2008年2月21日木曜日

Global Marketing Strategyのクラス

2/20/2008(Wed) MBA @ Thunderbird (サンダーバード)

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2nd Trimesterの前期は計4科目の授業を履修していますが、その1つがGlobal Marketing Strategyです。授業の前半はマーケティングの基礎(4Pとか)を学び、その後ケースをやる授業の進め方ですが、私は結構この授業を気に入っています。理系出身の同級生は会計やファイナンスの方が楽しく、この授業はちょっと辛い、という人もいますが、私は会社でマーケティングの経験もあったので、楽しんで勉強できている方だと思います。

他の今までの授業とちょっと違う点がグループによるケーススタディです。1st Trimesterに履修していたコースでは自分でチームメンバを選択することができました。ところがこの授業では教授がランダムにチームを決めていきます。やりやすい人で今までは作って良い結果をだす戦略をとっていたのですが、それが通用しません。実際にはこのマーケティングの授業のやり方の方がいいんですよね。好きなメンバと一緒にやれば進めやすいのは当然です。そうではなく、せっかくMBA留学にきているのだから、やりづらい人、趣味・文化の全く違う人、思考回路の違う人とやって良い結果を出すことの方が断然勉強になります。更にこの授業は4,5ケースをチームで考えるのですが、毎回チームのメンバを教授がシャッフルしますので、新しいメンバと問題解決、もしくは提案をしなくてはなりません。私も苦戦しながら今日で3回目のチームの提案を提出したところです。

小さい頃からLAに住んでいたこともあり、異文化対応能力には自信があったのですが、今まで議論した人種の中で、東南アジア地域の同級生とはまだ真剣にディベートができていません。考え方の違いから英語の発音の理解に苦しんでいます。一方東アジア、欧州、そして、北米地域のメンバとは問題無しです。こういったチームを組ませる理由を教授は次のように説明していました。「今後社会に出て行ったら変化し続ける組織で働くかもしれない。そんな組織では、タスクフォースを組み、様々な人種、国、文化を持つ人間と短期間で仕事を共にし、それが完了すれば次のタスクフォースが待っているだろう。この早い時代の変化に上手く対応していくには、組織やタスクフォースも同じように対応しなくてはならない。そのために準備として様々なメンバと短期的にチームを組んで取り組んでいくようにしている」

この授業ではマーケティング以外に、「チームワーク」「異文化コミュニケーション」が同時に学べていると私は思います。

シラバスからコース目的を抜粋:
「This course is designed to develop your analytical and decision making skills in international marketing strategy. Additionally, it will provide you with the opportunity to sharpen your written and oral communication skills. The course provides and applies a conceptual framework of marketing strategy and then develops the analytical skill set necessary for the process of marketing.」

独り言:
チームワークが円滑に進むように私は常に初めて一緒に組む人のプロフィールを読むようにしています。(Thunderbird大には「MTB」といった社内ネットワークがあります)出身、卒業校、勤務歴、その他情報が簡単に書かれてあります。この情報を元にまずはコミュニケーションを開始します。何も相手の情報がないと「Hi, how are you」の後、世間話で終わってしまいます。相手のことを理解していると、相手のことに触れることができます。よほどの人でない限り自分のことに関心のある人に対しては悪く思わないはずです。また、人間は不思議な生き物で、共通点があると、妙に親しみを感じてしまいます。会社で営業をしていたときからそうでしたが、(初めて会う人の場合)相手のことを事前に調べてから会話を始めると効果抜群です。但し、あまりに調べすぎて、ストーカー(?)というか、マニアックに思われるのだけは避けた方がいいですけどね。きっかけ作りには、相手のことをよく理解することは基本です。皆さんも是非取り組んでみてください。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めまして。私は理系科目でボストンに留学中です。
チームで一つのものを作り上げる際には、コミュニケーションが最も大切ですよね。互いの経歴を知ることが第一歩になるという記述にとても共感しました。

私も、チームで手術に臨むとき、初対面の医師や技師と組むときには、少しでも会話をして人柄を知るように心掛けています。どんなことも人間性から始まりますものね。

HERO さんのコメント...

梅子さん:

コメント有難うございます。「人間性」から始まるというのは私もその通りだと思います。よく初対面の場合、会った3秒から10秒くらいで第一印象(外見での判断が多い)が決まると言いますが、個人的には、外見は変えようがないので、最低限だらしない格好は避け、相手に失礼の無い格好をしていればOkだと思っていて、その後の「言動から見えてくる人間性」がとても大事だと思います。その人間性をより良く見せるには、相手との共通点を上手く(事前に)見つけることだと思っています。出身が同じ場所であったり、以前勤務していた会社の取引先であったり、趣味があったりと色々と共通点は模索すれば会話の中で見つかってくると思います。目の見えるものがない場合、intangibleの部分でも良いと私は思います。癖、話し方、行動からも読み取れることは色々とあると思います。まずは相手を理解しようとしているいう「心」をアピールすること、そして「共通の話題」を見つけることが重要だと思っています。

貴重なコメント有難うございます。また、お立ち寄り下さい。