第三回目のお薦めの本は、「Coaching」でもなく「メンター」でもなく、「ファシリテーション」でもなく、「教え方」についてです。残念ながら今の私が所属している(会社の)部署では、後輩はおりませんが(私が一番歳も入室した時期も若い)、前の部署だったら今頃は後輩や部下もいて教えているのになぁと思ったりします。それでも相手に教えるというのは、後輩にだけではありません。相手が同僚であろうと先輩であろうと上司であろうと「知識」のない人に対して教えることにはかわりありません。
本の中にある「誰もが陥る5つの大誤解」にある教えること=プレゼンテーションではない、というところなどは私自身(真面目に)誤解していたなぁと感じることがあり、大変勉強になりました。パワーポイント(PPT)を通じて教える場面でより簡潔に纏めることがPPTの大原則であることは知っていたのですが、相手に教えるということを目標とする場合は、ちょっと話が違うようです。
前置きはこれまでにして、是非特に後輩や部下などに教えていかないといけない、もしくは既に教えているけれどなかなか仕事を覚えてくれなかったり、成長が遅いと感じる方には必見の図書です:
タイトル:「頭のいい「教え方」すごいコツ!」仕事の成果が10倍変わる
著者:開米 瑞浩
ISBN: 978-4-413-03717-4
皆さんは部下や後輩に対してどのように教えていますか?OJTなどはどのようにされているのでしょうか?教えたことがまだあまりない方は、上司や先輩に教えられていた姿を想像してみてください。あなたはどのように教えてもらったり、指示を受けていますか?普段の教え方・教えられ方を思い出しながらこの本を読んでみるとより効果的かと思います。
ポイント:
- 指示の中にも「方法指示」と「発動指示」があることを正しく理解する
- PDCAの「計画立案」(つまりPの部分)がしっかりできていない場合が多い
- 方法指示を減らすための「知識」の伝授が重要(①いちいち方法指示をしなくても動ける社員を育てるためには、PDCAの習慣づけが必要)(②PDCAのPにたどりつくまでに、前提知識の壁がある)(③前提知識の壁を越えるためにはしっかりした知識教育が必要)
- 知識と思考力のバランスが重要(考えさせることによって覚えていく)
会社だけでなく、学校でもご家庭でも使える内容だと私は思いますよ。子育てに悩んでいらっしゃるお母様にも必見です。今までコーチングやファシリテーションの本などは読んできましたが、「教え方」についての本は初めてです。即使える相手がいませんが、将来のためのいいトレーニング(読書)だったと思います。
是非、皆様にもお薦めしたい一冊ですね。(最寄りの図書館でも借りられるはずですよ)
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