2010年4月29日木曜日

Global MBA的: 企業のグローバル化の方法(その4)【発想の転換が必要】

4/29/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを 活かせ

私達日本人(おそらく大半の読者が日本人だと思いますが)の多くは日本で育ち、周りの環境も日本人が多かったかと思います。私のように帰国子女の場合は、海外育ちで異文化の中で育ってきているので、ちょっとまた環境が違いますが、一般的な日本の環境で育ってきた場合、考え方は、当然日本人の発想なんですよね。私もよく友人と会話していて(良くも悪くも)日本的考え方だなぁと思うことがあります。勿論、私が偉そうにそんなこと言えるような立場ではないことは重々承知しています。私も時折日本離れした発想をしますが、それは(良くも悪くも)日本的考え方から離れているので、少し浮いてしまう、、、場合もあると思います。

しかし、ここで申し上げたいのは、グローバルでビジネスをする際は、日本基点であってはならないことです。お客様視点で考えた場合、日本基点ではなく、頑張って、グローバル基点、もしくは、その国々の視点で考える必要がありますよね。それを勘違いして、「私はこう思う」と自分の土俵の中で一生懸命闘おうとしていて、空回りをしている人をよく見かけることがあります。基点はあくまで相手の基点で、視点であった方が良いと私は考えます。例えばどんなことがあるでしょうか?ここでは、一般的な特性について注目してみたいのですが、日本人は欧米人と比較すると、どちらかといえば、時間に厳しく、性格も真面目なところがあります。欧米人は、もう少しカジュアルでリラックスしていますね。そんな中、「納期厳守」と叫ぶ日本人に対して欧米人が心からついてくるかというと、それはきっとNOでしょうね。勿論、ビジネスですから、やってはくれるでしょうが、私達は相手の心を掴むことを意識しないと、十二分のパワーは引き出せません。モチベーションも引き出せません。他には、1言って9理解してくれる人種と全て言葉で説明しないといけない人もいます。自分の今までのやり方を押し通すのが従来までのやり方でしたが、相手の国の特性を知り、そして、相手の特性も知った上で、接することできっと最適な進め方が生まれてくるのではないでしょうか。いちいち、特性を調べるのは(最初の頃は)面倒だと思いますが、最初にそれだけ手間隙かけるからこそ、後からその効果はしっかりと表れてくると思います。

やみくもに相手に対して同じ対応をしていては、利口ではありませんよね。
是非、発想を変えて、相手基点で試してみてください。勿論、例外もあります。日本ブランドを徹底的に押し出そうという例えば外食産業がありますね。ガイアの夜明けでも、何社かがアジアに出店しているケースが紹介されていて、日本の味をそのまま再現するというのがありました。日本基点と思うでしょう。でも、これも相手の特性を理解した上で日本ブランドをそのまま前面に出しているんだと私は思います。日本=(食の)安全というイメージがあるから、できる限り日本で出されている食環境と同じようにしよう、日本の美味しい味を経験してもらいたい、という想いがあるのでしょうね。

是非皆様も、相手基点を常に意識してみてください

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Global MBA的: アイデアを創造し続けることがビジネスの勘を衰えさせない秘訣

4/29/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

久しぶりにThunderbird MBAの旧友とチャットしました。彼は韓国人で現在インドネシアに本社がある会社の中国支社で働いています。マジメだけれど、ユーモアのある、そして思いやりと熱意がある大の友人です。そんな彼とキャリアについてや、サンダーバードのMBAの話をしているとついつい授業のことや苦労した課題の話を思い浮かべました。そして、またあの時作ったプレゼンみたいなのを作ってみようかぁ?ということになり、Google Docを使って何かビジネスプランを作ってみることに・・・。やっぱり覚えたことを活かすには常に使い続ける必要があるんですよね。語学と同じです。会社を建てるとか、起業するとかといった大それた話ではなく、価値のあるビジネスプランを一緒に作り上げようということで合意しました。

ビジネスアイデアとなる要素は色々な所に転がっていると思います。後は、それを如何に見つけられるか、そして、それを説得力のあるプランに纏められるかだと思います。

私はどんな職場であろうと、どの企業にいようと、常に新しいことを創造して、より良いものを企画していきたいと思います。きっとこの友人と一緒にやる企画案作成のスキル(経験)もいつかどこかで役立つだろうという期待と、そして何よりもこの作ることによって得られる達成感が楽しみです。皆さんも職場とは別のところで、打ち込めることはありますか?スポーツでも、競馬でも、料理でも何でもいいと思います。無我夢中になれるものを1つは持っておくといいですよ。

楽しいチャットディスカッションでした。皆さんも何かグローバルに手がけたいことなどございましたら、是非私も企画フェーズに参加させてください。きっとお役に立ちますョ!

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2010年4月27日火曜日

Global MBA的: 自分のキャリア形成は自分で考えるしかない

4/27/2010(Tues) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

先日、仕事やキャリアに関する書籍を読んだのですが、当然のことではありますが、自分のキャリアは自分で計画するものと書いてありました。しかし、1つの会社に長くいるとそういったものが時折見えづらくなることがありますよね。そういった意味でも、例えば、毎年自分のキャリアを見直したり、外部の人たちとの交流が如何に重要か、そして、私も周りでも利用している人が結構いましたが、人材会社に無料登録しておいて、自分の市場価値を定期的に確認することで、そして、刺激を受けることで、自分自身のキャリア形成を忘れないようにするのだとか。

そんな話や本の内容を読んでいると、今の自分のキャリアについて真剣に考えてみるようになりました。入社時の夢に近い業務なのか?モチベーションはどうか?同僚や上司に恵まれているか?仕事環境はどうか?色々な観点から考え、人生一回限りの中で心底打ち込みたい仕事であるかどうかを考えてみます。そうすると、あれもやりたい、これもやりたいと色々と違うアイデアがでたりするわけですが、、、私はそう簡単に上手い話には飛びつきません。

でもね、ここでは、そういった「心」は常に持っておくと良いと思います。中にどっぷりと漬かってしまうと、いざ外に羽ばたこうとしたときに、羽ばたけません。外部とのコネクションは絶やしてはいけません。そして、常に色々とアンテナを張り巡らせ自分のキャリアについてはじっくりと考えるといいと思います。また、可能であればキャリアプランナーと相談したりして、計画的にご自分のキャリアを追及していかれることを心からお勧めします。納得しない気持ちで仕事をしている人があまりにも多すぎるような気がしますからねー。

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2010年4月25日日曜日

Global MBA的: 人命救助(普通救命講習)に行ってきました

4/25/2010(Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

今回は日本の経済/ビジネスを改善・助ける話ではなく、人命救助の話をします。

先週金曜は久しぶりに有給を使ってボランティアに行ってきました。いや、ボランティアというよりボランティアの一歩手前でしょうか。消防署でやっている「普通救命講習」の受講です。本当は3,4週間前に家内と一緒に行くはずだったのですが、仕事の都合で私だけドタキャンで、、、家内だけ一足先に講習を受けていたのです。会社を休んでまでそんなのを受けにいくのか・・・と思われるかもしれませんが、いや、、、実は私も最初はそういった想いも少しはあったのですが、実際に受講してみると、色々と知らないことも改めて分かってきました。昔大学生の頃に千葉で受けたことはあったのと、PADI(スキューバダイビング)の講習の時にも心肺蘇生法などの講習を受けていましたが、やはり、時間が経つと忘れてしまうものですね。しかも、今はAEDも新たに(一般市民でも)使えるようになりましたので、その使い方も理解したくて参加してみました。昔、学生に行った頃は、集まった人たちも5,6人だったと記憶していますが、今回、川崎にある消防署に集まったのは、29人。凄い人気ですよね。人気というと語弊があるので、、、皆さん、身内や周りに何かあったときにすぐに助けてあげようという意識が高いことに驚き、そして嬉しくもありました。

今回は初級で、3時間半のコース(無料)だったわけですが、心肺蘇生法(CPR)や人工呼吸から始まり、そして、AEDの説明や使い方を学びます。途中一人一人実技も入るのですが、最後に、実際の現場を人形で再現して皆でどうやって助けるかのロールプレイをしましました。最初の訓練では頭で理解していたのですが、最後のロールプレイでは理解はしているものの、中々率先して救助にいくことができなかったのが反省点でした。本当の現場ではそうならないように、、、いい教訓となりました。何かあったとき、周りをできる限り巻き込んで皆で助けるという姿勢がとても重要です。

皆さんにも是非一度「救命講習」を受講されることをお勧めします。上級もあるそうなので、私は次回それも受講する予定ですが、少なくとも、心肺蘇生法(CPR)・人工呼吸・AEDの使用方法の3つについては理解しておくと、いざ何かあったときに、パニックにならないで、冷静に対応できます。そういう人が一人でも多く、家族に、友人に、仲間に、会社にいることで、一人でも多くの犠牲者を防ぐことができるんですよね。

関連サイト:
総務省消防庁のページより:

応急 手当の基礎知識
応急 手当の基礎実技

政府広報オンラインのページより:
いざというときのために応急手当の知識と技術を身につけておきましょう
救命処置とAEDの操作方法

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2010年4月24日土曜日

Global MBA的: MBAプログラムの供給過剰を考える(MBAの価値が下がらないように)

4/24/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

先日、ちょっと気になる記事を目にしました。

東洋経済のHPに載っていた記事です。「国内MBAの光と影――不況で志願者が増えるが、質低下の懸念も」不況になると、MBAの出願率はグンと高まることは国内外でもよく知られていますが、今人気なのは「かつてのような企業派遣の留学が盛んなわけではない。熱い視線を浴びるのは、国内で働きながら平日の夜間と週末に大学院に通う「パートタイムMBA」だ。」らしいです。そんな中、今起きているのは、プログラムの供給過多のようです。増え続ける学生に対し、供給側もどんどん増えていて、供給側がいつしか志願者を越えてしまいました。ただでさえ、少子化の原因もあってか、大学・院の学生数が減ってきている中、ここまで供給側が頑張って増やすとどうなるのか・・・。其の内、定員割れを防ぐ為にも色々な策を使った学生を増やそうとしますよね。そうなるとどうなるか?一概にそうだとは決め付けられませんが、今までの合格基準を少し下げてでも、学生を受け入れる学校もでてくるかもしれません。そうしないと、レベルが高すぎて入れない志願者が沢山いるからです。しかし、それを続けていると少しずつMBA卒業生のレベル自体が下がってくる、ということにもつながりかねません。分かり易く、感覚的な説明をしますと、例えば、統計的にMBA生になる人は、ビジネスにおいて80点以上の成果(成績)を出していたとします。MBA取得後、そのレベルが平均的に90点以上になったとします。いい結果ですよね。でも、入学基準のレベルを下げてしまうと、これも例え話ですが、60点以上のビジネスマンを受け入れ、卒業後は、75点位まで引きあがったとします。これもいい結果ですよね。ただ、私の理解では、今までのMBA(ビジネススクール)というのは前者の例え話に近いんじゃないかなぁと思います。前者の想いで入学したにも関わらず、後者と同じであれば、MBAという価値が少しずつ下がってきてしまいます。誰でも取れてしまうというのでは、正直あまり意味がないと思います。それは、「経営学部」でもいいのではないでしょうかね。どうしても、「MBA」「MBA」というブランドだけが先行して先走ってしまい、イメージだけでなく、実際のレベルを下げてしまいかねないと思います。

実際には、2通りの想いを持ったMBA生やアプリカントがいると思います真剣にビジネスの課題について解決したい、更に経営を深く掘り下げたい、日本の経済を立ち直らせたい、企業再生に全力で打ち込みたい、、、というMBAを取得する、経営知識体型を理解することがどれだけ重要かを理解していて、その力を存分に活用したい人。そして、もう1つは(失礼な言い方ですが)深くは考えていないけれど、ブームだから、将来の就職/転職には有利だから、、、不況だから何となく、、、という考え方です。後者が間違っているとは言いません。人にはそれぞれ考え方がありますからね。ただ、私が感じるには、この後者の方が少しずつ増えてきていて、本当のMBAの価値が磨り減っているようなのです。

誤解してほしくないのは、私は国内のMBA生や卒業生のレベルが低いということは一切申し上げていませんし、今後も、皆さんのレベルが低いと申し上げているわけではありません。現に私の会社の中にも現在知っているだけで4,5名の仲間が国内のMBA生として勉強しています。皆超優秀です。決して彼らのレベルが低いとは想っていません。但し、供給過多になってしまうと、外的要因により、周りから、、メディアからはそう見えられてしまうこともありうる、ということです。

ただ競争社会、資本社会の中ではそれも実はあってもおかしくないと思います。グローバル規模MBA市場を見てみましょう。名門校を始め、聞いたことのない怪しいMBAもあります。ランキング、専門校、格付け、教授陣、スタイルによって様々な学校があります。私が通っていた米国にあるThunderbird School of Global Managementも総合ランキングでは決して上位に入るビジネススクールではありません。しかし、グローバルビジネスでの評価では連続してNo1の評価を得てきました。総合力ではなく、専門性での勝負をしているのです。そうやって、強みや専門性を活かしたビジネススクールがでてきたり、消えていったり、、、するわけです。そして、ビジネスと同じように弱いところは淘汰されていきます。努力して改善して、更に強くなるビジネススクールは生き残ります。日本国内でもそのような動きがあっても悪くはないかもしれませんね。是非、MBAの価値を下げることなく、逆に改善してより価値を進化させるようなMBAへとビジネススクールにはリードしてほしいものです。一方、MBA志願者や現役学生に対しては、是非個人のキャリアの為だけでなく、可能であればもう少しスケールの大きい未来の日本の成長や成功をもイメージして質の高い学習をしてほしいと切に願います。特にMBAを取得するくらいなので、自分のためだけでなく、会社を代表して、、、日本を代表して、、、というスケールで考えてほしいくらいですね。頑張って下さい!

参考情報:
MBAを中心とした求人市場の変化(AXIOM社サイトより)
http://www.axiom.co.jp/mba/careerdesign/cdn001_1.html 




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2010年4月21日水曜日

Global MBA的 お薦めの本: 人は0.5秒で選ばれる! 【その15】

4/21/2010(Wed) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

コミュニケーション能力開発を通じて、
人々に“豊かで充実した人生”を提供いたします!!


皆さんの第一印象っていかがですか?自分では「それほど悪くない」と思っていても周りからはそう思われていない場合が多いかもしれませんよ。そんな典型的な例がです。どう見ても人当たりいいし、第一印象はいいでしょ!って勝手な思い込みをしていましたが、(感謝していますが)カミさんに昔(今でもか・・・)駄目だしをされることがよくありました。自分の「いい」と周りの「いい」評価は全く違うんですね。それか自分の評価が過大評価だったのかもしれません。なので、自分の評価がいいからといって、第一印象が素晴らしいとは思い込まないことです。是非、一度、周りの方に聞いてみてください。

そんな私が本日お勧めするのは、やはり、これしかありませんよね!第一印象を良くする、、、といえば、重田みゆきさん以外私は思いつきません。以前、テレビで見て以来、やっている仕事が素晴らしいと感動してしまいました。私は、人のモチベーション(心)に作用するところや、顧客満足の部分に大変関心があるのですが、この「日本初インプレッショントレーナー」がされているお仕事もストライクゾーンに確実に入っていました。テレビで見てからブログHPでもチェックさせて頂き、図書館で本を予約したら、予約待ちが○○十人も。そして、ようやく私の番になって1日で読み上げてしまったのが今日です。その想いを是非皆さんとも共有したくて、早速ご紹介致します

どんなに仕事ができても、どんなに格好が良くても、結局第一印象が悪いだけで、色々な判断が下されることがあります。勿論、それを挽回することもできるかもしれませんが、全てのケースにおいてそうできるわけではないですよね。就職活動で、面接第一印象が悪かったら、その会社の面接で次に挽回する機会はないですよね。また、挽回することができたとしても、それには信頼関係をより一層強化する努力が必要だったりします。もし、、、、最初から第一印象を強化する努力をしていれば、変なレッテルを貼られたり、足きり/ふるいにかけられることなんかはないはずですよね。

私達は常に見られ色々な場面で評価/判断されています。そして其のときに最も最初に相手が感じるものは、視線から入ってくる第一印象ですよね。勿論、汚いシャツを着ないとか、シャワーに入るとかもありますが、これは基本中の基本です。そんな話は一切この本ではしていません。それはできていて当然の話だからです。その次のレベルの話をこの本ではします。笑顔の作り方から如何に印象力を向上するかを細かく教えてくれます。

第一印象あなたの損得を決めると聞けば、誰だって頑張っちゃいますよね!私もこれは重要だと思います。人間見かけだけでないといいますが、それは違うと思います。体型などを指摘するのは、相手の人権を傷つけたりとか、、、、批判的な話もありますが、それでも、やはり、外見や雰囲気で第一印象は決まってくるものがあります。勿論、外見だけでなく、発声方法、姿勢なども全て含まれます。私もこの本を読んでからあらためて姿勢をよくしようとか、笑顔の作り方を勉強し始めましたョ。

目次紹介

はじめに
・ 自分の印象は意外と知らない?!
印象とは、周りが決めるもの
・ 「中の下」と言われた私でも、国際線客室乗務員になれた理由
印象次第で損得が決まる
・ 人はあなたを0.5秒で判断している
・ 「とりあえず」はチャンスを逃す

1章 印象力を上げる4つのポイント
2章 印象力アップトレーニング・基礎編(0.5秒で選ばれる顔と体を手に入れる)
3章 印象力アップトレーニング・発展編(5メートル先にいても話したくなる人は何が 違うのか)
4章 意外と知らない、大人の魅せ方
おわりに 

是非一度、この本を読んでみてください。

タイトル:人は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方
著者:重田 みゆき
ISBN:978-4478006580


人 は0.5秒で選ばれる!―チャンスが20倍増える、印象力の磨き方

また、これに関するYouTube動画も発見しましたので、載せておきます。とても参考になると思いますョ。


えっ!1分で変身!
究極ダイエット!必見!

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2010年4月18日日曜日

Global MBA的: 企業のグローバル化の方法(その3)【理想の人材像】

4/18/2010(Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

前々回からTV TOKYOの村上龍さんのカンブリア宮殿という番組を見ています。前々回のカレーの壱番屋の特集も大変興味深かったですが、前回の理想の人材育成は更に釘付け状態でした。私の周り(社内外含め)ではここまで熱心に、そして会社の将来と人材育成をしっかりとリンクして考えて、実行している人たち/会社達はなかなか見られないと思います。今回の特集では、マクドナルドABCマートUNIQLOニトリユニチャーム、そしてNISSANがでてきましたが、それぞれ個性のある人材育成方法でしたね。共通するのは、旧来式のマニュアルを中心とした教育ではなく、マンツーマンであったり、熱い厳しい教育方法がポイントでした。しかも、教えることは教えるんですが、最終的には自主性を持った従業員・社員へ鍛え上げる、という所が狙いのようでしたね。勝ち組企業の教育方法は、十二分に学ぶ点があると感じました。

マクドナルドでは、DSを使ったユニークな研修方法が挙げられていましたね。まだ調理をしたこともない従業員がDSを使ってシミュレーションをしながら接客から調理について学ぶことができる。そして、必要に応じて振り返り(復習)も、DSを使ってできる。其の後に、店長を始め先輩従業員がしっかりとフォローしてくれる。教育の熱心さでは、かなり有名なマクドナルドが新しい手法を使って教育を更にパワーアップさせてきています。

ABCマートでは、(原則)1年上の先輩がトレイナーとなってマンツーマンで教えるというスタイルでした。トレイナー・トレイにー制度は各社あるかと思いますが、入社した社員の1つ上の先輩がトレイナーになるのは珍しいのではないでしょうか。社長曰く、入って1年くらいの従業員の方がどこで苦労したかなどがまだ鮮明に残っているので、身近な相談者にもなれる、と説明していたと思います。そして、コミュニケーションノート(という名前だったか定かではないですが)を使って、トレイナーとトレイニー間のコミュニケーションも強化していました。

UNIQLOでは、入社して最短で半年で店長になることもあるとか。従業員も多いところで、数十人抱える店長で年商も数億円規模だとか。ポイントは、サラリーマンの育成ではなく、自営業者の育成という感覚だそうです。サラリーマンの時代はもう終わりで、自営業者を育てるという感覚のようです。全体を見て、指示待ちではなく、自分で決断して、行動をとることが重要なんですね。

ニトリ新入社員研修もかなり厳しそうでしたね。勝ち組企業に入社したからなのか、若干、緊張が解けたような新入社員を待ち抱えていたのは、厳しい新入社員研修でした。社長も如何に自主的に彼らが行動をとるかが重要だとおっしゃってました。それは、どこの企業にも共通することですが、多くの企業が悩んでいるところでもありますよね。

私自身この「自主性」というのは大問題だと考えています。特に日本人にとって、これはビジネス上の最大の壁ではないでしょうか。アメリカや欧米諸国(よく例に挙がるのはスイス)などは、幼少の頃から自主性を高める教育が活発ですよね。一方、日本の教育は1+1は何か?2です。というような、質問に対して正確に答える、もしくは、迅速に答えるというような教育が中心だったと思います。「自主的に」といわれてもなかなかピンと来ない人が多いのではないでしょうか。頭では意味こそは理解できるのですが、身体ではなかなか理解できないのです。

実は、これもね、、、、前回まで2回にわたって書いてきた、「グローバル化」の大きな壁でもあると思います。日本の社会は、自主性があまりなく、チームで、、、団体で、、、協調性が、、、という文化で今に至っているので、自分が自ら何かを提案する、、、率先してやる、、、ということは、まだ多くの人が苦手とする分野です。もしくは、できたとしても、周りを一度見た上で発言する・行動をとるので、其の分スピードが遅まります。其の分、競争力も失速する、とういことになるわけです。

計画性のない教育であったり、何となくといった教育方針であったらむしろやらないほうがよほど会社の(予算の)ためです。その会社の将来の人材(財)を賭けた教育方針をしっかりと練り、従業員が自主的に努力できるような教育を目指すべきではないでしょうか。私からすると多くの企業は社員研修といいながら、それが一体どれだけの投資対効果(ROI)を生んでいるのか、、、というと、多くはあまり効果が見込めていないと思います。

もしも会社が「真のグローバル化」を狙っているのであれば、語学力は勿論のこと、異文化対応能力、外国人と実際に仕事をする能力、交渉能力などを磨いていく必要がありますよね。中途半端にTOIECの勉強をやりましょう、、という生半可な進め方では何十年経っても「真のグローバル化」に到達することはできないと思います。其の前に、韓国や中国など近隣国が先に「グローバル化」に近づくのは間違いありません。

経営者の皆様、人事の皆様、、、、御社にとって人材育成は経営戦略の中においてはどれくらいの位置づけにあるのでしょうか?製品力、サービス力、技術力の前に、、、やはり、それを作る、提供する、研究する従業員のレベルがどれだけ高いかが重要ではないでしょうか。そして、従業員が自主性をもって、高いモチベーションを掲げて仕事に取り組むこと、、、これこそが最も求められることなのではないでしょうか?







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2010年4月17日土曜日

Global MBA的: 企業のグローバル化の方法(その2)【どこを基点としてGlobalを考えるか?】

4/17/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

グローバル企業を目指すってどれだけ大変なのことなのでしょうか?日系企業の大半は単なる日本主導の国際(インターナショナル)企業に過ぎない中、真のグローバル企業を目指すってどんなことなのでしょうか?私が考えるには、日本で提供するサービスや商品、そしてサポートがどこの海外拠点であっても同じ品質で提供されることだと思います。本社がある日本だから凄い品質が維持できるのはナンセンスです。どこでも同じレベルが維持できることが真のグローバルの大きな特徴だと思います。それが実現できている企業は少ないと思います。

勿論、企業が持つリソースは戦略的に地域ごとに考えられ、例えばA地域は強くてもB地域は弱いかもしれません。具体的には、先進国に対して戦略的に攻めている企業は、発展途上国に対してはまだまだ改善の余地があると思います。もしくは、アジア地域は強化するが、北米地域はまだ踏み入れないなど、色々と考え方はあります。これは当然どこの企業にも有り得る事ですよね。最初から全拠点に100%のパワーでやる必要はないと思います。しかし、真のグローバル企業を目指すのであれば、段階的にでも構いませんが、同じ品質の商品、サービス、サポート力が求められるようになることは意識しておく必要があります

さて、「○○○しないといけない」というのは分かったけれど、限られた企業のリソース(人、モノ、金、情報)において、どうすれば、少しでもそのような均一な品質を提供・維持することができるのでしょうか?ズルイ言い方ですが、その答えは1つではありません。様々な方法から自社にあったやり方を見極める必要があると思います。この間書いたスローガンやブランド・プロミスも其の解決策の1つだと思います。明確なそして決められた方向性、メッセージをお客様や取引先にだけでなく、従業員(社内)にも徹底して伝えていき、浸透させていきます。全員が同じ考えの下、同じ方向に同じやり方で対応すればベストですが、それは地理的な問題、言語の問題、文化の問題もあって限界があると思います。但し、見ている限り多くの企業はまだまだ限界には到底たどりついていないようにも見えます。また、1つのメッセージを伝えても現地(ローカル)によっては、若干対応方法を(お客様に合わせて)変えていくことも求められるかもしれません。GLOCALIZEというキーワードも覚えておくといいですョ。

他にも日本主導で今後もずっと経営を考えていていいのか、という疑問もあります。勿論、親会社(本社)だからある程度の権限があるのは当然ですが、海外拠点側も積極的に経営責任であったり、発言権であったり、参画できるような環境を準備する必要があるかもしれません。それは単なる海外拠点の一社長という視点からだけではなく、彼らを結集したものが、グローバル企業の本当の意味でのトップマネジメント集団なのかもしれません。今の日本企業の大半は日本人で構成されていますよね。(失礼ですが)果たして彼らのどれくらいがグローバルについての理解をもっているでしょうか。どれだけの人たちがグローバルレベルでの闘い(競争)を行うために、自信もって全速力で外国人と対等に会話できるでしょうか?(語学力だけを求めているわけではありません。むしろ、語学力はなくても(あったほうがいいですが)がなくても良くて、それ以上に必要なグローバルレベルで経営手腕を発揮する力、が求められると思います。きっと多くの方が、日本のマーケットについてはよく理解されているので力を発揮できると思いますが、グローバルになると急に弱腰になってしまいます。でも、それでは、今後のグローバル化に太刀打ちできるのでしょうか?本当のグローバル化を目指すのであれば、その辺に対する理解力が重要ではないでしょうか。

そういった意味で他の海外グループのトップがその会社全体の経営にももう少し深く入り込んでみてもいいんじゃないかと思います。 日本発企業としてのカラーが少しずつ薄まっていく可能性もありますが、私は「真のグローバル化」を遂げるにはそれなりのトレードオフが必要だと思います。ある企業では、社内言語が完全に英語になったということも聞いています。日本企業ではSONYやTOYOTAは幾分グローバルに近くなっていますよね。複数の外国人もマネジメントに参加しています。グローバルの波に乗るには、企業のあり方も少しずつ変化していく必要があると思います。何も変わらないまま、「真のグローバル化」を手にいれることはできないと思います。

と、私は思いますが、皆さんはどのような思いを「グローバル化」にもたれていますか?


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Global MBA的: 国内ビジネススクールが開始(ビジネススクールに通う時分とは?)

4/17/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBA を活かせ

前にも書いたかもしれませんが、ここ最近、私の周りではビジネススクール(MBA)に通う人が多くなってきました。早稲田青学グロービスなど、会社に行きながらなので、国内が中心ですが、勉強志向が高い方ばかりです。その中でも、私の同僚が青学の夜間コースに通っていてちょうど今週から本番授業が始まったそうなのですが、話を聞いていると懐かしくてたまらなくなってきましたマーケティング、ファイナンス、戦略、、、1つ1つ話を聞いているとThunderbird Global MBAで学んだ授業のこと、教室のこと、仲間のこと、そして徹夜してグループワークなどをしたことを思い出します。苦しさと楽しさが入り混じっていましたが、今になっては、全て良き思い出です。

ビジネススクール(MBA)に通う人って様々な方がいらっしゃると思いますが、その同僚ともよく話すのですが、通うタイミングで最もお勧めなのは、それなりの業務経験がついてからだと思います。就職してから5年~10年の間が一番いいかなと思います。4大を卒業してそのままビジネススクール(MBA)コースを取る方もいらっしゃいますが、やはり、実務経験があった方が私は必ずいいと思います。WHY?ビジネススクール(MBA)で学ぶことは、色々な経営知識体系なので、それ自体は誰であっても問題なく理解できると思います。むしろ、若い学生あがりの方の方が記憶力が高いのでいいかもしれません。しかし、ビジネススクール(MBA)では、それと同時にビジネスにおける課題も考えなくてはなりません。解決すべき課題があるからこそ、ビジネススクール(MBA)があると私は思っています。勿論、これから会社を経営する人、起業する人、ファイナンスの仕事に転職する人などはビジネススクール(MBA)に求めるものは違ってくるかもしれませんが、そうはいっても、一般的には、ビジネスにおける課題を解決する、というのは大きなポイントだと思います。どうしてそういった問題が起きてしまうのか、どのような影響が考えられるかなどを色々な視点で考えていかなくてはなりませんが、ここで学生あがりの方と違うのは、机上の空論と経験ベースでの意見です。決して前者が駄目と言っているわけではありません。いろいろと勉強になるとは思いますョ。ただし、机上の空論であったり、実務経験がない方の場合、結局、頭では理解できても、身体でどこまで理解できるか・・・。理屈/ロジックまで納得するのに相当時間がかかってしまいます。実務経験があると、直感的に分かるものでも、ない人にとっては、相当時間がかかるかもしれません。また、今までの4大での授業と違い、ビジネススクール(MBA)では、、少なくとも、Thunderbird Global MBAや海外のビジネススクール(MBA)では、貢献がかなり重要視されます。今までの業務経験を皆と共有することで、皆も色々な勉強になるし、自分自身学ぶことにもなります。それもビジネススクール(MBA)と一般の4大(学士)や他の修士との大きな違いではないでしょうか。

と、長く書いてしまいましたが、、、ビジネススクール(MBA)では大変価値のある学習ができます。もし、皆さんも検討されているのであれば、最も効果的で且つ効率的な学習ができる上で書いたようなタイミングで受験・学習されることを個人的にはお勧めします。

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2010年4月15日木曜日

Global MBA的: お客様基点でビジネスを考えているか?(ガイアの夜明けのコンビニ特集より)

4/15/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

ガイアの夜明け ニッポンを救え(日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫―日経スペシャル)


前回のガイアの夜明けをご覧になった方いらっしゃいますか?AM/PMがファミリーマートに買収された話やLAWSONの新戦略などについて放映していましたね。コンビにも生き残りに必死で、ただ単に昔のように店舗数を増やせば良いという状況ではなくなってきたようですね。店舗数や規模が大きくなれば其の分仕入れコストも安く抑えられるというメリットもあって、フランチャイズ側にとっては嬉しいことではあります。しかし、私からしてみると、やみくもに店舗数を増やして、売上重視で進めているようにも見えて、お客様重視であるかがあまり感じられませんよね。また、企業の視点で見ると売上重視ではなく、利益重視の方がいいですよね。批判しているつもりはありません。

そもそもコンビニって誰のために何のためにあるのでしょうか?そういった原点に戻って考える必要があります。但し、複雑化してきたこの今、答えは1つだけではないでしょうね。昔は若い世代をターゲットとして狙っていたコンビニですが、高齢化社会に突入した今、高齢者を如何に囲い込むか、、、また、囲い込みという会社側の一方的な想いだけでなく、高齢者やその他のターゲット層が何を求めているのかもしっかりとリサーチする必要があります。

番組の特集で大変興味深かったのは、ある山奥にある集落に週2回、LAWSONと提携して移動販売車で商品を売りにくるオーナーがいたこと。山奥で町に出るには車で結構かかるそうで、、、この移動販売車が来てくれるようになって皆嬉しそうでした。高齢化だけでなく、ここでは過疎化も進んでおり、お店も殆どないようです。そういった(ニッチですが)ニーズを上手く汲み取り、答えていく、それこそが、コンビニに求められていることなのかもしれません。コンビニの正式名称は、convenience storeです。convenienceは「便利さ、利便性」という意味があります。如何にお客様にとって便利なお店になれるかがですよね。

移動販売車を考えると、メロンパン屋さんだったり、移動図書館などを思い浮かべますが、まさかコンビニがでてくるとは思いもしませんでした。

そのように考えると、色々と場所などが限定されるニーズですが、掘り出せばいろいろと見つかってくるかもしれません。例えば、秋葉原にあるLAOX(中国資本)が、中国観光客向けに中国人従業員も採用して、中国語対応ができるようになったこと(他の言語対応の従業員もいらっしゃいました)から考えると、例えば、六本木辺りでは、英語対応ができる従業員がいてもいいかもしれませんよね。高齢者向けに売れるものは、取りやすい所に置いておく、無線LAN対応(ん~、これは微妙かもですが、WiFi対応しているコンビニと知ればお客様も外出時に緊急でネットアクセスが必要になればここにこれますよね。マックと同じ考えだと思います。但し、コンビニはMiniStopにありょうな食べられる所はごく僅かなのでどこまで可能性があるか...)、地域に根ざして自治会との連携、、、他にももう少し時間をかければ色々とニーズは発掘することができると思います。あとはそれらを更に深堀りして、可能性があるか否かの見極めや投資対効果などの計算など、細かい作業はありますが、まずは、新しいアイデアをどんどん出していくことは重要だと思います。

原点に戻って、お客様のことをもう一度理解しなおしてみてください。そして、どれだけお客様が多様化しているかも肌で感じ取ることができるはずです。そうしたら、どのように対応すればそうしたお客様にご満足頂けるかを考えます。決して難しいことではないはずです。コンビニ業界に限らずお客様を商売する(大半の)ビジネスでも共通する部分でもありますので、是非、皆さんもお試し下さい。

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2010年4月12日月曜日

Global MBA的: 企業のスローガンやブランドプロミスについて

4/11/2010(Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

先日、SANYOが会社のスローガンとしてきたブランドビジョン「Think GAIA(シンク ガイア)」の使用を取りやめると発表した。昨年12月に株式公開買い付け(TOB)で親会社となったパナソニックが今年1月に示した「エレクトロニクスナンバーワンの環境革新企業」を、事業の方向 性として共有し、子会社化で強まるパナソニック色を象徴する決定と見える。一方、富士通は、お客様への約束として、新しいブランドプロミス「shaping tomorrow with you」を先日(4/1)制定・発表した。

まず、スローガンについてですが、wikipediaによると、「スローガン: slogan)とは、企業団体の 理念や、運動の目的を、簡潔に言い表した覚えやすい標語・ モットーのこと。」また、ブランドプロミスについて調べてみたところ、あるサイトには、「ブランドには企業として顧客に対してどんな価値を提供するのか、他社とは何が違うのかという約束(メッセージ)がこめられている必要がある。企業はブランドを通して消費者に提供する価値を約束し、その約束を実行することで企業と消費者の間に絆、即ち長期的な関係ができる。マーケティングの役割は「売れる」仕組みづくりから「売れ続ける」仕組みづくりへと変化してきた。長期的な信頼関係こそが「売れ続ける」仕組みの源泉である。(1)とありました。富士通のサイトでは、「ブランドプロミスとは、お客様へどのような価値を提供し、お客様へ何を約束するかを表現するものです。」とあります。

スローガンやブランドプロミスって、抽象的な表現なのでわかっているようでわかっていなかったりする方も多いのではないでしょうか。実際に、自分の会社にもスローガンやブランドプロミスがあるけど、あまり意識したことがないなぁという方もいらっしゃると思います。しかし、これらは意外と正しく理解されていませんが、かなり強力なパワーを発揮します。まずその企業がどういった活動をしていることがスローガンによって瞬時に分かります。また、企業がどのような価値を提供しているかということもブランドプロミスで瞬時に分かります。これらだけでこの企業がどういったことをやっているか、どういったことを我々(お客様)に対して提供してくれるのかが読み取れるわけです。逆にこれが明確になっていないと、何をやっている企業かが分からなくて、より明確なメッセージを発信している競合他社にお客様は流れていってしまったり、マーケットの中での信用力の問題にもなりかねません。

また、お客様向けだけではなく、実は社内も大きな恩恵を受けます。実はこうしたスローガンやブランド・プロミスを掲げることによって、会社の統一感がまずでてきます。1つの方向に皆で進んでいこうという想いが強くなればなるほど、国内のグループ会社だけでなく、海外のグループ会社にもその想いが伝わりグローバル規模で同じメッセージを共有して、お客様に対しても同じメッセージで同じ品質のものを提供することになるわけです。

お客様が望んでいるもの、求めているものは何でしょうか?当然、御社からの高い製品力やサービス力だと思いますが、それが御社のどこの本部/部門、国内グループ、海外グループであっても同等の高品質でそれらが提供されることですよね。品質にブレがあると信用はがた落ちです。それらを約束するのは、ブランド・プロミスです。

★落とし穴:
ここで1つ間違ってはいけないことがあります。スローガンやブランドプロミスを掲げることは重要です。但し、掲げるという行為だけではなく、社員全員が一丸となって、そのスローガンやブランドプロミス、、更には企業理念だったり、指針だったり色々とありますが、「信じること」が重要です。文章化したからといっても、社員のほんの一部の人だけが実行しているようであれば、本末転倒です。掲げるだけでなく、浸透させること、つまり、理解だけでなく、納得してもらって、彼ら(社員)にも、お客様に対してそのメッセージを全面的にプッシュしてもらうことが重要です。これは決して忘れないで下さい。企業からの「やってます!」というメッセージはあくまでも表向きに言っているものであって、それが、社員によってちゃんと「行動が伴っている」かどうかが最重要ポイントなんです!!それが実現できていなさそうな企業が沢山あるように感じるのは私だけでしょうかね。

(1)Marketing Excellenceより抜粋
#015 ブランドとは「約束を守る」こと
[加藤卓弥/2001.4.23]

http://www.marketingex.com/pdf/webmag/webmag15.pdf

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2010年4月11日日曜日

Global MBA的: フリーター増加は阻止したい(長期間で考えるとフリーターになると損する!?)

4/11/2010(Sun) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

スゴイ内定術

フリーターが増加しているというニュースが出ていましたが、とても気になる話ですね。今までにない超氷河期だからなかなか就職が決まらないのは分かりますが、フリーターはちょっと、、、と思ってしまいます。それはフリーターを否定しているわけではないんです。色々な意味でフリーターは社会に、そして何よりも本人に悪影響です。勿論、好きでフリーターになったわけではないはずなので、そこまで責めることはできませんが。

フリーターになるとどう悪影響がでるか?

・プロフェッショナルとしてなかなか育ちにくい
社員として雇用されれば(ないところもありますが)それなりの教育フレームワークキャリアステップフレームワークがあります。なかったとしても、仕事を少しずつ覚えていって、ステップアップはしていきますが、フリーターの場合、仕事自体が安定していないので、プロとしてのスキルがつかない傾向が高い

・職業が安定していないので低賃金状態が続く
アルバイトを続けている限り、生涯収入は圧倒的に低い。新入社員の初任給とアルバイトで稼げる金額はそれほどかわらないかもしれないが、1年目、2年目、5年目、10年目と経つごとに収入の額に開きがでてくるはずです。それを意識しないで、フリーターでも稼げると思うのは認識不足です。

・結婚が遅くなり、少子化にもつながる
上記が理由で収入が少ないから、大きく費用が発生する(安くも済ませられるが見栄もあるでしょう)出費が発生する結婚(式)があげられないため、結婚機が遅くなってしまい、少子化にもつながる

・少子化がもたらす影響
 その後少子化がもたらす影響として雇用不足、健康保険料の維持、年金の問題、教育機関の淘汰、などいろいろと想定できてしまいますね。

・目標がちゃんとあるか?
計画だててそれを実現するためにフリーターをしているのであれば、問題ないと思いますが、特に目標も無く、何となくフリーターをやっているのであれば、ちょっと残念です。勿体ないです。自分の人生設計をしっかりと考えれば、如何にフリーターが損をもたらすかは見えてくるんです。正社員が必ずしも「成功」だとは言いません。会社生活が窮屈だと感じる人もいるかもしれません。そんな人は自分で何かビジネスをするなり、独立して事務所を構えたり、フリーターでなく、なおかつ会社員生活でもない方法だってあるはずです。とにかくずっとフリーターでいるのはやめたほうがいいと思います。

きっと難しいのは、フリーター生活が長くになると、なった本人からしてみると、「別に辛くないし、苦しくもないよ」と自分の現状がどれだけ損しているかを認識できなくなってしまうということだと思います。いつしかフリーター生活こそが快適な生活方法だと感じるようになってくるかもしれません。それが長くなると、そこから脱出することは尚更厳しくなってきますし、そもそも脱出する必要さえも感じなくなってくるでしょうね。それだけは避けてほしいものです。

フリーター昨年平均8万人増 178万人…今春卒業の2割就職決まらず
4月10日15時39分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100410-00000071-san-bus_all
アルバイトなどで働くフリーターの数が、平成21年平均で前年比8万人増の178万人となり、6年ぶりに増加へ転じたことが、10日までに総務省の調査で 分かった。景気低迷で正社員への就職が難しかったことが原因で、若者の就職環境の厳しさがあらためて浮き彫りになった。(記事より抜粋)

厚生労働省などによると、就職を希望する今春卒業の高校生や大学生のうち、今年1月末時点で約2割は就職先が決まっていない。厚労省は「正社員を目指し ながら、当面はフリーターで生活費を稼ごうとする卒業生も多いとみられ、22年も増える可能性がある」としている。
(記事より抜粋)
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2010年4月10日土曜日

Global MBA的: 企業のグローバル化の方法(その1) 【逆駐在って??】

4/10/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

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私の後輩が来週から海外駐在します。今は既に違う部署の後輩だが、わざわざ挨拶までしにきてくれて、ちょっと嬉しかったです。私も折角MBAで学んできたことを活かすには、、、やはり海外駐在をして、現地でスキルを発揮する、ことがしたいと考えています。日本の環境下ではやはりMBAってまだまだ受け入れられない場合も多々あります。(特に伝統的な日本企業の場合はね)外資系企業であれば逆に大歓迎なのかもしれませんが…。時折、そういった会社はMBA卒大歓迎とかって書いてあるメールを見ることがあります。海外に行って活かしたいという想いがある一方で、会社をよりグローバルにするには、駐在員を派遣することだけが唯一の解かというと、そうではないと思います。特に日本に本社を置く日本企業の場合は、日本からのコントロールがまだまだ強いですよね。そういう企業の場合、むしろ日本にある本社をもっとグローバル化する必要があります。海外拠点に駐在員を派遣してガバナンス強化なぁんて考えている会社はちょっと考え方が古すぎると思います。(駐在員の存在を否定しているわけではありません。私は駐在員は必ず必要だと想っています)

グローバル化の視点で考えた場合、そして、特に本社機能が日本に集中している場合は、海外拠点の外人さんをもっと本社の中にブレンドする必要があります。そうすることで、会社の文化が少しずつグローバル化します。本社だからといって日本語で話していればいいわけではありません。本社からグローバルになっていかなくては何も変わりませんよね。

海外からの逆駐在を受け入れることによって、言葉だけでなく、考え方や仕事観まで大きく変わっていくと思います。言葉は顕著ですが、仕事観も興味深い点だと思います。日本のように勤勉で細かいのと違って、ある国はそこまで細かくやらなくても、最低限の要件を満たしていればそれでいいだろう、、という考えの国だってありますよね。そういった国の文化と一緒になって仕事をすることによって、見直されることが多々でてくると思います。その時に「ここは日本だから」なぁんていう理屈は通らなくなります

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グローバル化って、ビジネスの仕組みを変えることだと想っている経営者がたくさんいらっしゃるかもしれませんが、其の前に自社のビジネスに対する取り組み方であったり体制の方をまずはしっかりと見直す必要があると思います。海外の拠点数がそれなりにある会社を前提として申し上げますが、まず、トップ(役員や執行役)に一人でも外国人がいない場合は、口先だけのグローバルだと私は思います。 1人、2人だと、ちょっとはグローバルを強化しようとしているんだなぁと感じますが、まだまだですね。どこまでグローバルを真剣に考えているかはトップ次第だと思いませんか?

日本企業が今後存続するためには、日本だけで戦っているだけではきっと限界があります。それは皆さんもよくご存知でしょう。かといって、今のやり方でグローバルになろうと思っていたら、韓国だけでなく、中国やインドはもとより、BRICsに、、、そして、発展途上国にも追い抜かれてしまいます。抜本的な斬新的な改革を打ち出さないと本当の意味でのグローバル化は実現できませんよ。どうして、グローバルになりたいのか?どうやったら、日本にいる競合他社だけでなく、グローバルにはばたいた後、他国の競合他社に負けないような体制や差別化を図れるかまで真剣に考えて取り組んでいく必要があります。

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2010年4月9日金曜日

Global MBA的: 効率的に作業を進めるにはどうするか?

4/9/2010(Fri) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

最近、どうも仕事の効率が悪くなってきたような気がする。年度末が明けて早々なのに仕事が片付かない。どうしてなのか?答えはただ1つ。圧倒的に作業ボリュームが前より増えたからです。責任も増大でも、それを理由に仕事が進まないという言い訳だけはしたくないので、自分の効率の問題だと言い張っているが、なかなか、改善できないところがモドカシイ。プロジェクトが複数走りながら、突発的案件が複数追加され、事務・機械作業も継続して行うというマルチタスクなんですーーーって言っても、状況は違うにせよきっと周りも同じなのである。程度の差こそあれ、皆同等に複数のプロジェクト、作業、案件を抱えていることには変わりない。

だから、維持でも自分の中で効率改善をして、作業が追いつかないという状況を解決・克服したいと考えている毎日です。残業をすれば其の分作業はこなせるが、それもダラダラとやっていると思われたりすると(実態を理解してもらえているからそのように思う人はいないでしょうが)嫌なので、如何に定時時間内に作業をこなしていけるかを今模索中です。

言い方は良くないですが、でも、効率良く周りの人に色々と作業をふることも重要ですよね!!自分にしかできない作業を優先して、他の人にでも対応戴けることは、どんどんお願いしていきたい、と考えています。

他、ITツールを駆使して、できる限り時間の効率化も図ろうと考えていますが、やろうと思えば色々とでてきそうなので1つ1つ実践してみようと考えています。

皆さんは日頃からどのように時間・作業の効率化を図っていますか?是非教えてください。

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2010年4月8日木曜日

Global MBA的: Thunderbird Global MBAのCertificateのバリエーション

4/8/2010(Thurs) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

4月から会社の同僚が国内のMBA(夜間)で勉強しています。まだプレ授業が始まったばかりのようですが、私は彼から授業の内容を話しかけてくる前にこちらから授業について色々と聞いてしまいます。全て懐かしいことばかりだからです。ビジネススクールこそ違いますが、やることは大体似ていますし、想像つくので、あぁこれからこんなことやるんだろうなぁ、あんなところできっと苦労するだろうなぁと思い浮かべていると、いつしか、Thunderbird MBA留学のことが急に懐かしくなってきました。

久しぶりにThunderbird Global MBAのホームページを見てみると、こんなにMBAのプログラムがあったんだなぁとちょっと感心してしまいました。当校はビジネススクールの専門校のため、総合大学のように他の学部・学科がありません。メリット・デメリットなどそれぞれありましたが、私はアットホームな環境でネットワークもそれなりに強化できたと思っていてサンダーバードでMBAがとれて良かったと思っています。色々とバリエーションがあるようなので、興味ある方は一度1つずつご覧になってみてください。

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ダイエット:夏に向けたダイエット方法

2010年4月7日水曜日

Global MBA的: (大学生)就職志望希望ランキング(2010)

4/7/2010(Wed) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

リクルートより大学生の就職志望希望ランキング「就職ブランド調査2010」PDFファイル)が発表されましたね。旅行関連企業のJTBグループが総合1位となり、昨年18位だったオリエンタルランドが6位になり、バンダイが11位から8位になるなど、レジャー・エンタ テインメント関連企業がかなり頑張っているようです。例年の結果とちょっと違いますよねー。勿論、このPDFファイルにある一覧はあくまでもリクルートのアンケート結果であり、違う会社のアンケート結果では違う結果になっている場合も多々ありますので、一概にこれが唯一の学生が選ぶトップ企業というわけではありません。しかし、景気低迷の状況を物語って製造業の人気がいまいちですね。製造業は景気低迷の中でも状況が良くなるのが他の業界より遅いといわれています。IT業界は更に遅いですよね。ITへの投資は少しくらい遅らせることはできますからね。

今回のアンケート結果に私はちょっと驚かされています。こんな時期に旅行代理店や航空業界も結構厳しいような気がするのに、学生たちはどういった想いがあるのでしょうかね。

今回の就職ランキングを見てあなたはどのように思いますか?予想通りでしたか?

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Global MBA的: 長い会議を打ち切る方法とは?!

4/7/2010(Wed) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

私が所属する組織の会議は永遠と続くように長い。決してその原因を作る人を否定するつもりはないが、ビジネス上それはあまり好ましくないですよね。時間は有限であり、コストと捉えると無意味に長い会議をやるのはとても非生産的です。但し、話している張本人はそれには意味があると思っているケースがよく見られます。これはどこの組織であっても似たりよったりではないでしょうか。

このようなAさんにとっては意味のあるミーティングだと思っていても、何時間もダラダラと続く場合、あなただったらどうしますか?ちなみに私の同僚は少しずつイライラしてきて、物音を立て始めました(笑)これはある意味グッドアイデアでしたが、あまり音が伝わらないと意味がない(笑)のと、場合によっては、自分が悪者になってしまいますね。何もコメント(発言)しないと、その会議は更に続くので、発言しないのにも問題があります。

私の上司を見ていて「いただこぅ」といつも思うのは、タイミング良くその件はまた関係者同士で揉んでいいアイデアだしませんか?ってな感じで別の機会で、、、、と言って、その話を打ち切ろうとする。1回やっても駄目で、2,3回くらいやらないと効果がでない場合もありますが、概ねそれで上手くいく場合が多いんですよね。

是非、皆さんも長時間MTGを(無意識で)やる人にはこれを使ってみてください。きっと上手くいきますよ。

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2010年4月3日土曜日

Global MBA的: プロが狙うべきは一企業の利益だけでなく業界全体の改善!?

4/3/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

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トヨタのリコール問題が起きた時、若干対応が遅いなと思ったものの、抜本的なそして大規模な改善対策を出したことによって私は必ず巻き返すと信じていました。米国自動車業界や一部海外メディアではトヨタバッシングを続け、販売台数などが激減していましたが、その改善活動がようやく実ろうとしているようですね。

問題として起きてしまった事実を今になって変えることはできません。それはそれで必死に対応していかなくてはなりません。但し、其の問題を引きずらないで改善活動へどれだけ反映していくことができるかが鍵だと思います。その結果が、3月の米国新車販売で前年同月比40%増の約18万6000台を達成です。私が推測するには、米国自動車業界はこの巻き返しをある程度は想定していたかもしれません。トヨタがこのような大問題を起こしたからといって、今まで改善活動や品質活動にはかなり取り組んできてトヨタが、この大規模問題に対してより一層高いレベルで取り組み、改善活動を実施すれば必ず更に良いものができるし、サービスとして提供することができます。おそらく、そのレベルは米国自動車業界では実現できないのではないでしょうか。そういった恐れは業界だけでなく、政府内にもあったのではないでしょうかね。多くが今後の脅威と感じていたことでしょう。

また、おそらく多くの方が感じられていたかもしれませんが、今回のトヨタの問題は自動車業界全体のほんの一部であって品質問題はどこの会社でも抱えているものでしょう。今回はたまたまトヨタのが発覚しましたが、全面的にを出し切る姿勢を公に出したことは正解だったと思います。おそらく、この後に続いて(リコール問題等が)でてくる自動車メーカーは苦しい思いを迫られると私はにらんでいます。その理由は、トヨタより改善活動においてレベルが高い自動車メーカーはそれほどいないと思うからです。

だからといって、皆さんには今回のトヨタの回復を「万歳」と喜んで終わり、にしないでもらいたいです。トヨタだけが復活して伸びれば良いわけではありません。やはり、トヨタだけでなく、他の自動車メーカーも率先して膿を出し切って、問題点を全面的に解決していけるよう取り組み方を改善するべきだと思います。トヨタのように「改善活動」に注力するパワーを高める必要があると思います。そうすることで、より自動車事故も減りますし、私達消費者がより安全な生活を送ることができるわけです。業界全体が今回の件でいい意味で影響を受けることを私は期待しています。

まとめ:
ビジネスをされている皆さんにも是非それを意識してもらいたいです。自社だけの利益を優先するだけでは駄目ですよ。業界全体を考え、可能であればリーダーシップをとって先導する勢いも必要だと思います。業界に刺激を与え、活性化させ、改善活動にまで取り組めるようにするには相当なパワーが必要ですが、やはりそこまで努力したいものですね。

今回のトヨタの問題の件をあなたはどこまで視点を広げて考えてみましたか?まだ遅くありません。今後の業界への影響やトヨタの改善について幅広い観点で考えてみてください。

トヨタ、3月米新車販売41%増 顧客目線の品質改善策で反撃
Yahoo News記事
4月3日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

参考図書:

2010/03/26


2010/03/19


2009/03/18


2009/03/18



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Global MBA的: 誰の、何のために仕事しているのか?誰の、何の視点/観点で仕事しているのか?

4/3/2010(Sat) Global MBA@ThunderbirdMBAを活かせ

先日私が委員会メンバーを勤めているあるPM団体でのミーティングで話がでたのですが、在日外国人でPMに興味のある方、もしくはPMを専門的に業務でされている方がいるにも関わらず、当PM団体への参加がなかなかないそうです。それはどうしたなのかを議論したわけですが、まぁ色々と意見はありましたが、その中でも私が前々から感じていた問題で日本全体に共通して言えることですが、物事の大半が日本人を基準に、日本人の視点で考えられていることです。人口の殆どが日本人だからある程度は致し方ないものもあります。アメリカのように人種が多岐に渡って混じっているわけではありませんからね。しかし、それでも、在日外国人での視点は統計上だからなのか、殆ど考慮されていないことは「グローバル化」を目指そうとしている国としては問題ですよね。政府が、観光業強化を以前に発表しましたが、それに伴ってどれだけの整備・努力がなされてきたでしょうか?そして、それを評価するのはやっぱり日本人になってしまうのでしょうけど、それも問題ですよね?誰の為、誰の視点でやるかによって、評価する人もそれ相応に考えるべきです。

PM団体の話に戻りますが、結局、まずは皆さんの声を聞いてみようということになり、相手の目線でニーズや今感じていることを調査することになりました。もしかすると、私達と全く違う観点で考えていらっしゃることもありえますからね。

ちなみに今私が委員のメンバーを務めている団体には外国人も入っているので、より外国人視点での意見交換が活発にできているので、あらゆる「グローバル」を推し進めるにとっても大変良い勉強になります。

PM団体だとか観光業の話とかを例として出しましたが、要は、誰のためにやっているか、誰の視点/観点でそれは考えられているかを常に意識することってとっても大事だ、ということです。どんなに満足いく仕事ができてもそれが相手が求めているものであれば、自己満足に過ぎませんし、全く無駄な作業になってしまいます。個人であれば「自己満足はどうぞ」といえますが、企業の場合、リソースは有限ですから、そうそう無駄な投資はできないですよね?是非皆さんも常に「誰のためにやっているのか?」「誰の、どの視点/観点で考えていけばいいのか?」を自問自答して、明確にした上で進めていってください。更に、定期的に自問自答することもお勧めします忙しくなって仕事に夢中になると、その仕事(作業)に没頭して、作業をやることが仕事だと勘違いすることがあります。勿論、作業は仕事の一部ですが、でも、そもそも、誰のため、何のために仕事をしているのかをしっかりと意識した上で作業を進めることが基本中の基本ですよ。

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