2008年9月20日土曜日

妻の英会話講師の自宅にて(面接の練習??)

9/19/08(Fri) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

※ 明日は学校でAsian Nightがあります。Thunderbird Global MBAでは毎年、各地域のイベントがあり、明日はAsiaです。他、アメリカ、ラテンアメリカ、アフリカ、ヨーロッパなどのイベントがあります。

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今朝から夕方まで一度も外に出ないでレポートを書いていました。明日もきっと同じでしょう。明後日もそうなるか・・・。ただし、今日の夜は面白い予定が入っていました。予めあるとは聞いていたんですが、自分には関係ないと思っていて流していたんですが…。

先週だったでしょうか、妻から、妻の英会話講師の旦那様がご自宅でGlobal企業ではなく、アメリカの企業に就職する際の面接について話をするので、興味があったらどうぞ、と奥方達に話があったようです。私は、会社派遣で来ている留学生なので、関係ないから~と妻にも言っていて行く予定はなかったのですが、数日前になって、仲の良い同級生(彼も社費)に、「君が社費留学生とは知っているけれど、もし良かったらきませんか?」というお誘いがあったと聞き、じゃぁうちも予定入っていないし、行ってみてもいいかなぁと思って、他にも同級生2人を誘って行ってきました。と、、、、到着してびっくり!てっきり私達6人(2夫妻+2同級生)だけだと思っていたら、次から次へと来るではありませんか・・・・・・?結局20人近く集まったと思います。面接の練習が中心になるのかと思いきた、そうではなく、旦那様のお話を聞くという形式でした。ちょと想定外だったので、面食らってしまいましたが、ネットワーキング(人脈作り)にもなるので、こういったイベントも悪くないかなぁと思いました。

さて、旦那様は、地元で弁護士をされていて、採用活動にも色々と携わってきたとか。本日のアドバイスは、具体的な面接の内容ではなく、それ以外の部分でのアドバイスでした。この場を借りて、皆さんとも共有したいと思います。(全て覚えているか定かではありませんが)

内容は、米国(米国系企業)での就職活動をする際の話に限られますが、
  • アイ・コンタクトをしっかりすること。相手の目をしっかりと見ること。
  • 握手しっかりとすること。
  • 相手の会社のことを理解しておくこと。面接官が事前に誰かわかっていれば、インターネット等で調べておくこと。(共通の話題を見つけておくことができる)
  • 常にポジティブ(プラス)な考え・意見をすること
  • 前の会社、上司を批判するようなことは絶対に言ってはならない(言わないといけないような場合は、上手く表現をかえて悪く言っているようなイメージが伝わらないように言う)
  • ボディ・ラングエージに注意すること。(姿勢はちゃんとすること。変な態度を取らない;足を組む、手を組む。変な動作をする等)
  • Yes/Noの質問であっても、Yes, I like this school because...と話題を膨らませること。
  • 3つくらいの質問はできるように準備しておくこと。可能であれば、質問→(面接官の)回答、の次に更にフォローアップの質問ができると更に良い。
  • 聴く耳を良くもっておくこと。(リスニング力が重要
  • 緊張しているからといって、緊張している動作を見せない(ペンのクリックを繰り返したり、貧乏ゆすりなど)
  • 面接官が、(例)「Hi, John」とFirst Nameで呼んできても「Nice to meet you Mike」とFirst Nameでは言い返さない。「Nice to meet you Mr. Washington」とLast Nameで呼ぶ。相手がMikeでいいよといわれない限りは必ずLast Nameで呼ぶこと。
  • 相手が長話を嬉しそうにしてきたら、それにはずっとついていってあげること。下手したらそれだけで面接が終わることもあるとか。逆に自分が長々と話のはタブー。
  • 準備は大切。常に練習していくこと。一番良いのは、同級生同士で練習すること。
  • 英語の壁もあるが、、、やはり米国企業で勤めるのであれば英語の壁は極力なくしておくこと。英語での面接の練習をたくさんしてから、面接に臨むこと。アメリカ人は、我々(アメリカの外から来ている留学生)よりは国際面で遅れていて、、、英語が中心になっているので、他の言語に対応するのに遅れているとか。だから、我々が頑張って英語で話していくのが重要。しっかりと話せる英語の方がベターとのこと。(これは難しいですけどね…)
  • 情熱/意欲を持って臨むこと。面接が終わった後、優秀だけれど、熱意が感じられない人を良く見かけるとのこと。「どうして、うちの会社がいいんだろうか?」と思ってしまうそうです。
  • 服装はあまり派手にしないこと。面接後に、服装の印象が残ってしまうようであれば、派手過ぎるとのこと。
  • 自信を持って会話すること。でも、自信過剰にはなりすぎず、控えめ(modest)であることも重要とのこと。例:私はAとBとCのプロジェクトを担当してきたので、御社でのXというプロジェクトでもきっと成功すると思います、というふうに、過去の経験に基づいて言うのはOkですが、「俺はXのプロジェクトもへっちゃらだぜー」と自信過剰な面を見せるのは逆効果だとか。まぁ、大体想像つきますよね。

他にも幾つかあったかもしれませんが、上記が主なポイントだったと思います。

他、幾つか質問がありましたが、
  • 小話(本題に入る前に世間話のようなもの)の際、自分がわからない話をされた場合どうするのか?という質問に対しては、そうなる前に、自分から自分の得意な内容について話をしてみるように努力するとのこと。他には、話題の図書について話をしてみるのもいいかもしれないとか。これは自分が好きだからだけではなく、共通する内容が話題の本だったら見つかるかもしれない、という副効果もあると思います。
  • もう一人(同級生)は、批判的なことは言ってはいけないとのことだったが、以前に面接官に、「当社の欧州にあるグループ会社に対して批判できる部分がないか?」と質問されたけれど、この場合もやはり批判してはいけないのでしょうか?という質問に対して、トム(旦那さん)は、その場合だけは、唯一、分かるのであれば、正直に批判してもいいと思う、とのこと。ただ、言い方にもちょっと気をつけて言った方がいいかもしれません。ここが悪い、あそこが悪いという言い方よりは、こことこことは、こういった形で改善できると思います、という風に前向きに改善する方向で。
最後の質問は、私のアメリカン・フレンドシップ・パートナー(希望する留学生に対して、アメリカの家族を紹介して、アメリカ文化を彼らから学ぶという制度が大学にあります)からの質問で、
  • 米国企業で共通する質問はないのか?という質問に対して、最も多いのは、「どうしてここの会社で働きたいのか?」「あなたの強み・弱み」「どうしてここの土地で働きたいのか?」だそうです。これらの質問に対して予め準備しておくことは大切ですが、一方で、回答を暗記したような答え方だけはしないように注意しないといけない、とのことでした。

私も色々と忘れていたことばかりだったので、新鮮でした。一方、自分が営業の頃にやっていたこともあったなぁというものが頭の中に蘇ってきました。客先に行く時は、必ず、最寄の駅から客先につくまでは、しっかりと周りを見ておく。客先についても、会社の周りを1周する。会社に入っても、よく周りをみておくこと。こうすることで、お客様の周りで何が起きているか、変化に気づいているかが見えてきます。お客様と共通の話題から入ることにより、その先の商談が一段と進め易くなります

ってな感じで、私にはとても有益なイベントでした。誘った同級生は(他の学校のプロジェクトで忙しかったので)ちょっといまいちのようでしたが、少なくとも私にとっては、良い勉強になりました。トムさん、有難う!

Globalビジネスといわれる今日ですが、それぞれの国にはそれぞれの国の文化・スタイルがあります。面接も同じことが言えます。Globalだからと言っても、面接の際は、しっかり、その国のスタイルになりきることが重要なのかもしれませんね。(と、同時に自分を失わないことも大事だと思います)

皆さんのGlobalでの活躍を期待しています!




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