2010年4月29日木曜日

Global MBA的: 企業のグローバル化の方法(その4)【発想の転換が必要】

4/29/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを 活かせ

私達日本人(おそらく大半の読者が日本人だと思いますが)の多くは日本で育ち、周りの環境も日本人が多かったかと思います。私のように帰国子女の場合は、海外育ちで異文化の中で育ってきているので、ちょっとまた環境が違いますが、一般的な日本の環境で育ってきた場合、考え方は、当然日本人の発想なんですよね。私もよく友人と会話していて(良くも悪くも)日本的考え方だなぁと思うことがあります。勿論、私が偉そうにそんなこと言えるような立場ではないことは重々承知しています。私も時折日本離れした発想をしますが、それは(良くも悪くも)日本的考え方から離れているので、少し浮いてしまう、、、場合もあると思います。

しかし、ここで申し上げたいのは、グローバルでビジネスをする際は、日本基点であってはならないことです。お客様視点で考えた場合、日本基点ではなく、頑張って、グローバル基点、もしくは、その国々の視点で考える必要がありますよね。それを勘違いして、「私はこう思う」と自分の土俵の中で一生懸命闘おうとしていて、空回りをしている人をよく見かけることがあります。基点はあくまで相手の基点で、視点であった方が良いと私は考えます。例えばどんなことがあるでしょうか?ここでは、一般的な特性について注目してみたいのですが、日本人は欧米人と比較すると、どちらかといえば、時間に厳しく、性格も真面目なところがあります。欧米人は、もう少しカジュアルでリラックスしていますね。そんな中、「納期厳守」と叫ぶ日本人に対して欧米人が心からついてくるかというと、それはきっとNOでしょうね。勿論、ビジネスですから、やってはくれるでしょうが、私達は相手の心を掴むことを意識しないと、十二分のパワーは引き出せません。モチベーションも引き出せません。他には、1言って9理解してくれる人種と全て言葉で説明しないといけない人もいます。自分の今までのやり方を押し通すのが従来までのやり方でしたが、相手の国の特性を知り、そして、相手の特性も知った上で、接することできっと最適な進め方が生まれてくるのではないでしょうか。いちいち、特性を調べるのは(最初の頃は)面倒だと思いますが、最初にそれだけ手間隙かけるからこそ、後からその効果はしっかりと表れてくると思います。

やみくもに相手に対して同じ対応をしていては、利口ではありませんよね。
是非、発想を変えて、相手基点で試してみてください。勿論、例外もあります。日本ブランドを徹底的に押し出そうという例えば外食産業がありますね。ガイアの夜明けでも、何社かがアジアに出店しているケースが紹介されていて、日本の味をそのまま再現するというのがありました。日本基点と思うでしょう。でも、これも相手の特性を理解した上で日本ブランドをそのまま前面に出しているんだと私は思います。日本=(食の)安全というイメージがあるから、できる限り日本で出されている食環境と同じようにしよう、日本の美味しい味を経験してもらいたい、という想いがあるのでしょうね。

是非皆様も、相手基点を常に意識してみてください

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2 件のコメント:

bonza さんのコメント...

私は日本で生まれ、ずーっと体育会で過ごしてきた事も関係して「日本的」考えだなーと思っていました。集団の和を重んじる事を大切にしてきました。だから、個人主義の塊と言われていたアメリカに来る時はとても不安でした。

ところが来てみると、意外に集団(=チーム)を意識する人が多くて驚きました。同時に個人がやるべき事を明確に理解しているから判断が速く、ダイナミックに動くことに今も感心しています。

今は文字通り研修の毎日ですが、この経験を生かして将来はハイブリッド(日・米)的思考でダイナミックかつ繊細に集団を率いることができればなと思っています。

コメントご無沙汰してしまい、すみません・・・

HERO さんのコメント...

確かに海外でも集団(チーム)を意識する人は多いですね。ただ、私が時折感じるのは、日本は周りをついつい意識しすぎな集団行動に対して、欧米諸国は、個人の能力を集団の中で活かそうと考えていて、周りを意識しすぎる、というのはそれほどないのかな、と。

だから、日本人って、どうしても、自分というものをあまり持っていない、、、と思われがちなんですよね。ビジネススクールでは、当然チームワークを重視して、外国人も皆チームでの行動をベースにやっていましたが、その中でもそれぞれの特性というのが表れていたのが懐かしく感じます。

ハイブリッド的でダイナミックな集団の引率方法ができたら是非私にも教えて下さい。とても、興味があります。そういったのって、机上での学習だけでなく、現場で経験しないといけないことが多々あるかと思います。是非、その貴重な経験を存分に味わってきてください。

また、コメントお待ちしています。

HERO