2008年10月12日日曜日

日本のグローバル競争力(経済、IT、高等教育) 全体において下降気味

10/11/08(Sat) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

先日「インターネット社会(アメリカと日本)」の題名で投稿した内容に、世界IT競争力ランキング(指数)について書きました。悲しいことに日本は世界IT競争力で2位からイッキに12位に落ちたんですよ!想像できますか?私はこの事実を受け止めるのに少し時間がかかりました。

しかし、それだけでは終わりませんでした。

①10月8日に世界経済フォーラム(WEF)が発表したグローバル競争力報告書には、アメリカは総合1位で、日本が8位から1つ下がり、9位に転落したとか。一方、アジアの中では、シンガポールが5位にまであがってきたとか。(PDFによるランキングはこちらより(WEFサイトより))


②日本の高等教育力、世界6位=大学トップ200に10校-英情報会社
10月11日15時51分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000078-jij-soci
======
 英国の大学情報会社タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)とQS社は11日までに、高等教育力の国別世界ランキングを初めて発表し、日本は6位に入った。今年5年目となる世界大学順位では、上位200校から慶応大が外れ、前年の11校から10校に減少。国内トップは引き続き東京大だが、昨年の17 位から19位へ低下した。国内勢が低下傾向の中、国内4位の東京工業大は90位から61位に躍進した。

 近年、大学や企業の国際的な人材争奪が激しくなっており、国内でも国立大が法人化で業績が予算に反映される中、ランキングは一定の影響力があるとみられている。 
======
国別世界ランキングは初めてランキングされたので、日本の6位が良いのか悪いのかは正直分かりませんが、もうちょっと頑張ってもらいたいものですよね。残念なことは、慶応大学がトップ200からはずれ、東京大学も順位を下げたとか。唯一、東京工大はランクアップを遂げましたが、全体的には、日本の高等教育レベルも下がりつつあることが見えるのではないでしょうか。(日本のMBA校も是非頑張ってほしいものです。但し、今回の基準がどうかは分かりませんが、MBAのランキングは英語での授業をしている大学を評価の対象としているので、殆どの日本のMBA校は対象とならないのだとか…) Global MBAプログラムが日本にも増えることを期待しています。グローバル舞台で闘うことは避けられない状態にあります。英語でビジネスを考え、議論していかない限り、グローバル競争力を向上させることは極めて難しいのかもしれません。

先日書いたグローバルIT競争力グローバル競争力、そしてグローバルにおける高等教育全てにおいて順位を落としています。日本が悪くなったわけではなく、他の国がかなり頑張っているからこうした結果になっているのでしょう、という考えも間違ってはいないと思います。私も昨今の特にアジア、インドなどの成長、頑張りは凄まじいモノだと感じています。
ただ、それだけで本当にいいのでしょうか?我々日本人の能力が下がってきているわけではないので、現状のままでいいのか、と考えると、それもそれで違うと思います。それでは、いつしか、日本の○○競争力は、発展途上国にも抜かされてしまうことでしょう。日本もグローバル競争力でどう生き残ることができるかを真剣に考えていく必要があります。それは一個人、一法人だけが努力しても大きな影響を及ぼすことはできないかもしれませんが、それでも、一個人、一法人からグローバル競争力が日本に必要だという強い意志を持つことによって、国全体として、そのような傾向を作っていくことができると思います。と、同時に、国の政策としても、グローバル競争力を高めていくための努力は常に心がけていってもらいたいと思っています。アメリカでは、民間と政府だけでなく、教育機関(大学)などとも連携して、「産学官」体制が日本より整っていると思います。

やるべきことはまだまだたくさんあります。

あなたも日本の「グローバル競争力」を高めるために頑張りませんか?

あなたと世界をつなぐ架け橋Espritline


Thunderbird Global MBAに関するお問い合わせはこちらのフォームよりお願い致します。

0 件のコメント: