天空の島」という「天空の城 ラピュタ」を思わせるような別の名前を持っている所です。ラピュタやマチュピチュも「天空の城」といわれていますが、それに近いものがキャニオンランズにはあると考えていたようです。宮崎駿の映画(特にラピュタ)が大好きな妻は、ここに来ることを以前から楽しみにしていたようです。

訂正:妻からの指摘で、「天空の城ラピュタ」ではなく、「風の谷のナウシカ」のことを指していた・意識していたようです。まぁあの映画は2つとも最高に良かったので、私からしてみるとどっちでもいいんですけどね。(一応指摘があったので、コメントまで)


ところが、、、妻にはちょっと申し訳ないことをしちゃったなぁと後で思いました。(ゴメン)
と、いうのも、朝御飯をお互いゆっくり食べていたことが原因で、日の出が綺麗と言われている>Dead Horse Point State Park(Island in the Skyに行く途中、左折した先にある州立公園)もMesa Arch(日の出が綺麗と言われているポイント)にも間に合うことができず、日の出は、入園ゲートの前(一直線の道)で拝むことに…。(写真左)これ自体は綺麗だったので良かったのですが、メインのGrand View Pointは展望台が東側を向いていて、日の出の後は、お昼までずっと逆光なので、写真が上手く撮れません。岩肌にも日光が上手く当たらず、、、岩肌の写真を撮るのであれば、午後の方が良いことをあらためて知りました。(写真右:逆光で良く撮れていません。左下の妻の飛んでいる?写真はVisitior Centerから戻ってきた後で、太陽がちょっと昇った後の写真なので空が綺麗に撮れています)それに加えて、標高が高かったこともあり、極寒の中、展望台に向かったので、、、最初の内はずっと身体を震わしていました。(気温は、1,2℃です)日の出直後のGrand View Pointにも訪れましたが、結局写真が上手く撮れないこともあって、一度、9時からオープンするVisitor Centerに戻ることに。ここで買物をし(例のスプーンは無い!!![泣])、いつものスタンプを押して、途中の展望ポイントでも止まり、再びGrand View Pointに戻ってきました。今度は大分太陽も上がっていて、風もやんでいたので、写真が最初に訪れた時よりは大分良く撮れるようになりました。「空を飛んでいるように写真を撮ってもらいたい」という無茶難題に付き合って、何十枚写真を撮ったことでしょうか…。結局、完全にOkが出た写真は1枚あったか無いかで、、、写真にうるさい妻の希望に応えるいい写真を撮ることはできなかったようです。(残念)(でも、高所恐怖症の妻がよくこんな目の前は崖なのにこんな写真に挑むことができたなぁと不思議に思います。写真左。恐るべし、天空の城ラピュタの力!!)

太陽が昇ってきたといってもまだ気温は5度前後でした。寒い中ずっと外にいるのも過酷なので、妻も諦めたのか、キャニオンランズ国立公園は意外と早く済みました。でも、ここが相当気に入ったようで、また来たいとしきりに言っていたので、日本に帰国する前に、予定を調整して、後1回訪れてみようかと考えています。(その時間があるかどうかですが…)次回来る時は、午後から来て、夕陽を見て、翌朝日の出を見て帰るコースにしたいと考えています。

キャニオンランズ国立公園から、3~4時間くらいのところに位置する国立公園ですが、公共の交通機関などは一切ないちょっと辺ぴな所にあって、Canyonlands/Arches NPとBryce NPの途中に立ち寄るのにちょうど良い国立公園といった感じでしょうか。ついでに立ち寄るというイメージがありますが、私たちは意外と好きでしたね。今まで行った国立公園とはまた違った岩肌で、今から6500万年前の地殻変動によって誕生したそうで、長さ160kmにも渡るとか。4WD車がないと見れる場所はかなり限られてしまいますが、その限られた中だけでも意外と楽しむことができました。キャピタルリーフ国立公園に到着する1時間半前頃だったでしょうか。確かHanksvilleの町で給油した際、ガソリンスタンドのお店が大きな岩の中に作られているのを見てびっくり!巨大岩山の中にお店を作っちゃってるんです(写真を撮っておけば良かったぁ~)それから30分程進んだ、小さな町では、目の前を犬?キツネ?が横切っていきました。寝ていた妻を起こし、「あれはキツネじゃないか?」と言いながら堂々と私の車の前を横切って行く動物をずっと眺めていました。(夜泊まったモーテルでお土産屋で買ったグランドサークルの2009年版カレンダーを見ていると、先ほどの犬なのか、キツネなのか分からなかった動物と同じ形をした動物がカレンダーの写真に…。よく読んでみると、「Coyote(コヨーテ)」と書いてあります。「えっ?あれがコヨーテだったの?」とお互いびっくり!まさかコヨーテを目にするとは思いもしませんでした。(写真を撮っておけば良かったぁ~。かなり後悔です)それからまた暫くすると、再び動物が…。東側から入るキャピタルリーフ国立公園のちょっと手前にいたのは、牛の群れでした。道路の両脇にいたり、中には道路に出てきたりする牛さんもいました。牛自体はこれまでも牧場で沢山見てきましたが、今回のはちょっと違いました。2匹の犬がしっかりと大きな牛の群れを誘導していて、なんと、カウボーイとカウガールがいるじゃありませんか?!自分の目を最初疑ってしまいました。カウボーイは映画やツーソン、ウェスタン村(日本[笑])などでしか見ることができないし、本物はもう存在しないと思っていたのですが、格好も全てホンモノのカウボーイ/ガールがまだいるんだ~と、ちょっと感動しながら見ていました。

さて、長くなりましたが、ここからが実際にキャピタルリーフ国立公園に入ってからになります。いつものように、入り口ゲートで記念写真を撮り(今回はここだけで6回も写真を…)、中に入っていきます。場所によって入園料を入るゲートがちゃんと設けられている所と、Visitor Centerで自主的に支払う所にわかれています。着いた時刻は3時頃だったでしょうか。それほど多く見る場所はないことは予めガイドブックを見てわかっていましたが、先を急ぎました。Visitor Centerに着く迄に幾つかポイントはありましたが、まずはVisitor Centerで地図や国立公園の資料を貰いたくて最初に立ち寄ることに…。パスポートにスタンプを押してレジで買物を済ませようとすると、横に美味しそうなアップルパイのサンプルが置いてありました。ここで食べられるのかと聞いたところ、2,3分行った所の民家を売店にした所で売っていることを聞き、昼食も食べていなかったので次は早速パイを目指しました。売店の中は、当時の住まいの生活観/面影がよくわかるように売店兼ミュージアムになっていました。売店では、自家製パイを始め自家製パン、自家製アイスクリームを始め美味しそうなものばかり…。私たちは自家製アップルパイと自家製バニラアイスクリームを戴くことに。牧場の中に位置するこの一帯は日本ののどかな田舎にある農村を思わせるような雰囲気でした。(1つここでハプニングが…。「気をつけてね、、、」と何度も言っていたのですが、聞こえていたはずなのに、まるで踏みに行ったかのように動物の糞を妻は踏んでしまいました。超間抜け…。有り得ない。注意したばかりだったのに…。車汚すなよ~[泣]

アップルパイを買ってVisitor Centerの駐車場で食べた後、Visitor Center裏で絵葉書にもある大きな山の写真(写真左上)を撮りました。名前はよく分からないけど何かいいなぁ~というポイントが幾つもありました。Capitol Reef国立公園は、とげとげしい形をした岩が連なっていて、アーチーズのような柔らかくて丸まった感じの岩はあまり見当たりません。ゴツゴツして、男らしい岩山ばかりです。そんな中、1つだけ丸みを帯びた面白い形をした岩山がありました。まるでキスチョコを想像させるような形の岩山(写真右上)です。真っ白の岩山にも関わらず、その周りには真っ黒の岩がゴロゴロと落ちています。昔火山でもあったのかなぁと話しながらトレイルも歩きました。ここで1つ訂正を。アーチーズのような、、、と上述しましたが、アーチーズのようなアーチは1つありました。(失礼)トレイルで立派なアーチを1つ見に行きました。(写真左)トレイルはVisitor Centerに行くとトレイルマップとその難易度と距離が書いてある紙を貰うことができます。私達が行ったのは中級レベルで往復で1時間半位だったでしょうか。アーチーズと比べると危険な岩山がなかったのは良かったです。他、興味深かったのは、先住民の岩絵があり、当時いた動物や生活などが絵を通じて伝わってきました。あまり歴史って好きではなかったのですが、こういう内容を見ていると歴史が楽しくもなりますよね。先住民の岩絵ポイントは駐車場の中央(行けば分かります)に1つポイントがあり、もう1つは、木でできた歩道をずっと歩いていく(写真右は歩道の一番先から振り返って撮っています)と歩道の一番最後より少し手前(10m位でしょうか)の左側(岩山)にあります。多くの人たちは奥まで行ってすぐに引き返していたのでおかしぃなぁと思って私も行ってみたら一番奥からは岩絵は見ることができず、其の少し手前の岩山には岩絵がありました。注意深く見てみてくださいネ。この時期、紅葉(黄色ですが)が素晴らしいくらい綺麗でした。アリゾナには紅葉らしきものがないので、久しぶりに見た紅葉に感激です!

夕方、夕陽の時刻に合わせてサンセットポイントがある駐車場へ。もう疲れていたのでポイントまで歩きはしませんでしたが、駐車場から岩肌の写真を(写真左)。ホテルに向かう手前にあったチムニー(煙突)岩(写真右:セドナみたい?)も赤く染まり始めていました。見所はそれほど多くはありませんが、十分に楽しめたと私は思います。


宿泊場所はそれほど多くありませんし、食べる所も少ないです。Torreyという町がキャピタルリーフ国立公園のすぐ西にあって、一番最初にあるBest Westernで私たちは泊まりました。感想は、まぁ普通レベルでしょうかね。料金はAAA価格だったので、安く泊まることができたのは良かったかなぁと思います。食事は…、、、、「ん~」という所です(^-^;)まぁあまり期待はしない方がいいと思います。食欲の秋ではありますが、無難なモノを注文するのがベストです。

ようやく4日目が終了しました。

いよいよ、旅も明日で終了です。
5日目は午前中にBryce Canyonに立ち寄り、夕方には5度目のラスベガスへ…。(今度こそ勝たなくては…)

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