2008年9月16日火曜日

Global Financial Industryに激震!!

9/15/08(Mon) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)

山一證券のときも凄まじい衝撃的なニュースでしたが、今回も同様に、いや、それ以上にショッキングなニュースが入ってきましたね。

米リーマン、経営破綻 破産法を申請(日経NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080915AT2N1504215092008.html

バンカメ、メリル買収を発表 総額500億ドル(日経NET)
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20080915D2N1503X15.html

AIGが事業売却、増資も計画(日経NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080915AT2N1501S15092008.html

特にショッキングなのは、米4位の大手証券リーマン・ブラザーズの連邦破産法11条(アメリカでは、Chapter 11と言いますが)日本の民事再生法に相当)の適用ではないでしょうか。1850年創業でGlobalな金融機関として世界30カ国に拠点を持ち、従業員は計約2万9千人もいるあのリーマン・ブラザーズがサブプライム関連の損失でこのような結果になることを誰が予想できたことでしょうか。他にも危機に直面している金融機関も実はあったりするのではないでしょうか。

このような大手が破産申告した場合、しわ寄せは色々な所に出てくるでしょう。まずは、3万人弱の従業員の突然の失職。明日からどうするのか?すぐに転職先が決まれば良いがこのご時世、すぐに決まる人の枠はある程度決まっていると私は思います。残った人たちは、路頭に迷い、他の産業の経理・財務部門に来ることも考えられます。上手く見つかるといいですけどね…。同時に、我がMBA生たちにも深刻な問題が…。金融機関を第一志望としている学生たちは更に就職難に陥る可能性が高くなります。企業側慎重になるだけでなく、職を失ったリーマンの人たちも仕事を探すライバルになるわけですしね。

世の中、何が起きるか分からない時代になってきました。日本でも総理が突如辞任をしたり(しかも2度目)、昔では考えられないような事件が起きたりしています。皆さんが働いている・働こうとしている会社が例え伝統的な大手企業であっても、いつ何が起きるかは分からなくなってきたことは、今回のリーマンの件でよくお分かりかと思います。

私も含めて皆さんにいえることは、会社に就職をする、という思いを捨て(就職するなとは言っていません)、どこでも通用するように自分をスキルアップするために残りの留学生活を送ってもらいたい、ということです。今留学をしているのが、A社、B業界に行きたいため、という理由であれば、その先についてもよく考えた方がいいかもしれません。私の場合、IT系製造業の会社派遣で留学に来ておりますが、卒業後は、勿論、会社に戻りますが、自分のゴールはその会社に戻って一生会社のために貢献することではありません。もし、そうゴールを設定していた場合、万一、山一證券やリーマン・ブラザーズのような状況になった場合、自分を市場に売り出していくことがすぐにはできません。また、そんな状況に陥った場合、自分自身何がやりたいのか、何ができるのかがすぐにでてこないかもしれません。

昔、会社に入りたての頃によく先輩に、自分より2つ上の階級の人を意識して、その人をまずは目標にしてごらんといわれていました。同期と競争するのも、1つ上の階級の先輩を意識して仕事をするのも決して間違ってはいませんが、成長する速度が違うようです。私もそれを意識してがむしゃらに頑張りました。今、私が思うには、2つ上の階級+外(市場/外部環境)の世界も意識する、ことも重要になってきたのではないでしょうか。終身雇用制度が(ほぼ)崩壊しつつある日本で働く以上、自分の価値を如何に高めていくか、どれだけ高まっているかを常に意識しながら日々努力することが大切だと思います。少しでも日本のGlobal力強化のため、頑張っていきたいですね!


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