2010年4月15日木曜日

Global MBA的: お客様基点でビジネスを考えているか?(ガイアの夜明けのコンビニ特集より)

4/15/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

ガイアの夜明け ニッポンを救え(日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫―日経スペシャル)


前回のガイアの夜明けをご覧になった方いらっしゃいますか?AM/PMがファミリーマートに買収された話やLAWSONの新戦略などについて放映していましたね。コンビにも生き残りに必死で、ただ単に昔のように店舗数を増やせば良いという状況ではなくなってきたようですね。店舗数や規模が大きくなれば其の分仕入れコストも安く抑えられるというメリットもあって、フランチャイズ側にとっては嬉しいことではあります。しかし、私からしてみると、やみくもに店舗数を増やして、売上重視で進めているようにも見えて、お客様重視であるかがあまり感じられませんよね。また、企業の視点で見ると売上重視ではなく、利益重視の方がいいですよね。批判しているつもりはありません。

そもそもコンビニって誰のために何のためにあるのでしょうか?そういった原点に戻って考える必要があります。但し、複雑化してきたこの今、答えは1つだけではないでしょうね。昔は若い世代をターゲットとして狙っていたコンビニですが、高齢化社会に突入した今、高齢者を如何に囲い込むか、、、また、囲い込みという会社側の一方的な想いだけでなく、高齢者やその他のターゲット層が何を求めているのかもしっかりとリサーチする必要があります。

番組の特集で大変興味深かったのは、ある山奥にある集落に週2回、LAWSONと提携して移動販売車で商品を売りにくるオーナーがいたこと。山奥で町に出るには車で結構かかるそうで、、、この移動販売車が来てくれるようになって皆嬉しそうでした。高齢化だけでなく、ここでは過疎化も進んでおり、お店も殆どないようです。そういった(ニッチですが)ニーズを上手く汲み取り、答えていく、それこそが、コンビニに求められていることなのかもしれません。コンビニの正式名称は、convenience storeです。convenienceは「便利さ、利便性」という意味があります。如何にお客様にとって便利なお店になれるかがですよね。

移動販売車を考えると、メロンパン屋さんだったり、移動図書館などを思い浮かべますが、まさかコンビニがでてくるとは思いもしませんでした。

そのように考えると、色々と場所などが限定されるニーズですが、掘り出せばいろいろと見つかってくるかもしれません。例えば、秋葉原にあるLAOX(中国資本)が、中国観光客向けに中国人従業員も採用して、中国語対応ができるようになったこと(他の言語対応の従業員もいらっしゃいました)から考えると、例えば、六本木辺りでは、英語対応ができる従業員がいてもいいかもしれませんよね。高齢者向けに売れるものは、取りやすい所に置いておく、無線LAN対応(ん~、これは微妙かもですが、WiFi対応しているコンビニと知ればお客様も外出時に緊急でネットアクセスが必要になればここにこれますよね。マックと同じ考えだと思います。但し、コンビニはMiniStopにありょうな食べられる所はごく僅かなのでどこまで可能性があるか...)、地域に根ざして自治会との連携、、、他にももう少し時間をかければ色々とニーズは発掘することができると思います。あとはそれらを更に深堀りして、可能性があるか否かの見極めや投資対効果などの計算など、細かい作業はありますが、まずは、新しいアイデアをどんどん出していくことは重要だと思います。

原点に戻って、お客様のことをもう一度理解しなおしてみてください。そして、どれだけお客様が多様化しているかも肌で感じ取ることができるはずです。そうしたら、どのように対応すればそうしたお客様にご満足頂けるかを考えます。決して難しいことではないはずです。コンビニ業界に限らずお客様を商売する(大半の)ビジネスでも共通する部分でもありますので、是非、皆さんもお試し下さい。

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