2009年7月25日土曜日

外資系企業の退職強要の実態

7/25/09(Sat) Global MBA@ThunderbirdグローバルMBAを活かせ

<外資系企業>「ロックアウト」型の退職強要相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090724-00000031-mai-soci

昨日のYahooNewsに載っていましたが、外資系での退職強要についての実態が細かく説明されていました。日本企業にしか勤めていない私にはその実態の感覚を理解するのは少し難しいものもありますが、外資系に勤めている友人からも似たような話はよく聞くのでニュース性としてはそれほど新しいものではありません。今になってようやく表沙汰され始めたことでしょう。これがアメリカであれば日常的なことなのでしょうが、日本で起きることなのでニュースとして取り上げられるのでしょう。

実際の退職強制を強いられる側からしてみたらたまったものじゃありませんよね。特に頑張っていた人ならなおさらのことでしょう。但し、ドライな外資系企業であれば、結果が残せないと当然首切りの対象になってしまうことは理解できます。このやり方には賛同しかねますが、逆の発想で考えてみると、従業員に対してかなりのリスクを負わせているような状況下、目標に対する成果はどうなんでしょうか?

特に私が気になるのは、日本企業にいる従業員との比較です。例えば、外資系に勤めるAさんと日系企業に勤めるBさんがいたとします。共に条件を同じにするため、C大学のD学部を卒業し、年齢も同じで勤めている業種・職種も同じだとします。唯一違うのが外資系か日系企業かです。前者では厳しい目標管理の下管理され、目標に対して成果がだせなかった場合、給料カットは当然のこと、下手をすると、強制退職(今回の記事のように)に追い込まれるという大きなリスクがあります。一方、上手く成果がだせた倍は、インセンティブもたくさん入ってきます。後者のBさんはどうでしょうか?特に厳しい目標管理もなく、日系企業だからクビになる心配もまずないだろうという環境下での仕事です。目標設定をして、上手く成果をだせなかった場合でも特におとがめはありません。注意程度ではないでしょうか。

こんな2人を比較してどう思いますか?どう感じますか?あなたが経営者だったらどっちの方が伸びると思いますか?リスクは高いですが、前者だと思うのは一目瞭然ではないでしょうか?厳しすぎる成果評価はお勧めできませんが、ある程度の緊張感を与え、目標が達成できない場合はそれなり(小さな)罰はあったほうが逆に伸びるのではないでしょうか?勿論、ここでどうやって彼らの能力やモチベーションを伸ばしていくかはそれぞれ違うので、昨日書いたモチベーション理論を上手く適用していくことがポイントだと思います。

成果が出せなかったから単に「クビ!」というのはちょっと無理がある一方、「アメとムチ」をバランス良く使いこなしていき、それに加えて「モチベーション強化」や「育成」することで従業員も育つと思います。外資系の場合は、「アメ(インセンティブ)とムチ(給料カットやクビ)」がしっかりとされていますが、どうやって彼ら(従業員)のモチベーションを高く維持するかまではあまり考えてはいないのではないかなぁと思う場合もあります。またしっかりと育成することで更に伸びるはずなのに、「プロフェッショナル」を雇用したから育成は必要ないと勘違いしているのではないでしょうか?一方で日系企業は「アメとムチ」が完全に足りないと思います。アメ(インセンティブ)なんて元々無いに等しいし、ムチもハッキリ伝えることができなくなっている幹部社員が多いのではないでしょうか?そんな中、「育成」にだけは力を入れているように見えます。(モチベーションについてもあまり力入れてはいないように思います)

このYahooNewsの記事を見て、このバランスが上手くとれていないんだぁなと感じました。

皆さんはどうお考えですか?




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