今日ご紹介する図書は「クラウドコンピューティング」に関する図書です。サービスとしては既に私達がよく知るGoogle、Amazon、MSなど大手企業が提供していましたが、「クラウド」というキーワードが注目され始めたのは昨年後半位からではないでしょうか。元々はここにたどりつく概念だということはIT業界にいる方であれば簡単に分かることだったのですが、クラウドコンピューティングがここまで注目を浴びるようになったのは、ネットワーク回線の安定化、コストダウン、そしてスピードの向上でしょう。
そもそも、クラウドコンピューティングって何なのか?まずここから説明したほうがいいですよね。IT情報マネジメント用語辞典によると「インターネット上にグローバルに拡散したコンピューティングリソースを使って、ユーザーに情報サービスやアプリケーションサービスを提供するという、コン ピュータ構成・利用に関するコンセプトのこと」だそうです。
今回私が読んだ図書は、この「クラウドコンピューティング」の入門書です。ちょっと内容としては、入門書の入門書だった為、今まで耳にしたことがないという人向けだと思ってください。それほど分かり易く基本を説明しています。
簡単に章立てをご説明いたしますと、
- 「クラウドコンピューティング」とは何か
- Googleで体験できるクラウドサービス
- Windows AzureとMSのクラウド戦略
- アップル、ソニーと海外Webサービスのアプローチ
- セールスフォースとVMウェアの企業向けクラウド「
- クラウド時代のセキュリティと今後の展望
図書はコンパクトサイズで軽くて持ち運びにも便利です。1日で読みきれる難易度とペース数だと思いますよ。自社の「クラウドコンピューティング」について考える、という人であればこの図書のレベルですと少しレベルが低いと考えるかもしれませんが、まずは基本を理解する、という意味ではとても参考になると思います。(新しい本を買うというよりは、最寄の図書館で借りるか古本を購入というレベルでもいいかもしれません)
タイトル:できるポケット+ クラウドコンピューティング入門
著者:小林祐一郎&できるシリーズ編集部
ISBN:978-4-8443-2675-5
できるポケット+ クラウドコンピューティング入門
Blog: http://tojodojo.blogspot.com
ML: http://www.mag2.com/m/0000277695.html
LinkedIn: http://www.linkedin.com/in/tojodojo