3/01/08(Sat) Global MBA @ Thunderbird (サンダーバード MBA)
昨年末、同級生(台湾人)の自宅に自宅に私(妻含む)と日本人同級生夫婦、他が招待され、台湾料理をご馳走になりました。いつかそのお返しをしてあげようと日本人同級生を言っていてようやく実行することに。今週末やらなくては、来週末から期末試験が開始し、後期に彼と奥さんはチェコにあるプラハ(首都)に大学のプログラムの一環で行ってしまうので、当分会えません。
勿論、他MBA校にも同様のプログラムはあるでしょうが、当校MBAの
ABROAD EXPERIENCE(グローバルを体験できる1つです)プログラムについて簡単に説明します。まず大きく3つにわけられます。「Study Abroad」「Exchange Programs」「Winterim/Summerim」で、詳細は
ここを見てみて下さい。更に詳しく聞きたい方は
私宛にお問い合わせ下さい。答えられる範囲でお答えします。
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Study Abroad: 2nd Trimester(秋入学であれば翌年の1月からですね)を使って前期はメキシコで、後期はチェコに行って勉強してきます。次で説明するいわゆるExchange Programと違うのは、私が知る限りこれはThunderbirdの授業であり、他校の授業ではありません。学ぶ内容もGlendale, Arizonaと基本的には同じコースを学びます。地理的にメキシコ/チェコになったとお考え下さい。前期はメキシコ、後期はチェコとなっていて、両方に行く人もいれば、片方のみに参加する人もいます。人数に限りがあるので、必ずしも皆が参加できるわけではなさそうです。
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Exchange Programs: これは通常の交換留学ですね。現在、外向けサイトでも公開されていますが、
以下の大学院とパートナーシップ契約を結んでいるようです:
- Bond University, Gold Coast, Australia
- COPPEAD, Rio de Janiero, Brazil
- EM Lyon, Lyon, France
- ESADE, Barcelona, Spain
- ESSEC Business School, Paris, France
- European Business School (EBS), Oestrich-Winkel, Germany
- Fudan University, Shanghei, China
- The HEC School of Management, Paris, France
- Helsinki School of Economics, Helsinki, Finland
- Indian Institute of Management, Bangalore, India
- Indian School of Business, Hyderabad, India
- Instituto Centroamericano de Administraciòn de Empresas (INCAE), Costa Rica
- Instituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey (ITESM), Mexico
- Soochow University, Taipei, Taiwan
- Tsinghua School of Economics & Management, Beijing, China
- Unversidad Adolfo Ibanez, Santiago, Chile
- University of Mannheim, Mannheim, Germany
- Yonsei University, Seoul, South Korea
この交換留学ができるのは確か3rd Trimesterだったと思います。1st & 2nd Trimesterではコア授業があるので、交換留学には残念ながら行くことはできません。(多分他MBA校も同じでしょう)
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Winterim/Summerim: これは私が(まだ記事かけていませんが)この冬に行ってきたGlobal Brand Managementの冬季特別授業のことを指しています。Global Brand Management以外にも10個弱ですが他のコースがあったと記憶しています。(例:
NYのウォールストリートで金融について学ぶファイナンスの特別授業、コスタリカでの特別授業、南アフリカでの特別授業、スウェーデンでの特別授業、またGlendale, Arizonaでも幾つかあります)この授業は卒業までに必ず取得しないといけない単位となっています。
グローバルに展開しているこのプログラムを全て履修することもできます。家族がいる場合、全て履修することは難しいかもしれませんが、機会があれば全部挑戦してみるといいかもしれません。他地域で勉強しているMBA生の考え方や現地について学ぶことができます。やはり現地に行って学ぶのと、リモートで勉強するのとでは、格段に吸収できるものが違ってくると思います。
台湾人の同級生の話に戻ります。
昨日夜、日本人同級生宅で以前招待して下さったお礼と、そして友人の奥さん(ソフィー)のサプライズ誕生日
(ちょっと過ぎてしまっていたが)パーティを兼ねて招待しました。前回のカレーパーティのときもそうでしたが、奥様方、ご苦労様です。
(二人とも)大変喜んでくれていましたね!
(写真はソフィーへ作った誕生日ケーキとソフィーが作ってきてくれたBrown Sugarで作ったもちもちとした蒸しパンのようなお菓子のようなケーキでした)

食後は、奥様方はいつの間にかlanguage exchange状態でお互いの言語について勉強し合っていました。我々(旦那)は、授業について、就職について、景気について(ちょっと真剣に)話したり、残りの学生生活をどうやって有意義に送るかを話したりしている内にアッという間に遅い時間に。また、是非こうした集まりはしたいと思います。
独り言:
ThunderbirdにMBA留学して(残念だけれど)わかってきたことは、日本への期待と言いますか、注目度は少しずつ下がってきていることです。日本の中にいるとこういったことはなかなか感じられません。日本のグローバル競争力は下がる一方、学生の能力も下がる一方、景気も完全に回復したわけでもなく先行きは不透明という状況が続いている中、マーケットは他の地域を注目しています。シンガポールを始め、皆さんご存知の現在超急成長中の中国とインド(併せてChindiaと呼ぶ場合もあるそうです)。中国とインドのスケールメリットに日本がかなうことはありませんが、それでも、日本のグローバル競争力が下がりつつあるのは大変悔しいことです。シンガポールのように強い政府の影響力が日本はないから良くないのか?それとも技術力で誇っていた技術がなくなりつつあるのか?文化が少しずつかわってきたのか?色々なファクターがあると思いますが、それをどうやって解決していくか、改善していくかを企業も含めて意識していく必要があると思います。戦後の日本は(私はまだ生まれていませんが)がむしゃらに頑張って急成長したときがあります。そんなスピリットは消えつつあるのでしょうか?そういった強いスピリットが日本をグローバル競争力のトップに押し上げたと思っていますが、私達の世代でも、このスピリットは継続して絶やしてはなりません。次世代につなげていく必要があります。授業で学んだNationalism(愛国主義)ではありませんが、日本人である以上日本をよくしていきたいという思いは強くあります。特に海外に来てから日本が外からどう見られているのか、どう評価されているのかが分かってきます。
私達一人ひとりが、そして、企業が、政府が意識していく必要がある大きな課題ではありますが、私達MBA留学生が日本をより良くしていくにはどういったことができるんでしょうかね?(ちょっと堅い話になってしまいました。ゴメンナサイ)