
そうはいっても、他に何ができるのかと色々と考えた上での判断なのかもしれませんね。でも、本当にそうでしょうか?今の不景気ではコンサルタントを雇うほどの予算が無いかもしれませんが、ご自分で本屋さんにでもいって、色々と調べてみてください。販売価格をいきなり下げるのではなく、社内のコストはどこまで徹底的に無駄を無くすことができていますか?人件費をいきなりきるのもあまりお勧めしません。こんな時こそ一致団結して頑張る必要があります。私は企業にはある意味社会貢献という責務もあると思っています。簡単に(いや、苦渋の決断なんでしょうが)人を切ってはなりません。それを決行するくらいならば、そのリストラ対象者を集めて、解雇をする前に彼らにコスト削減について議論してもらって、社内の無駄を洗いざらい挙げてもらってください。現場の方が一番分かっているはずです。他にも、取引先の見直しも重要ですよね。今までの付き合いも重要ですが、コストカットできる部分はできる限りします。そうしないと、自分の会社が生き残ることができないわけですからね。
コストを徹底的に、網羅的にカットできた後に、初めて値引きをやってもいいかもしれません。その頃には、徹底的にコスト削減できているわけですから、今まで以上には、利益がでるかもしれません。但し、これは、特定の人や部門がやるのではなく、全社が同じ思いでやらないと上手くいきません。トップ主導で、皆に(命令ではなく)協力してもらうよう働きかけることが重要です。皆をモチベートさせることはトップの役目でもあります。命令されて渋々動くより、能動的に積極的に会社のために動いてくれるのを比較すると、結果は一目瞭然ですよね?!

価格競争に陥らないように十分に注意してください。デフレだからその内価格競争に突入してしまう、という一般論に惑わされてはいけません。それは、努力さえすれば回避することができると私は考えています。価格競争以外の付加価値が提供できれば、価格競争を意識することすら必要なくなります。
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