2009年1月12日月曜日

電気自動車の各社の動き(中国が一歩先手か?)

1/12/09(Mon) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

トヨタやGMなど、電気自動車の実用化を加速
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090112AT1D1201F12012009.html
2009/1/12掲載 @ NIKKEI NET

本日、上のような記事が載っていました。「トヨタ自動車は2012年にも新型車を日米欧で発売すると発表。米ゼネラル・モーターズ(GM)が電池の工場建設を表明するなど米国勢も電気自動車を軸に 環境分野での巻き返しをはかる。未曽有の販売不振で経営が悪化するなかでも、各社は生き残りに不可欠な技術と重視しており、今後、主導権争いが激しくなり そうだ。 (記事より抜粋)」しかし、ここに1点中国のある企業については触れられておりませんでした。

以下、ウォールストリートジャーナルの電子版(英語)に載っていた記事ですが、BYD Co.という中国の電池会社として始まって今では自動車も製造している会社の存在です。F3DMという自動車を開発して、日本やアメリカよりもいち早く完全な電気自動車を市場に導入しました。日米にも早ければ2010にはこの電気自動車がやってくる可能性があります。11日開幕した北米国際自動車ショーにも展示し、業界関係者や投資家を魅了させたとか…。(その投資家の中にはあのWarren Buffett氏もいるそうです)社長のWang氏曰く、通常のガソリン自動車であれば太刀打ちできないけれど、電気自動車であれば、まだ大手も始めてばかりなので、競争に参加することはできると。しかも、この企業の凄いところは、リチウム電池製造では世界No.2にまでなっていること。その規模と開発力を電気自動車製造にも使っているのでしょう。中国という安い人件費も上手く使われており、Chevroletが開発中の電気自動車はおそらく$40,000以上するだろうと予測されている中、BYD Co.のF3DM車は$22,000程度で済むそうです。自動車業界が超不況にある中(韓国では5番目に大きい自動車会社が破産するなど)、このように新しく現れる競合も少しずつでてきています。

先手に出る中国。後手になる日米。今後の各社の動きに注目したいところです。

Technology Levels Playing Field in Race to Market Electric Car
http://online.wsj.com/article/SB123172034731572313.html?mod=article-outset-box
2009/1/12掲載 @ Wall Street Journal(英語)

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