2009年11月7日土曜日

Global MBA的:アメリカの失業率10%超を考える

11/7/2009(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

アメリカの失業率が1983年6月以来初の10%を超えたというニュースがでていましたね。日本企業で働いているからあまり影響はないし、興味もないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、日本企業や私達日本人にも大きく影響することだと思います。まず、アメリカ経済と日本経済を切り離すことはできませんからね。アメリカ経済が悪化すると日本も共倒れする傾向はあるのではないでしょうか。アジア共同体・・・など今アジアでの動きも活発になっていますが、まだまだアメリカに日本は依存していると思います。

「失業率が10%の節目を越えたことで消費者心理が悪化し、米経済への大きな重荷となる可能性が出てきた。(記事引用)」と記事中に書いてありましたが、米経済へ影響する=日本経済にもその影響は必ず伝わってきます。私が心配するのは、米経済を活発・刺激するのに、また、バイ・アメリカンだったり、ビジネスである規制をかけてしまって、日本企業のビジネス促進を抑止してしまいかねないということです。業務の委託も極力内製化する(ここではアメリカの中で雇用を発生させるという意味で使っています)方向になるでしょうし、アウトソーシングやビジネス連携も消極的になるのではないでしょうか。

一般社会での影響について私が思うのは、例えばアメリカに住む日本人コミュニティなどでしょうか。以前、ロサンゼルスに住んでいた頃は経済も潤っていた頃でしたから、日本人駐在員もたくさんいました。しかし、今は経済悪化に伴い、日本人駐在員の多くも撤退・帰国を余儀なくされ、それに関連する日本人向けビジネスにも大きく影響しています。特に顕著なのは、日本人学校かもしれません。以前聞いた話では、子女の数も激変しているとか。ロスにあるリトル東京もここまで変わってしまったか・・・と思うくらい店舗が減ってしまってちょっと寂しい感じがしましたね。(一方で華僑(中国人)コミュニティはどんどん広がっていっているんですが…)

話を元に戻しますが、「米国の失業率低下」は私には関係ないと思うのはちょっと短絡的過ぎかと思います。それがどういった影響を周りにもたらすかを考えて、それらが更にどういった影響をもたらすかを論理をもって考えてみると、必ずしも「私とは関係ない」ということにはならないかもしれません。

逆に様々なことが自分にも影響しているんだ、と思った方が物事に対する関心も高まるし、自発的な行動が期待できます。

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