2009年2月12日木曜日

英語にもあった回りくどい間接的な表現

2/11/09(Wed) Global MBA@Thunderbird (サンダーバード MBA)

今授業でコンサルティングの基礎を学んでいますが、この英字テキストに興味深い内容を見つけました。私を含む多くの方はアメリカ人(英語)は、常にハッキリと話し、ストレートであると思い込んでいたりしませんか?しかし、(これはビジネスでの話に限定されるのかもしれませんが)そんな英語の中にも、「言葉」と「実際の想い」が違っている表現もあることを知りました。


例:
■実際に思っていること:
I don't like it.
■相手に対して伝える言い方:
I don't understand it.

■実際に思っていること:
I don't want to do it.
■相手に対して伝える言い方:
Let's get more data.
or
I'll get back to you.
or
Let me talk it over with my staff.

■実際に思っていること:
I don't understand a word you are saying.
■相手に対して伝える言い方:
Nothing.

■実際に思っていること:
Do as I say, dammit.
■相手に対して伝える言い方:
Why don't you think it over and get back to me?

■実際に思っていること:
I wouldn't let your group even get close to my organization
■相手に対して伝える言い方:
We want to talk to some other people about alternative approaches to this problem and we'll let you know.

注意:全ての場合に通用するわけではありませんので!!

参考図書:(以下図書より引用)
Peter Block(著)
Flawless Consulting: A Guide to Getting Your Expertise Used
A Guide to Getting Your Expertise Used
ISBN 978-0-7879-4803-0


このような表現はアジアなどの文化が殆どだと思っていましたが、英語でも存在することがわかりちょっと驚きました。以前に渡米する前に仕事で海外とのやりとりをしていた際には、アメリカ人のパートナーが「君がいったことは本意か、それとも建前ですか?」と質問してきたことがあります。日本文化が如何に建前で、義理で物事を言うかというのがそのときによくわかりました。

独り言:
建前で話すのは最初だけではありません。国籍に問わず、そこに「信頼関係」が構築されない限り、本音ベースでの会話はなかなか表れないと思います。しっかりとした「信頼関係」を構築するにはそれなりの時間と労力がかかりますが、結果的に考えると、これが一番の近道になります。たとえ、自分が業務から離れて別のヒトが引き継ぐことになっても、勿論、そのパートナーと引継ぎ方の間に新しい「信頼関係」を構築していく必要はありますが、それ以前に私がしっかりとパートナーと「信頼関係」を構築ができていれば、最初の「信頼関係」の下積み部分は飛ばすことができます。このような建前や回りくどい表現を使ったり、使われなくて済むようになります。


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