
そんな普段すぐ周りにいないような人材と一緒にチームを組んだ際に最初にやるべき最も基本的且つ重要なことをご紹介します。それは「自己紹介」ですが、、、普通の「自己紹介」ではありません。「私は○○○です。どこどこの部の人間です。宜しくお願いします」では勿論いけません。チームを組んだからには、そのチームに貢献しなくてはなりません。何かしら貢献できることはあると思います。どんなことでもいいと思います。
(授業で教わったばかりですが)自己紹介の際に、自分が持っているアセット(資産)を皆と共有します。ここでいうアセットは能力・ツテ/コネ・知識/知恵などを中心に指しています。
自己紹介時に、このプロジェクトに何が貢献できるか、何が自分の強みか、弱みかを明確に伝えます。この議論を最初にしておくことで、プロジェクトを成功に導くためのプロジェクトメンバーの最適な役割分担を実現することができます。
本日も2回のプロジェクトキックオフミーティングがあり、同じようにメンバーのアセットの紹介/共有をしました。今までは皆を知るのに時間がかかりましたが、初回からこのように自分のことをさらけ出すことで、いろいろと見えてくるものがあります。1年生の頃のキックオフミーティングの頃を思い返すと、皆やりたいことを色々と発言して、誰がリーダーをやるやらないの議論が多かったと思います。会社では上下関係(入社年度)や業務経験によって左右されることもあるかもしれません。声が大きい人が有利となる場合もあるかもしれません。
しかし、このように最初にアセットの紹介/共有することで、私は次のことがハッキリと見えてきましたし、それを皆とも共有しました。
- 個々のスキルの確認(スキル・アセット分析)
- プロジェクトを最適に成功させるための役割分担が明確にイメージできる(最適化/プロジェクト成功分析)
- 強み弱みを補完し合える関係/シナリオを頭で描くことができる(シナリオ分析)
- プロジェクトチーム全体で足りないものが明確になる(他からのアセットを早急に探せる)(人的資産の分析)
- 早い段階でお互いを知ることで早期に信頼関係を構築しやすくし、成功を少しでも近づける(タイムマネジメント)
- プロジェクト要員が問題に直面しそうな場面が想像できてくる(リスク分析)
- 個々の強みを最大限に活かし、弱みも同時に学んでいけるような環境が作れる(人的資産の最大活用並びに継続的トレーニング)
会話をしていて、「あ~、彼はこの辺でちょっとプロジェクトの壁となりうるかもしれない」というのが自然と見えてくるようになります。勿論、疑ったかかることは好ましくありませんが、疑っているという「観点」で見るのではなく、問題を未然に防ぐ、また、万一発生した場合は最小限に抑える、という「観点」で見ると良いとおもいます。
さて、これをやるのはリーダーの仕事か?Yes & Noだと思います。一般的にはYesかもしれませんが、私の中では、リーダーはプロジェクトを速いスピードでどんどん引っ張ってくれる人を指します。(リーダーの定義も様々です!!)リーダーとは別にプロマネをやるような人を作るといいかもしれません。今日のキックオフミーティングでも同じことを言いましたが、「私はリーダーをやりたい、とは言いません。必要であればやりますが・・・。それよりは、プロジェクトを成功に導くために、軌道から外れないように、スコープ外にならないように、そして、最小限のインプットで最大限のアウトプットをだせるように後ろからチェックし、推し進めるような立場でいたい」と。
プロジェクトのキックオフミーティングの際の参考にしてみてください。
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