2009年11月7日土曜日

Global MBA的:ビジネススクールについて考える(日本の将来のグローバル競争力の懸念)

11/7/2009(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

(偉そうなことを書きますが)勝手ながら私は将来のあるビジネスマン・ウーマン(や学生)でビジネススクールに興味のある人に対して、モチベートして、後押しすることに使命感を感じています。ボランティアでやっていることではありますが、一人でも多くの人がビジネススクールに行って、より広い視野・視点で経営を理解し、将来の日本経済・経営を支えていく人材になれることを心から期待しています。(まずは私自身がそういった人材にならないと説得力がないんですけどね・・・。現在努力中です)

勿論、ビジネススクールに限ったことではありません。もっと自分のスキルアップを図ろうと思っている方は極力サポートしてあげたいと思っています。どうして?って、それは、一人でも優秀なビジネスマン・ウーマンが増えることで日本経済の基盤も確立されていくと信じているからです。きっと多くの方は既に気づいているかとは思いますが、これから、更にビジネスはグローバル化していきます。日本国内だけに閉じたビジネスというものは、どの業界においてもありえなくなるのではないかと言っても過言ではないと思います。医療や介護の現場では人手不足が理由で海外から人材を受け入れようとしていますし、ITなどは、飽和状態なので海外にでるほうが(リスクも高いですが)チャンスはあります。また、最近では、自社だけでは商談を取れないので、国内のA社と一緒に組んで商談をとったりと、他社と連携プレーをすることもよくあることですが、これからは、それがグローバル規模で当たり前のように起きてきますし、逆に向こうから敵対的M&Aをけしかけてくることだって十分に有り得ますよね。

そんな時、体系だったビジネス(経営)を理解している人が少しでも多くいると、闘っていくことができます。勝手ながら、「MBA=経営を考える標準」になっていくと思います。MBAホルダーがより多くいる(量)ことも重要ですが、やはり、その中身(質)も当然重要になってきますよね。如何に日本企業がグローバルの舞台で勝ち残る(生き残る)ことができるかは、そういった人達の頑張りも結構イキテくると思います。英語がコミュニケーションのグローバルスタンダードであるように、MBAが経営(ビジネス)を考える上でのグローバル共通スタンダード(グローバル言語)になってもおかしくないと思います。

Thunderbird Global MBAにまだ在籍していた頃や卒業間もない頃は、如何に当校に関心を寄せる人を集めるかということを意識していましたが、最近では、そういった考え以上に、どうすれば、「今後の日本のグローバル化」のために、少しでも今からそういった人材を増やしていけるかを私なりに考えるようになりました。そんな時、私が今すぐできるのは、きっとビジネススクールに行きたいと考えている人を後押しすることかなぁということですね。必要に応じて知り合い(関係者)を紹介したり、「あ~行きたい!!」と更にモチベートさせることで「日本のグローバル化」にちょこっとでも貢献できているかなぁと考えるようにしています。

少しでもグローバルに強い人材を今の内に準備しておかないと、私は日本のグローバル競争力はきっと中国、インドを始め他のBRICSにも10年、20年先には追い抜かれてしまいかねないと思っています。そうなってしまうと、今のアメリカ経済より更に事態は深刻化すると思います。早め早めに先手を打っていかないといけないんですよね。

まとめ:
勿論、皆さんには「日本経済を考えてMBAを・・・」という動機で応募してくれとは言いませんし、思ってもいません。ただ、どこか頭の片隅に自分がMBAに行くことで、ほんの少しでも日本のグローバル競争力を強化する手助けにもなっているんだと思っておいてください。日本人としての「誇り」を無くさないで下さい。

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Global MBA的:アメリカの失業率10%超を考える

11/7/2009(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

アメリカの失業率が1983年6月以来初の10%を超えたというニュースがでていましたね。日本企業で働いているからあまり影響はないし、興味もないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、日本企業や私達日本人にも大きく影響することだと思います。まず、アメリカ経済と日本経済を切り離すことはできませんからね。アメリカ経済が悪化すると日本も共倒れする傾向はあるのではないでしょうか。アジア共同体・・・など今アジアでの動きも活発になっていますが、まだまだアメリカに日本は依存していると思います。

「失業率が10%の節目を越えたことで消費者心理が悪化し、米経済への大きな重荷となる可能性が出てきた。(記事引用)」と記事中に書いてありましたが、米経済へ影響する=日本経済にもその影響は必ず伝わってきます。私が心配するのは、米経済を活発・刺激するのに、また、バイ・アメリカンだったり、ビジネスである規制をかけてしまって、日本企業のビジネス促進を抑止してしまいかねないということです。業務の委託も極力内製化する(ここではアメリカの中で雇用を発生させるという意味で使っています)方向になるでしょうし、アウトソーシングやビジネス連携も消極的になるのではないでしょうか。

一般社会での影響について私が思うのは、例えばアメリカに住む日本人コミュニティなどでしょうか。以前、ロサンゼルスに住んでいた頃は経済も潤っていた頃でしたから、日本人駐在員もたくさんいました。しかし、今は経済悪化に伴い、日本人駐在員の多くも撤退・帰国を余儀なくされ、それに関連する日本人向けビジネスにも大きく影響しています。特に顕著なのは、日本人学校かもしれません。以前聞いた話では、子女の数も激変しているとか。ロスにあるリトル東京もここまで変わってしまったか・・・と思うくらい店舗が減ってしまってちょっと寂しい感じがしましたね。(一方で華僑(中国人)コミュニティはどんどん広がっていっているんですが…)

話を元に戻しますが、「米国の失業率低下」は私には関係ないと思うのはちょっと短絡的過ぎかと思います。それがどういった影響を周りにもたらすかを考えて、それらが更にどういった影響をもたらすかを論理をもって考えてみると、必ずしも「私とは関係ない」ということにはならないかもしれません。

逆に様々なことが自分にも影響しているんだ、と思った方が物事に対する関心も高まるし、自発的な行動が期待できます。

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